エアコンの洗浄。
最近4畳半の部屋のエアコンがどうも冷えない感じだとお嫁さんが訴えています
確かに夜中に暑くて目が覚めて、エアコンのスイッチを入れると、どうもひえが悪い。
他の部屋の温度と同じ設定にすると、とんでもなく暑いのです。
ついに買い替えかあ、と思い電気店に行くと最低でも5万5千円くらいかかりそう。
本体以外に取り付け工事費も必要ですからね。リサイクル費用は違う形で処分するのでかかりませんが。
しかし6万近い出費は痛すぎる。そこで、どこが悪いのか今一度確認することにしました。
1.つい最近フィルターは掃除している。
2.弱いながらもエアコンは効いている。
3.室外機の低圧管はかなり冷たくなっている。
4.明らかに出てくる風の量が少ない。
以上の事から、メインの冷やす部分には異常が無いことを確信し、まず清掃することにしました。幸い今日の日曜日はたいした用事もないので、早速作業します
エアコンは三菱製で、新築祝いにお客さんから頂いたもので、かれこれ12年くらいは経っているものです。
フロントパネルを外してフラップを外します。
メクラ蓋を外すと+ビスがありますので2つ外すとメインのカバーがごっそりハズれます。
フィルターがまだキレイなのが見えます
一方エバポレーターが丸出しになりました。何回かはフィルターを外した時にエアコン洗浄スプレーを使ってホコリを取っていましたが、もうほこりはこびり付いてスプレーごときでは、落ちにくくなっていました
ドレントフラップモーターユニットがひとつになった部品も外します。
エバポレーターの上側にはサーミスタも見えます。
冷たい冷媒はこの銅管だけを流れます。で、冷媒の管に触れるアルミのフィンの隙間を空気が通って冷たい空気に変わるのです。しかしこれだけ汚いと、フィンのスキマを通る風が少なくなり、エアコンが効かなくなると。
フラップの配線は操作しやすいように基盤が自由に出し入れできるようになっています。
ドレンを外す時に引っ掛かりがあるので壊さぬよう注意が必要です
上側にシロッコファンが写っていますが、すさまじいホコリの権化です。
これならアレルギーにもなるわな。
このシロッコファンが部屋の空気を上面から取り入れてフィンを通して冷たくなり、下側から冷気を出す仕組みなので、このファンの役割は相当大きいはずです。
でも完全に目詰まりしているので、部屋が冷えない主原因はこれでしょう
エバポレーターが完全にあらわになりました。フィンにそってタワシやブラシでホコリを取ります。しかし暑いです。エアコンの洗浄業の方の苦労が分かります
フィンは結露し、濡れていますので、それそうなりの対策を施して挑まないと、部屋が汚れます。
ちなみにフィンをキレイにするタワシはこんなものを使いました。
シロッコファンはここまでキレイになりました。画像がありませんが、エバポレーターはある程度外れてフリーになりますが、当然後ろ側は配管があるので外れません。
でもシロッコファンはほとんど外れたのですが、モーター側がどうしても外れず、完全に取り外して洗浄することは諦めました。
あとは外した部品を組み上げて、元通りにしていきます。
途中、ドレンを組んだら、漏れのテストを兼ねて、洗浄スプレーでフィンをキレイにしてみます。
結果は上々で、再び寒いほどの冷気を出すことができました。
エアコンの風は、ただ冷たいだけでは部屋を冷やすことができず
一定量の風量があることが重要になることを再認識しました。