BMW

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2017年3月25日 (土)

続・BMW E87の変速不良

自動車の整備っていうのは、作業はもちろんのこと、原因究明そのものが預かって作業をするまでの大半の時間を費やしたりする場合があります。
その為に経験則に従ったり、物的証拠から原因を究明したり、状況証拠から推理したりします。

さて先日ATの不良で入庫したBMWがありましたが、その作業の続きなのです。

このクルマを預かるに当たって、IGaラシくんはイグニッションコイルとスパークプラグの交換などもお願いいたします、とのことで、どこかのサイトにIGコイルを交換したらATの不具合が直ったということを読んだとのことで、それも作業します

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正直気乗りがしません。なにしろ、IGコイルなどを交換しても根本的なATの不良が解決しなければあまり意味の無い作業ですから・・・

若い人は知らない、昔で言うところのフロントミッドシップな感じでシリンダーヘッドの殆どがカウルトップの下に入っていますので、まずそこから分解します。

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見えるところのビス数本をやっつけて

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手前に引き出します。ちょっと硬いですが頑張って引き抜きます。

太いハーネスが数本くっついていますが、これも実はケースごと手間にスライドすれば簡単に取れます。

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そりゃハーネスは、抜ければ一番楽ですが抜かずにだらんとそのままにします。
ちょっとだけ頭を使いますがヘッドカバーはすぽっと取れます

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ハーネスはカバーが持ち上がっていると抜ける仕組みです。
なんともドイツ車らしい。

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でも硬いんだこれが・・・

外した部品、ぱっと見はそれそうなりにキレイですが、新しいもの換えます

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せっかく取り外したのでエアコンフィルターも交換します。

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ちょうどお昼になったているので、近くの藤沢食堂に食べに行きました。
サバ煮定食です

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食後では、なんとこんな手が・・・
今日の何かの勝利を確信しました。

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元に戻しながら次はエアクリーナーエレメントを交換します

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トイレットペーパーみたいのがありますがクリ-ナーエレメントなんですねえ

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折り返し、どんどん組み付けます。

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で、一応試乗に出かけますと・・・
なぜか・・・ なぜか症状が出ません。一体どういうことなのでしょうか?
役満を上がったからでしょうか??

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実にスムーズですね。
えー!でも今回行った作業のなかでATに関するものは全く手をつけていません。
どうして直ってしまったのかさっぱりわかりません。

ただ、強い負荷を与えると調子が悪くなった傾向は如実に出ていまして
そこはいかにも点火系ではありましたが、こちらはATですからねえ

また状況証拠は出揃っていましたし、経験則から考えても、ATのコントロールユニットが悪い以外の原因は考えませんでした。思い込みは恐ろしいですねえ

ATのコントロールユニットはATの中のソレノイド基盤と一緒にあるみたいなので、中身をごっそり入れ替えることになるので、やはり恐ろしい金額になります。

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しかし・・・ そのコントロールユニットにエラーが何も入らなかったのは、ECUが壊れているのではなくて、正常だったのかもしれません。EGSにIGコイルの不良のメッセージが入るわけありません。

いやあ、これは「事実は小説よりも奇なり」であります

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まいったなあ・・・

2017年3月23日 (木)

BMWE87の変速不良

えらい調子の悪い118、E87ですが、えらい調子が悪いと言ってもどこが悪いか整理して考えなければいけません。

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IGaラシくんの訴えでは、
1.エンジンとATの通信がうまく行っていないような感じである
2.ギアが抜ける
3.リンプ(エマージェンシー)モードに入る。
4.前回、エンジンオイルの交換前に同じような症状であったがエンジンオイルを交換したことが原因で症状が全くなくなったので、油圧系の問題ではないかと。

診断機を接続して試乗してみます。修理に出した途端、全く症状が出なくなるケースもよくある話です。

しかし、今回はしょっぱなから故障全開です
危険を感じるほどです。運転した感じでは、ギアコントロールがうまく行っていない感じです。特に0kmからの走りだしでは、ガクンガクンと走ろうとしたり、加速をやめたり、だからクラッチがすべっているような感覚もありますし、むりやりキックダウンさせたような感じでもあります

診断機上はトラブルはこの通り

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なんとEGSにはエラーが入っていません。
そうこうしていると、突然エマージェンシーモードになりまして・・・

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同時に何故か診断機が遮断されて通信ができなくなりました。

