マセラティ

マセラティ

2018年10月21日 (日)

美しいマセラティ・・・

今日もあちこち忙しい一日でした

そんな中、毎年コーティングのオーダーをいただいているマセラティクアトロポルテを納車に行きました

毎回おなじみのトータル輝々の林さんのところのお客さんのクルマと記念撮影

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同じ4200ですが、こちらはグランスポ-ツですね。国内に数が少ない希少車なうえに限定車だそうです。♪希少車、限定車、高級車いぇ~い♪ 俺のフロウがライムでいぇ~い♪
オーナーがピニンファリーナとジウジアーロそろい踏みなんて言っていましたが、なるほど言われてみればその通りですね

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この自動車ほど写真から雰囲気が伝わらないクルマてなかなかないのではないかと思います。

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強烈な個性がすばらしい。さらにフェラーリの強心臓。
ATを選ぶもよし、カンビオコルサを選ぶのもよし
一度乗ったらもう虜です・・・
いつもありがとうございます。

2018年8月15日 (水)

マセラティクアトロポルテの車検整備

先日、めでたく2年が通過し再び車検にやってきたマセラティの整備がありました。

特段悪いところは無いと言うクアトロポルテ、さてどうでしょうか?
アンダーカバーは悪くなっていたので交換します

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5mを楽に超える大きさで、重さは2tを越えます。つまり重量税区分は2tから2.5tのランキングです。大きくて重いのです。おまけにフェラーリのティーポF136、4.3LV8エンジン付きですから自動車税もどえらいことになります。当たり前ですが自賠責は変わりません

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巨大な19インチのタイヤを外して、フェンダーライナーを外します。なんでと言いますと

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ここに光軸調整用のダイヤルがあるからなのですねえ。
ところがこの時、関東には台風が接近中で、さすがにこの部分を丸出しで雨の中走るわけには行かないので、雨でない日を選んで検査に行かないといけません。

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エンブレムもどこか誇らしげ。

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で、今回一番懸念されていたのはライトです。光量がぜんぜん足りないのです。前回奇跡的に受かりましたが、今回は準備しないといけません。ヘッドライトレンズに曇りは無く、この自動車にはハイロー切り替え付きのバイキセノンのプロジェクターランプが付いています。
客観的に考えれば、バルブの経年劣化による物を考えます。

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安くなったとはいえ、ハロゲンバルブに比べれば遥かに高価なHIDバルブ。D2Sを両方交換します。効果は検査というか予備検査でのお楽しみ。

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エンジンオイルフィルターも純正品です。
エンジンはフェラーリなのですが、いずれも純正品を使います。
結構な値段です。

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再利用するわけには行かないので交換します。

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エンジンオイルはロングドライブハイテック5W-40。こちらも良いオイル
10Lを飲み込みます。

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アンダーカバーは取り付け部分が悪くなってしまったので、交換します。

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取り付けボルトやワッシャーも交換します。

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エアコンが効かないと嘆いたいたので、点検します。

ガスを少し足しましたが、エアコンが効かなくなるほど少なくはありません。コンプレッサーの様子を見てみましょう。
クラッチが入る前

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クラッチが入り猛烈に吸い込み始めました。

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コンプレッサーで圧縮したガスが高圧に送られます。気温が高いので圧力も高くなります。

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間もなくコンデンサーファンが回り、高圧はひとつ前の写真の圧力くらいまで戻され、再びコンプレッサーが圧縮を始めます。

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つまり冷房のサイクルはしっかり稼働しているのですね。高圧が高い圧力で高止まりする場合は冷却不足です。この場合は低圧高圧共にどこまで下がり、どこまで上がるかが非常に重要になります。エアコンガスはいくらでも入りますから、効かない→即、ガス投入する方いますが、完全に間違いです。仕組みをちゃんと理解すれば何が一番重要かわかるはずです。

よりエアコンを効かすためにおまじないを投入。

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となると、
エアコンの効きが悪いのを訴えるのは、ヒーターコアのアツアツ空気を混ぜてしまっているか、風量そのものが問題です。
前者の場合、完全なヒーターフラップの故障で、エアコンの故障信号が出ます。最低か最高の温度しか出なくなります。

後者の場合は冷たい空気が出ているにも拘らず、車内が暑いとなります。
今回は後者です。

多くの欧州車はエバポレーターの前にエアコンフィルターを持っています。これが詰まるとフロー量が減り、空気は冷たいのが出ますが、車内全体は冷やせないとなるのです。

このクルマは助手席足元です。

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想像通りかなり汚れています。

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車内全体がしっかり冷えるようになりました。でもこれだけ暑いと、冷房は車内循環側にすべきです。外気を導入すると途端に効きが悪くなりますよ。

