塗装関連

2018年2月12日 (月)

塗装作業の難しいところ

鈑金塗装作業っていうのはお金が掛かります
なにしろ、大がかりな設備がいろいろ必要ですし、直接作業と呼ばれる直すパネルや交換する部品以外に、間接作業と呼ばれる塗装するために必要な他の部品の脱着や分解があります。

しかし、最終的にどうしても簡素化できないところが塗装作業です。
技術者のカンや経験に依存する部分が多く、最も一般的な人が作業するのが困難なものです

今日、技術の進歩でスプレーガンの性能は圧倒的に良くなり、また同時に塗料の性能も上がり、塗るスペースさえあれば、塗装色が3コーとやシルバー系など難しくない限り、極端な言い方をすればスプレーガンのトリガーさえ握れば塗料は出てきますので、意外にどうにかなります。

そんな中、経験者でないと素人の人に全くできないのがマスキングです。
塗らないところを隠せば良いだけなのですが、これがやってない人には手も足も出ないのです。

例えばこのヒンジ。閉めて塗装するので、中側に塗料が入ってはいけないのです。またこのヒンジやトランクのダンパーも塗ってはいけません。

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フューエルリッドなどもそうですね。最近は多くの方が自分で給油するセルフスタンドに行きますから、抜かりなくやらないといけません。

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他にもたくさん「?」がつくところがあります。特にこのようなデザインを優先したクルマはことさら難しいのです。

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塗りたくてもドアやフードを閉じると隠れてしまうところや、閉める事で露出したり、中途半端に見えてしまうところなど、マスキング方法を間違えると、塗装後に恥ずかしい思いをするハメになります

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この部分など最も悩むところですね

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しかし、うーんと唸っていても先に進まないので、経験を頼りにマスキングしていきます。

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塗りたい所、隠したいところはこの通り

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フードを開けて塗装するので、隠したいところだらけ

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ヒンジやピラー、配線類は塗ってはいけないのでマスキングもかなり手が込んでいます

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このあたりこそが職人芸と言いますか、一般の方々が知りえない塗装のキモになってくるのです。
こうして塗装準備は進んで行くのです・・・・

2018年1月13日 (土)

塗装劣化にご用心

未だベッドの上からの更新です
でも来週には退院予定です。そこでご迷惑、ご心配のお詫びにこんな企画を考えました

フロント3枚、9万円で塗ります。

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ヨーロッパ最高峰のスタンドックスを、メーカー認定工場がお試し価格で登場です
外資系塗料らしく、メタリック、パールの中にはバカみたいに高い塗料が混じる可能性があるので、中にはちょっとだけ値段が変わる色もあるかもしれませんが、基本的に例外なく引き受けようと思います。アルミボディでもスチールボディでも大丈夫です、FRPだけご相談ください
スタートは僕が退院してからになりますが、先に予約から伺おうと思います。

もちろん、ユーザーによっては「おれは3万で塗った、おれはスタンドックスで5万で塗ったぜ!」って言う価値観の方には不向きです。ただ大事になさっている方向けです。自動車の
価値観が違うエンスーな方向けです
ご質問、ご要望、ご予約をご希望の方はメール下さい。追ってメール致します。
fwjd0867@mb.infoweb.ne.jp
まで、お気軽にどうぞ!

2/17 募集は終了いたしました。ありがとうございました。

2017年12月23日 (土)

ひとり上手

今日は祭日にもかかわらず、朝から塗り物です。
MPIには僕ともう一人女性のペインターがいます。もう古い付き合いで、20年数年の付き合いです。当然おヨメさんでもなければ、いかがわしい相手でもなく、長らく働いてもらっている技術者です。

その相方が法事の為に、仕事から数日間離脱することになり、久しぶりに一人での単独行動。

で、時期的に塗装作業を遅らす事が出来ない状態にあり、本当に久しぶりに全作業を一人で行うことになりました。

今回塗装するのはフィットシャトル

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朝は普通に0℃です。これじゃテープもくっつきづらいし何より寒いです

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そこでバーナーを焚いて温度を上げて常夏にチェンジ

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0℃からいきなり60℃まで上げるのは、このちっさく赤いブローサーモ製のバーナーです