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同じ頃エンジンにはATのECUからの信号がない旨のメッセージがエンジンエレクトロニクスのエラーに載ります

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ABSにも同じ内容のエラーが残ります。
しかし、一度OFFにしてから、ONにしてEGSと通信が可能になって、エラーコードを覗いてみると、そこにはなんと・・・

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エラーなし! 自らATの制御系に問題があるからエマージェンシーモードにしたにも関わらず、問題なしとはこれいかに

再び、走り出して、今度はデータストリームで見ていると、凄いです。
ギターのTAB譜ではありません、縦は下から1速、横の軸は時間です
ここにはありませんが、各ソレノイドの動きは問題ない様子です。

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停止位置から1速で走り出して、ギアチェンジする際に、1度5速に入れようとしています。ここでガクンとなります。

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その後は走行状態が自然な感じで、速度がアップダウンしているのが見えます。

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似たような状態は何度も起こりますが、↓のように速度を落としてから、再びアクセルを強く踏むと、ガクガクが続きます。瞬間的に3速5速4速をめちゃくちゃに変速しているのが見えますね。

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基本的にこれを繰り返すうちにエマージェンシーモードに入ってしまうのですが、一度でもエマージェンシーモードに入ってしまうと診断機も遮断されて、EGSに入れなくなる。冷間、温間関係なく事象が発生するところから、ECUかAT内の基盤の異常かと思われます。
シフトポジションセンサーの可能性も無視できませんが、その瞬間に診断機がECUに入れなくなるところを加味すると、ECUがクサいのではないかと思います。
ECUの場合、部品のコーディングが必要になるので、僕らでは何もできず、ディーラー任せになってしまいます。コーディング作業は手元にマニュアルなど正確な資料がないと大変危険です。しかも新品部品しか使えないので、恐ろしい費用になるでしょう。

2016年10月21日 (金)

BMW X3 E83のウインドウレギュレーター交換

X5と共にセンセーショナルに登場したSUV X3も初期のロッドからはずいぶん時間が経ちまして、BMWお得意のウインドウレギュレーターのトラブルがやって来ました

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この仕事は僕のお客さんではなく、Eくんのお客さんなのですが、彼は仕事が立て込んでいる上、ボディ系の修理なので僕が担当することになりました。

もうこれ以上ウインドウは上下しません。典型的なワイアーのラブルとなります

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ドアトリムを外します。ビスは矢印の通り

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下準備の為に、グリップカバー、エアバッグマーク、さらに下側のグロメットを外しておきます

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ドアハンドルのエスカッションのグロメットは、じくじく手加減しながら取り外すと、かえってギタギタになるので、1発で深く小さな-ドライバーを突き刺して一気に外します

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こんな工具を使います。基本はウルトの差し替えドライバーセットがあれば殆ど分解できます

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ビスを外したらトリムを引っ張って外します。きっちりくっついているので、上の工具の写真の白い大きな三角形の工具で外します。

ウオータープルーフカバーはうまーくはがせば再利用も可能ですが、可であれば交換が望ましいです。

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一通り外しますと交換したい部分があらわになりました。

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新品はBMW純正です。

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先にモーターを外してしまいます。トルクスビス3本で取り付けてあります

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モーターを外すと、ほら!
ワイアーがくちゃくちゃになっています。

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最近の流行で、レギュレーターとガラスに止め具はなく、嵌合のみです
ちょっと外したり、入れたりする際にコツがいりますが、押し並べて10分ほどで脱着できると思います。

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新しいレギュレーターに付け替えたら、来た道を戻るように部品を取り付けます。

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トリムの止め具の一部がトリム本体から外れかけています。
古い接着剤が剥がれた跡が見えます。ここに日本の超強力接着材を流して取れないようにします。

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ここが外れるのは不可抗力でW202なんかのトリムも簡単に取り付け部分がはがれます。剥がれてしまったら放置せず、しっかり固定したいところです。

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鉄板すら簡単に止められる強力ボンドを使います。

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あとはトリムを戻したら出来上がりです。

専用の工具など必要ですが、ぜひご自身で作業して、どうか皆様にも作業の大変さを感じて欲しい次第です

2016年8月30日 (火)

