レンジローバーの修理ですが、先週はあまりに時間が無かったので、ぞんざいな内容のブログばかりでしたが、今回はその解説
レンジローバースポーツのフロントバンパーは引き取り当時、なんとアジア(中国が拠点)、本国イギリスにも在庫がなく、どうにも困った状態でした。でもメーカーはすばらしいもので、ディーラーのPCに逐一、いつどうなると言う情報を開示します。で、8月に預かったにも関わらず、バンパーが来たのが9/13。これは割りと早い段階からLR川越から打診されていました。

僕らが普段、利用している部品卸売り業、いわゆる部品屋ではまかり間違えてもそんな情報くれません。彼らも忙しいのでかまってられないのです。
ところで、色が塗られてあるバンパーなど国内では当たりまえでも、世界的に見れば滅多にないもので、今回も塗装前提なのですが、塗装する部分と黒い素地の部分と最初から組んだ状態でやってきます
まあ、国産車でもいわゆる塗り分けバンパーは古くなると存在するのですが、レンジのようにデザイン優先の超高級車になると、マスキングが超人的に難しくなります。
ちなみにグレーなのはプライマーで塗られています。一般的にPPやABSなどのプラスチックの素材そのものに完全な密着を、等しくどこのボディショップでも保証するのは難しく、プライマー仕上げで入荷することが多いです。このプライマーはシリコンリムーバーでは解けず、プラスチッククリーナーなどのモノマー系には解けるようです

そして、塗料の乾燥の際に熱でひん曲がってしまい、取り付けが少々厄介だったりしてね
まあ、ライナーを外して、ジャッキで鼻先をちょいと持ち上げればかなり楽になります。

でも、輸入車らしさはこんなところにあります。
フロントフェンダー下部のいわゆるスプラッシュガード

裏から見た写真ですが、上側はクリップでぱっちんと押し込むだけ

ところが中に1本プラスビスが入ります。


真正面からだと手首を180度曲げてビスを入れるのですが、ゴムの実を食べたことがないのでできません。ミクロマンなら壊れてしまいます。

あまりに狭いところにビスがあります。なんともおバカなところにビスがあるのです。

極端に背の短い+ビスの平たいラチェットが必要になります。
画像の中では↓のSEKの商品を使っています。これが安い上に丈夫で今日のヒット工具なのです

この手の商品と言えば日本が誇るラチェット専売メーカー(今は違うようですが)コーケンの商品が大昔からベストセラーで、これはこれで優れていますしずいぶん助けられましたが、SEKの商品はさらに低く使いやすいです。

是非、お道具箱にひとつ入れておいてみてはいかがかと思いますよ
さらに話題が変わって、先日飯能のとあるラーメン屋さんに行きました。
百裂拳です。
いや百列軒です。
店主の方は狙っているのかすごく聞きたかったのですが、聞けずじまいでした

この佇まいで

あの

あたたたたた~は、やっぱり考えられないワケでありまして
ラーメンはこってり系でなかなか美味しい。また一度出かけてみよう。

今日は時間があったので、日ノ出町のつるつる温泉に行って来ました。

オフロの中で、いくらブログ用だからと言って写真を撮ってしまうと、手が後ろに回ってしまうのでありませんが

山間のひなびた雰囲気ですばらしいところです。

さて明日から再び忙しくなります。