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ちなみにこのクルマの車体番号は助手席のマットをめくり、カバーを外すとあります。
検査場で慌てませんように。

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晴れて車検合格です。しかし、ヘッドライトの明るさは前回より改善し、検査に合格しましたが根本的に暗いようです。

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このマセラティ買って頂いて2年以上になりますが、預かって作業できる時間がある限りベトベトを少しづつ消しています。

今回は結構進みました

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これ、えらい大変です。
お困りの方、作業可能ですが、結構費用かかります。御注意ください。


ちなみに今回、テールランプが点かないという警告灯が点きっぱなしというトラブルがありました。
見れば、左テール内のポジション灯が点灯していません。
新しいバルブを入れても改善しません。あれこれ作業し、点検修理しまして、点灯するようになりました。
ふぅとため息も束の間、突然、警告灯が再び亡霊のように現れました。しかし、亡霊は間もなく消えて行きました。

Ina

どうも、BCMが良くないのかもしれませんねえ・・・・
くわばら、くわばら・・・

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2018年6月 2日 (土)

マセラティクアトロポルテの車検点検整備

車検で預かったマセラティ。ずいぶん時間がかかってしまいましたが作業が進みます

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2t以上もありますから、何事も一筋縄には行きませんねえ・・・

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横には456GTAが佇みます。なんだかコーンズ大会。
やっぱりこの手の自動車はホイと簡単には行きませんよ。
外にほっぽって帰るわけにも行きませんし。

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特に冷間では高級なイメージを台無しにするコトコト音。スタビライザーからです。
しかも前と言わず後ろと言わず。前後共々交換してしまいます。

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スタビとロアアームを直接つなぐリンク

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このようになっていますが、これを外すのが超大変。だいたい車重が2t以上もあるので、部品がどれもがっちりしていて、ボルトの締まり方も親の仇とばかりに締まっています

また狭い上に、レンチをかける部分が楕円です。なんちゅう作りだ

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高価なディーラー取り部品。それでもマセラティジャパンになってからかなりリーズナブルにはなりましたが・・・

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こちらはなんだかLLCで大変に汚れていますね

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リアも作業します。

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新品を取り付けます。

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良いですねえ。キレイです・・・ってスタビリンクですが

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作業にはUSAGを使っています。先日売っていましたね

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ブッシュもしっかり納まり良い感じ

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続いてエアクリーナーケース。エアフロセンサーが丸見えです。この中にホットワイアーがあって、通過する空気によりワイヤーのオンが下がり、吸気温と吸気量を計算する仕組みです。

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とても狭いところにあるために無理やり引っ張ったであろうエアクリーナー。端っこが切れています。でもこれはこの先の部品を交換するために外した時に偶然見つけた部品の不具合、

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結構いろいろ外さないと目的地にいけません

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どんどん外します

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交換したかったのはサーモスタッドだったのですねえ

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こんなに分解しないといけないとは

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青い水面はスーパークーラントの証。

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やはりハウジング一体のサーモスタッド。

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キレイなアルミ色。もちろん純正。と、いうか純正しかないのでした

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今回水漏れを起こしていたエキスパンションタンク。先のステアリングラックが汚れていた理由はコイツです。古いタンクお疲れ様

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同じ部品とは思えない色の新品

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エアクリ

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そしてエンジンオイルは

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リキモリのライトドライブハイテック。高いオイルですが、本当に性能が良いです。

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そして最後にエアコンフィルターを交換して車検に行ってまいりまーす

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と元気欲出て行ったのですが、検査もそう簡単には通してもらえないのでしたよ。
とはいえ、Eくんマジックで、無事車検を更新できましたとさ

2017年11月17日 (金)

マセラティクアトロポルテのライトバルブ交換

かつて、自動車のライトバルブ交換はサンデーメカニックには打って付けの整備メニューだったのですが、いわゆる81マークⅡや130系のクラウンの登場あたりからライトユニットやテールランプユニットの取り外しが大変になり、サンデーメカニックから作業を取り上げてしまいました。

時は流れて・・・ 今日

マセラティQPのライトバルブの交換。これがまた面倒だったりします。
マークⅡと比べちゃあいけませんが(笑)

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フード内からは何もできません。タイヤを外してライナーを外します。

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そこはマセラティ、簡単にライナーを外すなどできません、全部ボルトやクリップを外します。