BMW320 後期E46の板金修理

さて今回は、BMWの小破の修理です。

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おうちの向かいの電柱と仲良くしてしまったそうです。


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今回のE46は紹介で入庫したクルマですが、決めたガレージはお持ちではないようです。
E46後期も今やかなり、お買い得になり比較的 購入しやすくなっています。
なにしろBMWブランドで、ハイラインパッケージ、M54のシルキーシックス。若くして乗っているとかなりオシャレです。

でも、故障や板金修理となれば、新車当時450万近くのプライスタグのクルマですから、部品や工賃もそれに準じてくるのであります。

それゆえ、ディーラーに持っていくと車検が40-50万なんてザラで、それを嫌って調子の悪いのを目をつぶってガソリンスタンドなどでノー整備で検査だけ受けていると、おまじないで動くクルマのUMAみたくなってしまうのです。

クルマはどこででも買えますが、修理やメンテナンスをするガレージの方こそ大事だったりするのです。とにかく、自分のホームグランドを持つよう心がけてください。

いろいろ見てみると、バンパーは衝突により、取り付け部分が壊れてブラブラです。
しかもアンダーカバーの方から被膜が剥けたナマ配線が露出しています。何の配線か分かりませんが、非常に危険です。

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左のストラットにはカラーコードを示すシールがあります。
色番号は475 ブラックサファイアメタリックです。


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バンパーは既に外れかかっているので、外すのは簡単ですが、E46は基本的に下側から大きな逆トルクスのボルトで止まっている(後述)のを2本、あとは下回りライナーやアンダーカバーのビスやクリップを外せば、横はステーで止まっているだけです。

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簡単に外れましたが、ここで、分かったのは左側のフェンダーライナーについていた外気温センサーの配線が引きちぎれていました。それがアンダーカバーから覗いていたのですね

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フェンダーにもそれなりにキズがあったので修理しました

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ここは塗装屋まかせです。

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そこに予め塗っておいたフロントバンパーを取り付けます。
これがバンパーを取り付けているスタッドボルトです

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メスのトルクスソケットで閉めます。BMWでは古くからあるバンパーの取り付け方法です。

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ドイツ車の多くは、バンパーの取り付けは簡単なのですが、塗装の為に分解するのはかなり厄介です。硬い嵌合が多く、なかなかホネが折れます。

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輸入車は何故かバンパーの構成部品が多く、修理費用が高くつく傾向が強いです。
また、対応単価と呼ばれる1時間あたりの工賃も国産自動車に比べると割高です。意外と知られていませんが・・・
その対策の為にも是非、車両保険は入っておいてください。

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交換しようと思ったフェンダーライナーが左右逆に来ていました・・・
納車が伸びちゃう・・・

2015年7月27日 (月)

BMW E87 可変バルタイの修理

もうずいぶんと預かってしまったIGらしくんのE87

やっと作業です。お待たせしてしまって申し訳ない。
彼は、いわずと知れたラビット小川橋店のベテラン査定士でもあります。
若いのにクルマ好きですばらしい!
彼自身のブログもあるので、その熱意を見て取れます

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その熱意も今回の修理に繋がります。

診断機の情報を撮影してなかったが残念ですが、バルブトロニクスの不調を訴えるエラーコードと、ヒーターポンプモーターの異常を訴えるログがありました

以前E39のVANOSの交換も行いましたが、BMWにはどうもこの可変バルブタイミングのもたらす不良が多いようです。

そもそもBMWは昔は足回り。特にテンションロッドのブッシュやコントロールアームのボールジョイントの不良が有名でしたが、最近は可変バルタイが仲間入りしたようです

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ごちゃごちゃいろいろありますが、基本的にバルタイ関係はヘッドカバーの中にありますので、端から分解です

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タペットカバーを外すとカムスプロケットがチェーンと共に丸出しになります

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今回は手前のエキセントリックシャフトセンサーと、奥のVVTモーターの交換です


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エキセントリックシャフトの信号を元に機能する可変バルタイ。
それだけでなく様々なところに影響を及ぼすようです。
悪くなると、アイドリングや吹け上がりなど・・・

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基本的にエンジンオイル管理が、部品の、いやエンジンの寿命に多大な影響を及ぼしているのですが、ちょうどこの当時、各メーカーがエコなどとくだらない大義名分のために ロングライフエンジンオイルなるものを発表し、オイルメーカーはそのメーカー認定の取得をこぞって行いました。
スラッジの出ない100%化学合成油なのですが、スラッジが出ない、ブローバイがキレイなど、理論的にはそうでも、現実的にはそうでないとても馬鹿げたシステムだったと思います。

