パンダが街にやってきた
フィアットパンダの登場です。
個人的にフィアットの中では好きなカラーリングを纏う169パンダ。
今回は整備を含む点検でお越しいただきました。
かわいらしい姿ですが、人間も荷物もゆったり積めて、素晴らしいパッケージング
さっそく行ってみよ!
♪リフトーに載せられてちゅーぶーらりん♪
♪あーっという間にタイベル交換♪
マニュアルではパンダの1.2のOHCは通称「合わせマーク」で上下合わせて、タイミングベルトを交換せよ、との指示がありますが、どういうワケだかマークはスプロケット側にしかなく、専用工具でカムなどをロックする方法のようです。
イタフラ車はとにかこの辺りに特殊工具を使うので、一般的などこの工場でも整備が可能とは限りません。
かようにクランクをロックします。うまくできていますね
カムはお尻側の溝に、SSTを突き刺してボルトでロックする方法です。簡単でいて最も安全にバルタイを調整できる仕組みです。
クランクロックの脇にウオーターポンプがありまして。
その下にはオイルプレッシャーのセンダーみたいですね
さらに下にはクランク角センサーが見えます。
今回のメインイベントはタイベル、ウオポン、テンショナーのセットです。
上から見るとこのように取り付けます、
テンショナーには2つの小さい穴が開いているので、そおにSSTをかけてテンションを調整します
ベルトを張るとこのようになっております
オイルフィルターの向こう側にモトロニックホイールの歯が見えます。
あれをクランク角センサーが読み取って適正な点火時期を決めるのです歯の数は64枚だっけかなあ? もっと多かったかな?忘れちゃった。とにかく、ホイールに歯のない部分があってそこでカウントがリセットされる仕組み
さて、エンジンオイル。いつものやつですねえ
さあ、出来てきました。
足元のエアコンフィルターも交換します。左ハンドルなのに、むりやり右ハンドルにしている仕組みが丸見えですね。166もみんなそう、完全な右ハンドルはなかなか実現せんのですな
最後に診断機を接続して、各エラーコードをチェック、さらにデュアロジックのクラッチアクチュエーターの調整して終了
いろいろな作業をさせて頂きました。ご利用いただきありがとうございました。
末長いおつきあいをよろしくお願いいたします。