« 2019年3月 | トップページ | 2019年8月 »

2019年4月の2件の投稿

2019年4月29日 (月)

3コートのヌヴォラレッド、2コートのヌヴォラレッド

3コートと2コートでの実際の塗装色の印象を検証します。

どちらもアルファロメオの167Aと呼ばれるカラーコードで、カラー名はRosso miro、ヌヴォラレッドと解釈してください
以降、この記事では、色見本の左側はPPGフォーミュラベースの3コート、右はスタンドックスの2コート、ノーマル配合です。

もうこの段階でかなり違いますが…

Img_5700_1 

塗装室の強い蛍光灯の下で

Img_5701

45度のすかしおよびフリップフロップ

Img_5702

夜間の蛍光灯下。2コートはどうしてもパール目がつぶれる傾向があります
そりゃあ、赤の中にパール混ぜてますからどうしてもそうなってしまいます
特にオキサイドレッドを入れることですかしが白くなりパール感をつぶす傾向にあると思います。

Img_5727

すかすとすごくイエローパールが立ち上がって美しい色彩を放ちます

Img_5728

日なたの正面。パールがつぶれてソリッドカラーのように見えます

Img_5758

日向ですかすと強烈なパール目が出現します。一方ノーマル配合はもう一つパールの目が出ません

Img_5759

日が雲に陰った感じの明るさ。やっとパールと言うカメタリック目が昇ってきました

Img_5761

正面では3コートがかなり強力なオレンジを放ちます
赤い塗料に黄色いパールを干渉させますので、オレンジ色に見える仕組みです
一方、ノーマル配合は終始赤が強く、どの角度でも赤色です

Img_5762

この透かしだとあまり違いを感じません

Img_5763

近接えの45度すかし

Img_5764

正面

Img_5765

日陰での正面

Img_5767

パールメタリック感を強調させた場合

Img_5771

3コートの方が断然パール感が強くでますね

Img_5772

ほぼ全方向でパールらしさを見ることができます。

Img_5775

なるほど、これでは塗装後に顧客から苦情が出るのも無理はないかもしれません。
明らかに3コートの方がパール感が強く、変色感が高いのが誰の目にも明らかになります。
自動車のユーザーの方は僕ら作業者より そのクルマへの思い入れや感性が強く、僕らでは解らない事をいろいろ教えてくれたりします。
真摯に耳を傾けてお客さんの要望を聞き入れ反映させなければけませんね

しかし、3コートにすることにより大幅に塗装費用が増える事を、ユーザーの方側もこころに留め置かなければなりません。
特に車体整備工場選びも慎重にすべきです。
どんな社会にも向き不向きがあり、得手不得手があるものです

美味しい手打ちそばが食べたくて駅の立ち食いそばに行く人はあまりいないと思います。
それっぽい佇まいのいかにも頑固職人が居そうな手打ちそばの店を探すと思います。
ブランドショップで500円の財布を探す人はなかなかいないと思います
500円くらいの財布が欲しければ それそうなりの販売店に行くと思いますし、ブランドショップでそう言った商品を販売することはできないと思います。

要は適材適所で、自分の希望に合ったお店を探すことが最も自分好みの仕上がりを手にする早道であると思います。

塗装をお考えの方はお気軽にご相談ください。

3591167
埼玉県所沢市林1-208-2
MPI/メサイアパーツインク
電話 04-2947-6551

 

 

 

2019年4月 2日 (火)

アルファロメオV6用エンジンマウント 60655868

メインのブログでも告知しましたが、こちらでも改めて紹介いたします
http://messiah208.cocolog-nifty.com/2/
これ、いつの間にか全く手に入らなくなって、僕のところにも問い合わせが一定の割合であった部品です
今や超貴重品になってしまいました

1132
イラストで言うところの1番

155、156、147、GTVのV6エンジンで使われているマウントです。

0_0_productgfx_89d26e218726138846cfd8c7b
こちら。参考画像だけど。
部品番号で言うところの60655868 もしくは60500574 です。
とりあえず2個だけ輸入します。
もちろん、純正の新品ではなく、古いマウントを作り直した、ヨーロッパで作られたいわゆるリビルド品です。
純正の新品など手に入りません。でも同等の性能を有したもので決して粗悪ではありません。
当初、もっと安くできるとタカを括っていたのですが、フタを開けてみると、結構な値段になりました。
金額はなんと、税別60,000円。これでも個人で作れる限界の値段です。

で、ここからが重要なところ。
リビルド品なので、コア(取り外した古い方の部品)の返却が必要になります。
その古い部品が返却されれば、15,000円返金します。
ただし、著しい破損やコア返却が無い場合、当然返金できません。
つまり実質の部品代は45,000円となるわけです
入荷は来月末を予定しています。
お問合せは↓からどうぞ。業販も可能です
http://www.mpi-bp.com/mail/mail.html

 

« 2019年3月 | トップページ | 2019年8月 »

2024年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

ブログパーツタイトル


  • 食品 飲料 売れ筋 ランキングブログ