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まあ、遅かれ早かれ油は劣化し、ブローバイは間違いなく発生し、蒸気かされたエンジンオイルと圧縮から逃げたガスは絡み合ってモーターライズされたスロットルボディに戻され、クルマが痛むのです。

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タペットカバーは新しいものに。まあこの部品に良し悪しがありますが、そこはバランスよく

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続いてヒーターバルブも好感します。

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さて、一通り元に戻ったら、次はディーラーで診断機を当ててもらいます

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しかし今日もひどく暑かったですねえ

暑くなりすぎたのでスポットクーラー独り占めです。なにせ今日も工場は42℃越えです

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ヒエヒエの空気をつなぎに送っている図です。
恥ずかしいです。

汗でびしょびしょになって、Tシャツが塩蔵わかめのようになっても行くのはディーラーです

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BMW東大和なう。頂いた麦茶を一気飲み
ショールーム内に入るとなんとも申し訳ない気持ち

それもそのハズ
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キレイなショールームに雨に濡れた野良犬のようなニオイの塩蔵コンブを着た整備士が一人。

でもやさしく対応してくれました。
以前もお世話になっていたこともあり、ほんとうにありがたかったです。
よし! これにてIGらしくんの元に戻すのだ!

2014年9月10日 (水)

BMW E39 エアコン不良 その2

昨日注文したレジスタが来ましたので、早速作業します。

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新しいのはドイツ製。やっぱりメイドインチャイナは使えません。

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でもさ、チャイナ製は安い... でも1か月で壊れたり、最初から故障したりね。
あのポルシェのウインドウレギュレーターで痛い目会いましたからねえ。

他にもBMWのウインドウレギュレーターも。新品なのに明日壊れそうな音がしていたもんなあ。

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しかしこの部品ついている場所が狭いというか、下の方にあるのですよ。
この手の極端に発熱する部品はエアコンの風で冷やしながら使うのです

特にこちらはつらいのです。ブレーキペダルに頭をつけて、仰向けになって作業するのです。その姿はまるで・・・・

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ボーアンドアローか

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ロメロスペシャル

このようなかっこで作業するわけです。しかも何時間も

きっつ~

新しい部品が来たので、取り付ける前に単体試験すると、ぼわーっと風が出てきました。この時午前11時。
フフフッと勝利を確信していました。

ところが! 
至極当たり前に取り付けてエアコンを動かすと風が出ないではないですか。
単体試験にも反応してくれなくなってしまいました。こりゃヒューズだなあと。

そこでヒューズを探します。まずは取説を開いてヒューズのロケーションを。

どうやらグローブボックスの上側にあるようです。ヒューズボックスを開けると該当のヒューズ切れていない。さらに室内のブロアのヒューズがアイランドから離れて2つあるようです。75番と76番。

どこに?・・・・

グリコ事件のように、一大捜索大会。
どうしても見つからないのです。

ネットで調べるもこれと言う情報がありません。

イギリスのyoutubeでグローブボックスの裏とおぼしきところにあるような情報を得ましたが、あまり詳しくなかったので、内視鏡を入れて見てみました

そしたらたーまたまヒューズが見切れて、捜索活動は終焉を迎えました。
何故こんなところに??

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わかり難いですが、画像左側。グローブボックスを外した奥にありました

そして40Aヒューズは

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ものの見事に切れています。あたりまえか、その目的を成就して昇天しているのですから

ヒューズを見つけた以上、楽勝を確信した僕は新しいヒューズを入れます。が、その瞬間、あのデカいヒューズがほんの少しの煙とスパークを残して切れていきます。

ショートしているのですね。

くそう。溶けてぼろぼろのコネクターがダメなのお
その後、絶縁体を挟んだり、ぎぼしのカバーを加工したりしましたが、切れたヒューズの屍を築くだけでした

しばらく小康状態が続いたあと、なんと端子がぽろっと切れてしまいました
ああ、これでコネクタの作り直しかと思ったのですが、コネクタヘッドは国内在庫はなく、端子は複雑な形と...