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Tシャツ一枚になったところでテキパキマスキング作業を開始します。

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塗装においてマスキングほど一般の人が出来そうでできない作業はありません。僕もずいぶん久しぶりにマスキングしますが、難易度の低いマスキングなので、それほど苦労しなさそうです。
今回は禁断のテールランプマスキングの術です。いろいろ事情があるのだよワトソン君

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部分的にこのビニールのような炭酸カルシウム材を使うのですが、これ基本的に昔から燃やせるゴミです。ところが所沢市では「見た目がビニールっぽい」と言うすごい理由で燃やせないゴミ扱いされています。
そのために、マスキングに使用後は分けて廃棄しないといけません。相方は簡単に分けられるようにマスキングしていきますが、さすがにそんな事は僕にはできません。

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車内とある程度マスキングが終わったら、全体をマスキングします。3mの横幅を持つマスキング材ですっぽり覆って、必要な部分だけ切り抜きます

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マスキングの完成まであと少し

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炭酸カルシウムは電解質では全く無いために静電気によるゴミを少しでも減らす為に、塗装する周りを紙のマスキング材でもう一度マスキングします。

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まあ、科学的根拠があるのか分かりませんが、おまじないみたいなものです。また、大量のクリア材をしようする為にしみこむのも防止できます。


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最後に見切りと呼ばれるとそうめんとギリギリの線をマスキングします。まあ、老眼で見えない見えない。フューエルリッドの中のゴムなどは本来であれば外して作業するべきですし、ガラスのウエザーストリップは、神様でも完全なマスキングできません。
ちなみに、今回の作業のように訳あってマスキング作業ですが、仮に保険修理でもテールランプを外すくらいいの違いで、フューエルリッド内の部品を外したり、ましてやガラスの脱着などほとんど認めてもらえません。輸入車や高級車であれば、交渉しだいで外すことはありますが・・・・

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その辺あたりがしっかりした仕上げと、ただの保険修理の違いです。すなわち費用の違いです。でも、こんな仕事ばかりをしていると、ちゃんとした仕上げを求めているときに、ユーザーの希望通りの仕事が出来なくなります。だから本当は・・・・

さて塗料を作ります。ミキサーの隣の紗倉まなちゃんのえっちなカレンダーも残り数日となってしまいました。
塗料の攪拌機はカクカクと回っていきます。

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塗装部分は今回のリアフェンダーの一部とフロントバンパーの一部なので100mgだけ作ります。

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ベースコートはJet5000で、クリアーは3000です。いつも通りです。フェラーリも軽自動車も

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静電気防止のイオンジェットで準備します。

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ここから先の作業はよく行いますが、道具を洗ったり、いろいろ準備してなんていうのは、人任せでしたから、こちらもかなり久しぶり

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がんを洗ったり塗料を調合するスペースは汚すと怒られるので気をつけなきゃ
といいながらあちこち汚しちゃった。

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はい~ 塗装は終了~

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早く戻ってきて欲しいのでありました~

2017年6月21日 (水)

部品の錆取りと処置




作業中のフィアットバルケッタ(オレンジ)
オーナーたっての希望で、バッテリーキャリアの錆取りをします。

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こういったでこぼこの面の錆取りにはサンダーみたいな回転ものでは効果が低く、ブラストが効果的です。

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バイクのフレームなどもそうですが、ブラストはブラスト加工研究所に送ります
http://www.mars.dti.ne.jp/~jbr/

かつて、直圧式のブラストなどもやりましたが、結局装備の大きい外注先にお世話になった方が早くて安いです。
そして完全にベアメタルで帰ってきます。

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すばらしい出来ですね。

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完全な丸裸ですから、防錆の下地から参ります、
左のエッチングプライマー、ウエットオンウエットでエポキシプライマーサフェーサーを塗布します

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プライマーですから染めるまで吹くのではなく2周りすればOK

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さらにエポキシサフェーサーを載せます

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そこに黒入れて、クリアーです。
ピカピカです。ツヤ有なんです(笑)

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これでずっと心配ないでしょう。

2017年4月21日 (金)

ひさしぶりのサタ・スプレーガングッズ

まあ、一般の方でこれが欲しいなんて人はいないと思いますが、ひっさしぶりにサタガンのグッズを仕入れしました

SATAカップです。ガンのカップではありません。コーヒーカップです。
おそらくは販促グッズではないかと思います。

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陶器製で今回3個入荷しました。これは2度は手に入らない可能性が高いです。
1つ6800円税別です。送料が高くて値段が少々高いですが、希少性はぶっちぎりです。お早めにどうぞ!