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ライナーがフリーになるにはたくさんのボルト/クリップを外すのですが、一見簡単なのですが、意外に硬い

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ポジション球は5Wのウエッジ球。当初、切れて点灯しないと訴えがありましたが、その後点灯していました。

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欧州車には、この手のソケットで接点がうまく作動しないトラブルが多いのですが、今回はどうやらバルブが悪いようですな。わずかに黒く焼けているのが見えます。

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小さいマイナスドライバーでスプリングを詰めて、電極の接点を強く当てるようにします。

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上が調整前、下が調整後。ギャップが狭いのがわかります。嵌めるバルブを押さえる電極を触ってギャッブを調整します

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ちなみに、僕の166も同じくいろんな物を外さないと交換できません。、

イタリアのクルマはどれも一筋縄でいかず大変です。



2017年10月13日 (金)

マセラティクアトロポルテの油関係

当たり前ですが、どんなオイルでもやがては劣化します。劣化したオイルを使い続けるのは大変良くない行為です。是非、皆様も時には愛車を可愛がってあげてください。

マセラティクアトロポルテM139のATFやエンジンオイルの交換です

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QPもATのモデルになると、エンジンオイルの入る壺はなく、普通の自動車のようにエンジン下部にありますトランスミッションもエンジンのすぐ後ろにあります

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まずはATF

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小さい方のドレンから排出します。

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一通り出終わったらオイルパンをはぐります

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ZFの6HP型ですからATFはオーバーフロータイプです

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バルボディがあらわになりました。カラフルに見えるのは変速を受け持つソレノイドです
面白いのは一番左に空きがあることです。ZFに7速ってありましたっけ?

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フィルターも外して

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そこそこ汚れていました

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バルブボディもデカイです。

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パッキンも付けまして

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フィルターを取り付けます。なんだかだらしない感じに付きますがこれでOK

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チューブは先に仕込んでおきます

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基本的に抜いた量を入れるわけですが

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バケツに抜いた油を吸わせて量を計ります。

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Eくんの最新戦略兵器、ATFチェンジャーです。
ATFが汚れているのが分かります

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では、先ずは抜いた分より少ない4Lくらいからスタート

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あー、機械にセッティングする都合上ワコーズの缶なのですが、中身はリキモリのATF、トップテック1800です。交換サイクルは2万kmか24ヶ月と書いてあります。とはいえ、オイルのレベルゲージもありませんし、油量が正しいかどうかも見る術もありませんから、オイルパンを外すしか方法がないのです。お金かかります・・・・

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新しいフルードはこんな色

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エンジンを始動させて油温が40-50℃の間でドレンを入れます。
図では既に60℃ですが、40-50℃などあっという間に通り過ぎてしまうので、注意が必要です

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続いてはエンジンオイル

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オイルフィルターがデカイ

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ちょっとした茶筒みたい。

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新しいフィルターをくっつけて

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エンジンオイルはこちらもリキモリの5W-40のHC7です。こちらも良いオイルです

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そしてデザイン優先のクルマは入れにくいのです。

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この体制で約10L入りますから大変です。

2017年6月13日 (火)

エアバッグ取り外し、いろいろあります

先日、アメリカを横断してやってきたマセラティのハンドルですが

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真ん中はワインっぽい色なので、本人の希望で黒く塗りまして

ぐっとそれっぽくなりました。ちなみに僕らが使う塗料は顔料ベースなので、革に塗装はできません。(塗装してもパリパリはがれてしまいます。)そこで、これもトータルリペア輝々さんにお願いいたしました。彼らは染料ベースの塗料を使うのです。

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どうです、かなりそれっぽいですね
で、元のハンドルを外すわけですが

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エアバッグはたいがい、ハンドル裏側にサービスホールがあって、そこからトルクスやヘキサゴンのボルトで止まっているのですが・・・

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このクルマはやけに奥にサービスホールがあります。コラムカバーを外さないとアクセスできません。

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真正面なのでなにやらボッシュのラベルが目に入ります。

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見難いので反転すると

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メイドイン・オーストラリアと書いてあります。オーストリーではなく南半球にあるあのオーストラリアです。なぜかマセラティはオーストラリアが好きな印象で、前のモデルのクアトロポルテはBTRなる今は存在しないオーストラリアのATメーカーのものを使っていました。

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しかしですよ、ここからが大変だった。
このエアバッグ、ビスやボルトでなんか着いちゃいません、スプリングピンで引っかかっているだけなのですが、外すのが難しいったらありゃしない。たしか、BMWかなんかも同じような違うような。