そこで、溶けて外れた端子を亡き者にして、穴だけとなったコネクタに、じかにコード入れる作戦に変更しました

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ぎぼしの2個入る端子を半分に切ってつなぐとうまく、レジスタの端子にくっつきました。しかしこのコードで組んで試運転すると熱を持つんですね

車体側のハーネスは1.25スケア、こちらは0.75スケア。マイナスだから平気かと思いましたが、どうやらマイナス制御かもしれません

そこで部品取りのアルファから1.25スケアの配線を用意してうまく作りました

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あとは車体側ハーネスにハンダ付けするだけ

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結果は上々。マイナスだからそこそこ普通にテーピングしても心配ないところはいいですね

ここで、5時半。急いで納車準備。

ところがポジションランプが点灯しません。何故かウインカーの部分が付きっぱなしです。

ライトのリレーを挿し直したら元に戻りました。今18時半、くだらないトラブルに時間を浪費してしまいました。

一通り試験走行をして納車です。

あー疲れたなあ・・・



2014年9月 9日 (火)

BMW E39 エアコン不良

毎度おなじみエアコン修理でございます。

突然エアコンの風が全くでなくなったそうで、液晶の表示は風量の調整が出来ているのですが、肝心の風が出ないようです

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コントロールユニットは正常で風が出ないとなると犯人はレジスタでしょう

レジスタは抵抗です。12Vを直接モーターに入れると全開でしか回りません
電流もしくは電圧を降下させて、回転を遅くすれば風量を下げられます。

その電気の力を熱に変えて消費することによりファンの回転数を下げるのが
レジスタの役目です。

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なにしろ電気をエネルギーに変えて捨てるわけですから、熱を逃がさなければなりません。そこで熱を下げる為にブロアファンの近くにレジスタを置くのは定番です。

なにしろ熱を少しでも下げる為、レジスタはたいがい面白い形をしています
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剣山スタイルですね。あ、少し前にカンナムスタイルってのが流行りましたね

さらに余談ですが、先日熱海に行く際、沼津から伊豆縦貫道路の終点で降りたときの出口が函南というところで、これを かんなみ と読みます。

それ以来カンナムが頭に残っちゃってローラとかシャパラルとか...
Can-amってカナディアン-アメリカンチャレンジカップの略だったんですね。知らなかったなあ

カンナムはおいといて
レジスタです

コネクタが溶けていました。どうしても大電流が発生してダメになっちゃうんですね。

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上の二つの端子の位置がおかしいでしょ

今晩は八海山が僕のパートナー

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定番中の定番。八海山と言えば本醸造です。しかしよく見ると

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いつの間にか特別本醸造になっています。
値段がちょっぴり上がって本醸造から特別本醸造にスープアップしましたよ

2014年7月14日 (月)

BMW530 E39の修理

これまた度々登場のBMWE39

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今回はリアドアのウインドウレギュレーター交換やドリンクホルダーの交換です。

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ドアトリムの脱着から。国産車のようにインサイドハンドルのスカッフのビスを外すだけで、あとはクリップ止まっています。

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エアバックを外しますが、一度でもキーオンにすればエアバックランプがついてしまします。まあ、点いたら消せば良いだけですが。

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レギュレーターを外しますが、このクルマなかなかすんなりとは外させてくれません、ガラスの脱着が必要です
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後ろの三角窓のレールを外しまして、ランチャンネルを引き抜きます。
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新旧レギュレーターです。以前ポルシェで痛い目にあってから基本的に純正かOEM以外は使いません。S君も快く理解して頂けて、作業が捗ります。

思えばBMW]のE46のレギュレーターをネットで安物の立川のP店で買った時はワインダーが巻き上げると、パキパキとプラスチックの悲鳴が聞こえるものがありました。結果、極端に安いものはダメみたいですよ

頭のプラスチックのクリップが割れてガイドから外れています
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はいはい作業終了。
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ところでこのクルマずっと気になっていたところがありました。
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割れて浮き上がったウッドパネルです。
買うと高いし、なんか直せそうな気がするし
ええい、いつもおせわになっているS君。ここは大サービス

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リアの吹き出し口を分解して、ひじ掛けの下のボルトを外します。

その他のボルトを外して、センターコンソールを外します。
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以前から直してみたかったコンソールのウッドパネルは簡単には外せず、何かの機会にと思っていましたが、チャンスが来ました。

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今回は一般的なボンドを使います。ホームセンターで売っている乾くと透明になるやつです。割れて剥がれているところにまんべんなく、少し多めに塗ったくります

もう、割れて熱歪で硬くひん曲がってしまったパネルは人力ではきれいに戻りません。そんな時は機械のチカラを借りましょう

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油圧プレスです。その気になればウッドパネルに10t単位の重さをかける事も可能ですが、もっとマイルドに
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あーもっと押したい!でも割れちゃう!