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ドイツメイドです。結構大きいですよ。

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もうひとつ。前回輸入したシルバーのとはまた違う、金色

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サタのタグ付き。

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今回も税別4500円ですが、残念ながら飛行機に載っている間に2個売れてしまいました。残り1個です。こちらはお急ぎください。

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お求めはmpi@mua.biglobe.ne.jp までグッズ購入希望と件名に書いてメールください。

2017年2月 8日 (水)

塗装室の修理

突然ですが、塗装室のエアダンパーが壊れて、急遽修理が必要になりました。
自動車のこととは全く無縁なのですが、まあ、同じ機械いじりと言うことで・・・

塗装室は通常の外気を取り入れたり、内気を循環させたりいろいろ制御しています。
それはエアダンパーなるもで、デカいフラップをコントロールしているのですが、ダンパーのシールが壊れてエアが漏れまくるようになってしまいました。

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いきなり取り外してしまいました。
この段階では既に新しいシリンダーを取り寄せてはあるのですが、古いほうのシリンダーのデータを見ながら発注しないとうまく合いません

20年使ったシリンダー さようなら。そりゃシールも壊れるわな。
これはイタリア製だと思います。

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シャフト側にはネジが切ってあってアタッチメントを取り付けられるようになっています。
ウチの塗装ブースは昔日本ペイントの子会社ニッペトレーディングがイタリアのBlowtherm社にOEMで作らせた製品で、中身は完全にBlowthermです。
しかし既に日本の輸入元は解散しており、部品はどこかでなんとかなりそうですが、一丁代替品で直したいと思います。

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一方、取り付ける部品は日本のSMC社製です。安心のメイドインジャパン


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古いほうを見ると

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CAMOZZI社はそれなりに大きい会社みたいで、普通にサイトが出てきます。

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さかさまで申し訳ありません。このラベルにはいろいろな情報が載っていて
シリンダーは内径で決める商慣習がありまして、この場合は40パイのシリンダーストローク300mmと言うサイズです
また下の製造番号の
26N2A040A300501と言うのは26=スタイル 多分スタンダード 2A=ダブルアクション
040=直径 300=ストロークと読むみたいです。

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で、制御系と呼ばれるのはこの電磁弁で、エアを送るのをコントロールしているみたいで、これがシリンダーに付いてエアを通したり、止めたりで制御しているようです
上の写真の右端に写っているM12の穴が前後になるので、そこに入れます。

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またリアエンドには自由継手になっていて、サイズが違うので、分解して採寸します

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この部分クレビスと呼ぶらしいです。

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まるで大きさが違うので、工場にある貧弱な工作機械で修正します

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それほど正確さは必要としないみたいなので、マジックでマーキングしてボール盤で穴をあけます。

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さらに余分な部分は高速カッターでぶった切ります。
切るべし、切るベーし

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だいたい似たような感じになりました

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残念ながら工業規格が違うのか、シャフト側のネジが違います、というよりシャフトの太さが違います。古いものはM12の1.25のねじ山ですが、日本の規格ではM14の1.5ピッチです。しゃーないので、12.5mmのドリルでもんで、M14のタップを立てます

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続いて、制御系を取り付けようと思ったら、ネジが途中までしか硬くて入りません。
途中まではスカスカ入るので、ピッチに違いは無いようです

ここでも工業規格の壁にはじき返されるのですが、日本の工業規格はミリのテーパーねじ。一方、元についていたのは平行ねじです。

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この赤いプラスチックのワッシャーはシールワッシャーで、これがぴったりくっついて(つぶれて)エア漏れがなくなる仕組みです。