明るいうちにはじめたのに、あたりは暗くなるくらいで、どうにか外せました。

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この小さな穴からドライバーを突っ込んで外すのですよ

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ハーネスを外します。

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すごい立派な鋲です。

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往年のジューダスプリーストみたいです

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まー、交換しないと帰れなかったので、一安心でしたが、もう2度はやりたくないですね
それほど大変でした。

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ステアリングスイッチの点検の為に通電しますと
まあ、エアバッグランプも点いちゃいますがやむなしです。

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苦労の末に取り替えたハンドル。かっこいいですねえ。
苦労の甲斐がありました。

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明日試乗してハンドルセンターに狂いがなければ、エアバッグをはめて、コーティングです

2016年10月 5日 (水)

オットーポルテ=クアトロX2

昨日引取りしたマセラティクアトロポルテ。
M139と呼ばれるモデルです

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こちらは4.2オートマチックと呼ばれる、ZFのATを持つモデルです

一方、先に入庫しているのは、4.2スポーツGTと呼ばれF1マチックを持つモデルです

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2台ともそれはもう豪華な内装です

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まあ、ベタベタがあったり、電気的なトラブルは無数に出てきますが・・・

でも一度走れば異次元の走りに遭遇します。

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2t以上あるのに、フェラーリ製4.2Lの暴力的な加速を体感したら、そりゃあもうあなた・・・

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でもそれ以上に必要なのは、忍耐とがまん強いお財布かもしれません。
今日は、これを克服しに久しぶりにコーギーズにおじゃましました

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いろいろテストしましたが、結局EPBユニットの故障のようです

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以前のランドローバーヂスカバリー3なんかでも結構トラブルありましたよね

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いいなあテクサ。ほしいなあ。そのうちいつか?

一方の黒いクアトロポルテは

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補修も終わってバックセンサーを取り付け中

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あった物はあった場所に取り付けましょう

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組み終えたら、早速車体に取り付けますよ。

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全部取りつけて納車と思いきや、このクアトロポルテ
このまま売却されます。

欲しい人がいらっしゃいましたらお気軽に声をかけてください。
誰にでもお勧めはできませんが、人生観を変える1台であると思いますよ

2016年8月17日 (水)

マセラティクアトロポルテの小変更

マセラティクアトロポルテの小変更と言ってもメーカーのマイナーチェンジとかではありませんよ

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オーナーの訴えによりますとー HライトはHIDでキレイだが、ポジションやフォグはハロゲン球だからアンバランスだと。

そこで、フォグをHIDにポジション球はLEDに交換します。

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何も対策せずつけたので、警告灯が点いてしまいます。ここは難しいです。セメント抵抗などを入れて抵抗値をあわすなどの手がありますが、抵抗はかなり高温になりますので、今回は宿題にしました。

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HIDはクルーズの物にしました。

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ネットではいくらでも安いHIDキットが出回っていますが、どれも短命で、暗くて納得できるようなものがありません。やはり、PIAAとかのメーカー品は高いですが、性能はピカいちです。クルーズはPIAAほど高額ではなく、そこらそんじょのヤフオクなどのHIDより1000倍性能がいいです。

http://www.heartnet.info/

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それと今回も付け替えるラッパ ファンファーレです。
うーん、未だに大丈夫か心配ですが、正真正銘FIAMMのものです。

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フィアムのホーンについてはここでくわしく説明していますので参考にしてください

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同じフィアムのアエアホーンでも種類があります。輸入元のサイトはコチラ
今回はランボルギーニ用の青ラッパいやファンファーレ

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取り付けにはそれまで電磁ホーンがついていたので、そのステーをそのまま流用します。
エアポンプはホームセンターで売っているステンの厚手の汎用ステーで作ります

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このままつけると何かぱっとしないので、軽く加工します。
ところで、このエアポンプ、なんだか3色ふりかけに似ていませんか?

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で、三色ふりかけに似たポンプは、ステーの下側を少しオフセットさせないと電極に当たります。なんだかマヌけな作りです。

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下側半分は少し曲げて溶接しいます。また、上側は妙にハミ出るので、ちょうどいい高さにカットします。

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高速カッターで切り取ります。

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切り取ってカタチを軽くトリミングして

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溶接したり肉盛りして、ステーっぽくします。

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サンダーで削って仕上げます。

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ほら三色ふりかけみたいなヤツのすわりもちょうどいいです。

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せっかくですから、軽く塗りましょう。
密着も兼ねてプライマーサフェーサーを塗ります。

