ラチェットにこだわり?
自動車修理に限らず、整備の工具の花形と言うか、最も重要な工具になるラチェットハンドル
僕が整備士になる前、まだ音楽をやっていた頃に偶然、1本だけラチェットハンドルをたまたまもらって、その後、整備と鈑金屋の道を目指す一つのきっかけになりました
それはコーケンの物でした。
当時コーケンはソケットとラチェットオンリーの特殊な工具メーカーで、その後の僕は、この長く携わる整備の仕事では、コーケンの製品を買うことは殆どなく、その後は主に京都工具つまりKTCがしばらくの工具の中心になるのです。
当時の仕事先にはスナップオンバンが来ていたのですが、当時はすごく高価で、1か月にソケット1個か2個しか買えませんで、ハンドルやレンチに至っては、いったい誰が買うんだ?といった塩梅でした。当時は本当に憧れでした。
その後バブルが崩壊すると、値段も下がり、ひどく身近なものになりました。それでも高いけど
その後必要に応じて買い増して、今では結構な数になりました。使うもの使わないものもありますけど
作業に合わせて使います。でも1/4が多いのは鈑金屋の特徴かもしれません。5mmや6mmのボルトやナットを多く扱いますからね。
MPI設立当初から、スナップオンバンは来ず、マックツールが来ていました。
しかし、このラチェット群の中にマックは2本、しかも、1本は最近買ったものです。
マックの1/4はほとんど使っていません。ほとんど持ってるだけ。
やはり、ラチェットはスナップオンなのです。しかもいわゆる「小判型」以外は絶対使いません。一種のこだわりです。
本家本元のものは使いやすいのですねえ
3/8は長く苦楽を共にしているスタンダードと首振りのロングタイプ、最も初期に買ったショートのパームハンドル。どれも20年を軽く越える付き合いです。
黒いインダストリアルフィニッシュはずいぶん後になって買ったものです。それまで、コンビネーションレンチは持っていましたがインダストリアルフィニッシュのラチェットはカタログでしか見たことがありませんでした。
そんな中でも異色なのがこの1/2のスタビレーのスタンダードハンドルとハゼットのパームハンドル。ハゼットのは一時はやった時があったんですよ。やっぱり使わなかった・・・
今もそうですが、質実剛健を絵にかいたようなごっつい造りのハンドルです。
しかし、スナップオンの長い1/2のハンドルを手に入れてからは滅多に登場しなくなりました。
こいつはヘビーデュティー
とはいえ、このサイズの1/2も結構需要があるのですよ。特に足回りの分解とか
ソケットやレンチなどは絶大な信頼性があるスタビレーですが、ハンドルだけは本家スナップオンに軍配が上がります。
さすがにベータやUSAGなどのイタリア製品は、ソケットも含めて全く使いません。
もうKTCもほとんど使わないなあ、むかーしはKTCのハンドルでずいぶんいろいろ作業して、育ててもらったのですがね。