しょうがないので、デカいワッシャーを探してきて間にかませます。するとぴったりエア漏れがなくなりました。電磁弁の取り付け部分のネジのテーパーの先端までネジ部が行かなくなって、うまく止まりました。

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作動テスト、伸び側。

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縮むのも問題なし。どうやら丸く納まったようです。

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めでたし めでたし・・・
このブースもずいぶん修理して使っています。歳をとったなあ。

2017年1月10日 (火)

安いものにはご用心

最近某Yオークションでも、やったら易いサタのスプレーガンを見かけます

買っていないのでハッキリしたことは言えませんが、どうやらニセモノのようですね。

年末、スタンドックスのHさんとお話する機会があったので、そこはかとなくニセモノのハナシを聞いてみましたが、サタのアジアの営業担当者の方も、ニセモノには頭を痛めているそうで、実在するみたいですね

そこで、ちょっとググって見ますと(もうこんな言い方しないか)
いっぱい出てきます

Satajet_3000_b_hvlp_67
↑ こちらはホンモノ Jet 3000B HVLP

↓ こちらニセモノ

Pirate_copy8__68
よく似ていますが、明らかに違います

エアキャップもホンモノにはSATAのロゴがありますが

Luftduese_sata_68

ニセモノはつるんとしていて、なんだかザツな作りの印象を受けます

Luftduese_nachbau_68

さらに性能も違うようで

Spritzbild_sata_67

まあ、これじゃあ上手くありませんね

Spritzbild_nachbau_68

異様に安い、または相場をかけ離れて安いものは中国のコピー品の可能性があります
あの国はなんだってやっちゃう国ですから、コピー品の出来上がりが良かろうハズがありません。
何事も最安値を追いかけるのは危険がいっぱいなのも、心のどこかに置いておかないといけません。

しかも意外に古いモデルからニセモノが存在するのですねぇhttps://www.sata.com/index.php?id=plagiate&L=11&type=98

顔色が悪くなってる方は、本家のホームページでシリアルを入れれば真贋わかるので行ってみてください
http://www.sata.com/index.php?id=3944&L=1

2016年11月 2日 (水)

案外、鈑金修理の知られていない話

皆さんは事故修理など鈑金修理に定価があるのをご存知でしょうか?

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毎年この時期になると、輸入車用の見積りガイドの新年度版が発売になります。

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ゴルフRのバンパーの取替えのイラストですが

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フロントバンパーフェイスの取替えは3.2時間と言う表記です。
これにレイバーレート(Labor rate 一般的に対応単価つまり1時間あたりの工賃)を例えば単価を9000円掛けると、単純に取替え工賃は28800円税別となります。

これには自動車をリフトに載せて、必要な工具を持ってきて、新しく交換する部品に子部品を移し変え、または新しい部品をくっつけて、車体に取り付けるまでの工賃です。

また、これには一般的に塗装費用が含まれていません。別途こちらも工賃指針があります。こちらも仮にこの大型バンパーを1本塗装する費用を40500円としまして、部品代が仮に75000円だとすると、原則的には

28800+40500+75000=144300円 見積りガイド上では、#グリル取り外し状態。と謳っていますから、それを仮に0.6時間とすると、5400円を上乗せ、さらに消費税を計上すると161676円。その他にクリップなど消耗品が必要になりますが、大まかですが、これが定価となるわけです。

この指針となる見積りガイドはアメリカが発祥で、世界的に使われているようです。毎年違うクルマばかりではなく、前年とダブったり、絶対に入ってこないであろう車種もありますので、毎年必要に応じて買いますが、今年は、アウディ、フォルクワーゲン、BMWミニと3冊を買いまして、33000円でした。結構高いのであります

その気になれば、ユーザー自身でも、見積りすることが出来るかもしれませんので、該当する車種なら1冊持っていてもソンではないかもしれませんね。

注文はコチラから
http://www.timesrescue.co.jp/services/mitchell/

え?いらねえ?

