ホリエモンこと堀江貴文氏のロケット「MOMO」が打ち上げに失敗してしまいました。
関係者の方々には大変申し訳ないのですが、テレビで見ていると「ヤッターマン」のドロンボー一味のメカが大爆発する最後のシーンを見ていたような気分になってしまいました。
第一ロケットに点火して空に進み始めて、間もなくしてケムがいっぱい出てきたと思ったら、逆回しをしているように地面に戻ってきて大爆発と言う・・・

いや、決してふざけているわけではないのですが・・・
それほどまでに地球の重力からの束縛を解いて大空に向かうのは大変なことです。自然の力の前に人類は無力なのだなあと思い知るのです。
さて、この時期、エアコンの故障をはじめ、意外に多いのが電気系のトラブルです。
こちらも暑さと言う自然の猛威に負けてしまうことが多いのです。
本格的な夏を前に改めてトラブルをおさらいしましょう。
オルタネーターの故障
ECU本体の故障
ABSコントロールユニットの故障
エンジン冷却ファンやコンデンサーファンの故障
イグニッションコイルの故障
スロットルボディの故障
アルファロメオに限らず欧州車全般にいえますが、何でもアリですね
ほとんどアルファロメオの画像と言うのもツライですが・・・
症状別に見ますと
オルタネーターはまずチャージランプが点灯します。

こうなると充電しませんから、そう遠くない未来に確実に自動車は動かなくなります。
原因はオルタネーターの故障なのですが、故障と言ってもいろいろあります。
意外に多いのが、あまりに信頼性の無い部品を使ったことによる、ハンダの溶融です。
部品は信頼できる物を使わなければいけません。またリビルト業者も適当な処理をすることも許されません。
ECUは特にこのモトロニックのME7.3.1が突出して多いのですが

こちらも即、移動が立ち行かなくなる事態になります。
またこちらも多いABSのユニットがパーになる事例

ABSが壊れるとスピードメーターが動かなくなります。もちろんABSやブレーキのウオーニングが点灯しますが、スピードメーターの動向を見るのが点検のキモになると思います。
ブレーキが効かなくなる等の申告なことにはなりませんが、車検に受かりません。
電動ファンが動かなくなるのは、暑さが原因ではなく、ブラシの磨耗によるものがほとんどですが、暑くなるとそれまで出番が少なかったクーラーが夜は効くが炎天下の信号待ちで効かないというようなイレギュラーな状態になります。

ちなみに右下、僕のクツが見えてますが、その上に見える茶色いもの。これはファンのスピードをコントロールするレジスターです。これが悪くて上手く回らない場合と、リレーやヒューズが焼き切れて回らなくなるのと原因が異なります。
どちらも暑くて、モーターが頑張りすぎた結果ではありますが・・・
国産車はラジエターに1つとコンデンサーに1つと2つのファンを使う傾向がありますが、輸入車では1つのファンでコンデンサーとラジエターの冷却を手当てしている場合が多いので、完全に回らなくなるとオーバーヒートして、最悪の場合エンジンの交換が必要になりますので注意が必要です
イグニッションコイルはエンジンルーム内の熱で自壊してしまうようです。

こちらもこの時期多い故障で、走り出すとそれほどでもないのですが、アイドリング状態だとなんとも言えない振動が出ます。シリンダー数が少ないほど症状は顕著で、アイドリングや上り坂での走り出しなどで、独特のレスポンスの悪さを伴って、振動が出て走り始めます。当然生ガスが出ますので、キャタライザーを痛める原因になりますので修理が必要です。
意外に日産系に多い、電機式スロットルボディの故障、同じ日産系列のルノーも多いです

まず、ファストアイドリングを全くサボるようになります。以前カングーでアクセルペダルに全く反応せずヴオンヴオンとハンチング繰り返すばかりのクルマも見たこともあります。
これはいろいろなパターンがありますね。アルファロメオでも多いトラブルです
即、不動になるケースは稀ですが夏場に悪くなり、冬場にファーストアイドルを全くしなくなりこの部品の不良に気が付くというケースが結構あります。
これはどちらかと言うと、熱よりブローバイガスで壊れるのかな?
とにかく、ウオーニングランプが点灯したら、慌てず、騒がず付き合いのある修理屋さんに連絡してください。あ、販売店でも構いませんが、中古車専門店だとどうかなあ・・・・ 彼らは知らないからなあ・・・・
でも、オーバーヒートは気をつけてくださいね。

この画像だけ拾ってきたものなんですが、この人のブログ面白かったなあ。
一気に読めるくらいの量でした。
「オーバーヒート」 で検索して画像ボタンで簡単に出てきます。面白すぎて寒気しちゃた(笑)