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余っていたアルファ75の130レッドを塗ります。

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ほら、三色ふりかけといい感じ

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このあとグリルを入れてしまうので、よく見ないとほとんど見えなくなってしまいますが、そんなところにもちょびっとこだわりで幸せになります
「ちょっぴり あなたに 幸せ あげる」はレストランCASAの由来でしたよね

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これで、ぺぺぺぺっぺ~って鳴らしてください。

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斉藤さんだぞ

2016年8月13日 (土)

続 マセラティクアトロポルテ(M139)の整備

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マセラティの整備の続き
ブレーキパッドの交換です。

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ブレーキパッドは純正と社外とありまして、社外なら安いですが、純正は9万円です。
さすがに純正を使うほどの理由はありませんので、社外を使います。
でも社外にはブレーキパッドセンサーを取り付けるところがありません。

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パッド上側は欠けているように見えますが、ここにセンサーが入ります。
センサーはパッドと一緒に削れていって、最終的に、電極部分が削れて露出して、ブレーキローターに接触、導通しブレーキのウオーニングを点灯させる仕組みです。

とはいえ、ちゃんと整備に来るお客さんなので、全く心配ないので、社外でOKです。
前後とも交換しました

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続いて
ATFの交換です。ZFのATです。クアトロポルテは最初、F1マチック(デュオセレクト)でしたが、北米での不評を受けて、ZFのATになります。先のブログで、エンジンオイルも普通車のようになっているのも、このマイナーチェンジから変わっています。
逆を言えば、F1の方がピーキーでよりフェラーリに近いですが、なにしろ扱いが難しい部分があります。
仕組みは完全にセレスピードと同じなんですけどね。

ずいぶん以前に書いた147GTAのセレを作業した時に思いましたが、完調のセレは本当にすばらしかったです。きっとF1も完調のもは本当にすばらしいのでしょう。

脱線しましたが
ZFの6HP26が搭載されています。その名の通り6速ATで、ATFにはリキモリのATF1800を使います。

リキモリのトップテックATF1800は、ZFの6HP系と8HP系の為に作られたATFで、無色で、シャバシャバです。

http://www.liqui-moly.com/liquimoly/produktdb.nsf/id/en_3687.html?Opendocument&land=GB

で、抜くのは、前側の小さいドレンから抜きます。

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6Lほど抜けます

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その後、オイルパンをはぐって清掃します。オーバーフローチューブが見えます。

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当然パッキンも新しいものに交換します。

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前進6速なので、変速分のギアチェンジ用ソレノイドが見えます。

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フィルターは純正です。吸い込み口以外に止めるとこはありません。取替え作業は入念に!

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アダプターを使って入れます。入れるときは後ろ側の大きなドレンです。脱着には17mmのヘキサゴンを使います。

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あふれてくるまで入れます。

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その後エンジンをかけて、油音を上昇させて指定の温度デドレンを止めます。

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Eくんがしっかり閉めます。


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次回はライトやラッパですね。

2016年8月11日 (木)

マセラティクアトロポルテ(139)の整備

以前より、車検がらみのいろいろな整備でお預かりのクアトロポルテ

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このクルマは本当に美しいデザインで、走っている姿は言葉にできないほどです。
どうもあのデザインがねえと言う方、

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いやいや本物はすさまじいデザインですよ。さらにはあのフェラーリF430の強心臓です。

先ずはコーティングをしてもらい、ぴっかぴかにします。

その後、車検の基本点検整備と、オーナーの希望する整備です。

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どこかフェラーリの足回りに良く似たフロントアップライト。
そりゃ作っているところが同じようなもんだから?
今はずいぶん疎遠になった感じですが。

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こちらフェラーリ。

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そしてライナーを外すとライトユニットが見えます。

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そう、ライトの光軸調整はライナーを外さないとできないのですよ。なんて作りだ!

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まあ、がんばればライナーを外さなくても手を入れてできるかもしれませんが、そこは19インチのタイヤが立ちはだかります

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で。バルブはD2S1個。

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続いてエンジンオイルは、壺がなく、普通の乗用車の要領で交換できます。

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もちろんオイルカートリッジも

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だれでも買える、所有できるクルマではありませんが、一度所有すると自動車観が結構かわりますよ。お金はかかりますが

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今回もリキモリのLeichtlauf high tec(ライトドライブ ハイテックの意味)の5W-40を使います。もう本当にいいオイルですね。大変気に入っています

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結構高いオイルですが、10Lも入ってしまいます。次回はATFの交換から行きましょう

リキモリについて詳しくは
http://www.lm-trading.co.jp/

より以前の記事一覧

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