2016年10月13日 (木)

スプレーガンのかなりマニアックな話し

僕がスタンドックスを使い始めた頃、大日本塗料が輸入元だった時代ですね。
その頃日本の塗料業界は旧態依然で、ノベルティーや限定モデルを作る事など全く無く
お堅いイメージばかりのものでした

それゆえ、スタンドックスは欧米のメーカーらしく様々なノベルティなどを用意して、ちょっと洗練されているなあと言う印象を受けました。

なんと言ってもグラスリッド。
日本にも一部の板金屋さんで大変好きなな方もいらっしゃったメーカーです

Grasurit

オームのマスコットとかありましたねえ

で、昔からヨーロッパの塗料セットを買うとスプレーガンも2丁付属していて、ほとんどがサタのスプレーガンでした。
日本は殆どがイワタか日本製のデビルビスのガンでした。遊び心はほとんどなく無骨なイメージだったときに、サタのガンはセンセーショナルだったのを思い出します。

一般の方には「何のこっちゃ?」と言われてしまうマニアックな内容ですが、今日はそのサタの限定モデル新旧を見てみます
画像が悪くてすいません。

Jet_silvershadow_gruen


Jet4000b_rp_camouflage


Liberty


Rainbownr2000_2


Sata_mapleleaf_jet3000_rp


Sata_soccer_rp


Satajet_3000_b_fire_bar


Satajet_3000_b_rp_01


Satajet_4000_b_carl_avery_edition_d


Satajet_4000b_surfer_rp_digi


Satajet_rp_skyline_becher


Satajet4000b_rp_digi_leahga_01


Satajetemeraldneu


Satajetrp_hvlp_digi_titel

Stars_n_stripes

発売時期はバラバラに載せてしまいましたが、こんなガンで仕事したら少し面白いかも知れませんね。
ちなみにどれも、当時の限定モデルで、今オークションなどに出品されるととても高いプレミアムな値段がついています。

また大変に美しい仕上がりで、僕もこの中の1丁だけ記念に持っているので、今度アップしてみますね

2016年7月20日 (水)

高温時のグレーメタリックの塗装

よくメタリックが仁丹肌になったり、ボカシ際が黒くなったり、白くなったりと言う相談を受けたりします。

確かにちょっとしたコツはありますが、最近はスプレーガンの性能がよくなり、まずトラブルはなくなりました。

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まずは気温です。入り口の温度計は35℃をさしていますが、

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ブースの温度は31℃をさしています。これは前日夜の温度に近く、ブースを回せば温度は自ずと35℃を目指すのです

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夏用シンナーの上限が35℃なので、夏用シンナーを使います。

塗装の下地にオーバーミストのなじみを助けるカラーレスクリアーを塗布します。
エア圧は写真の通りですが、スプレートリガーを握った状態で1.5~2kgに設定します。

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ちなみにエアトランスフォーマーの空気圧も最大で3kgくらいにします

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まずは、サフェーサーの部分のみを染めていきます。

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塗ったキワなどお構いなしに、サフェーサーを2-3度染めます。

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除々に染まります。殆ど染まったら、

先に調色した塗料を吹くいわゆる本吹きの前に。再度カラーレスを塗布します。

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するとカラーレスのシンナー分にミストが溶けてムラが現れます。

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わかりますかねえ?? 写真には写りにくいのですよねえ。

このムラムラを消すように上から、丁寧にメタリックを置いていくように吹きます
それは完全にトリガーを握らず、ぜったにドライにせず、かといって完全なるウエットにせず。そしてシンナーの蒸発速度をさらに遅くします

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スタンドックスの商品は35-40℃の使用を示唆する商品名ですが、実際には35℃から上の際に、シンナーの半分以内を上限に使うようなイメージで。こういった商品をリターダーと呼びます。
35-37℃程度ならキャップ一杯でOKですが、塗った具合を見ながら足したりします。
温度計の温度表示より体感の雰囲気温度を大事にします。

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2回から3回ムラ消しを行えば出来上がり。ぼかし目もわからないです。

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十分に乾かしたら、クリアーを塗装します。
クリアーは最も守備範囲が広いイージークリアーです。

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さて出来上がりは?

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色が違うなんて言わないの!気のせいよ気のせい。

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