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それなりにぴったりくっつきました。さすが現代の科学力(おおげさか!)

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次に割れ目に沿ってラッカークリアを入れます。1液の模型や木工などに使うクリアーです。硬化剤を使う2液のウレタンクリアは伸縮の幅があまりないので、ラッカークリアの方が、このような材料には向いています

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小さな1500番で研ぎます。

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この作業を繰り返しますが、さすがに大きなヒビを完全になくすことはできませんね。でもだいぶつるっとしてきました

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肝心なドリンクホルダー

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ずるいのはこのビス、見つかり辛いですよ
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お見逃しなく!

2014年4月29日 (火)

BMW E39の点検整備

E39の5シリーズ、前任のE34は世界最高のサスペンションと称された傑作でしたが、その後任E39シリーズも大変素晴らしいです。

世界的な燃費基準や環境問題で直列6気筒は見ることができなくなりましたが、その問題がなければ、M54ストレートシックスは紛れもなく今日でも世界最高峰のエンジンだと思います

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来る歳には逆らえず、いろいろ面倒が発生します。

そんなS氏のE39もこれまでもVANOSの交換など行ってきましたが 今回は車検と共にブローバイパイプからオイル漏れ修理とATF交換です。

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シリンダーヘッドやエンジンブロックなどから発生するブローバイガスはシリンダー内で圧縮された混合ガスの一部がピストンリングなどシリンダー壁からブロック内などに逃げ、そのガスが気化したエンジンオイルを巻き込みます

この生ガスをインテークマニホールドに戻すのは法律で決められています
決して大気解放してはいけないのです(車検上は)

しかしそのブローバイガスはパイプのプラスチックやゴム成分を攻撃し最終的にオイル漏れの原因や二次空気の原因になります。今回もその犠牲になり交換を余儀なくされてしまったパイプなどの作業です

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下から見るとオイルが漏れてエンジンブロックやトランスミッションを濡らすのですが、オイル漏れの箇所がなかなか特定できませんでしたが、よく見るとシリンダヘッドやブロックから出るブローバイを処理する、オイルセパレータから漏っているように見えます

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ブローバイガスはオイルセパレーターによってエンジンオイルとガスに分けられ、オイルはレベルゲージの根本からオイルパンに戻され、ガスはインマニに戻されます

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オイルとガスに分けるセパレーター

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一部のパイプはボキボキ折れてばらばらに....

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そしてガスはこのように各シリンダーに戻されます。

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さらにATフルードの交換も行います

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こちらもメルセデス同様オイルレベルゲージもなにもないので、ドレンから排出後温度管理により油量を確定させるZFお決まりの方法です

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さよなら旧油

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電機式コントロールユニットが見えます。手前に並ぶのが変速用電磁ソレノイドです。


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新しいフィルターを付けてフタをして、ATFを入れます。

そしてエンジンをかけて油温40℃から45℃の範囲でドレンをします

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温度は診断機で確認します。

最近のクルマらしい感じです

 

 

2013年6月29日 (土)

BMW E39 ウオーニング2

先日、ABSランプやASCのランプの点灯したBMW530Mスポーツ。20km以上のテストの後、問題なしと納車に向かう途中、なんと再び同じウオーニングが...

さすがに混乱。

となるとスピードセンサー? 調べてみるとスピードセンサーなるものは存在しない。BMWと言えば、デフの後ろ側にぶすっと挿してあるんじゃないの?

うーん どうやらABSセンサーで速度を割り出してABS/ASCユニットで信号をコインバートして各装置にパルスを分け合っているみたい

ところがそのABS/ASCユニットから信号が出てない。ナビも車速感応ワイパーもなにもかもおかしい動き

となるとユニットが怪しい。ネットにもいっぱい情報が....

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これがユニットの内部。ボビンがいっぱい。この背中側の基盤に問題があるようです。

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電極側です。ここから、各アクチュエーターに信号が行くのです

このユニットをリビルドしてもらいます。この作業は僕ではできないので業者さんの力を借ります

あっと言う間に戻ってきたユニットをくっつけます

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そしたら、こんどこそウオーニングがつきませんでしたとさ

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