いにしえの機械たち
今日は塗装もそこそこに午後から、おじいちゃんメカニックのN島さんちの工場に出向きました
目的は124の診断機でのエラーコード探しです。もう故障ありきで診断機ではなく、診断機をかけて原因を特定しようという魂胆みたいですね
うわあ、久しぶりの124.。いいですねえ!バガンディーカラー。よく塗ったなあ。
MPI作った頃はかなりの数やりましたが、今や、見ることすら珍しくなりました。みーんなドバイに行ってしまいました。
4発のエンジンです。アイドリングがスムーズでなく、もう一つ元気がない感じ
で、OBD。この当時のダイアグシステムはこんな。ハスの花みたい
なんと、このようにバナナプラグを挿して信号を拾うのです。
これまたいにしえのX431。エポックメイキングな機械ですが、僕のX431は壊れてしまったので、借りてきた機械で診断します
うわ、ナツカシイ画面が出てきました。4年ぶりに見ます。
しかし、もう今のX431PROですら長く使って次世代機になっているのに、はるかに大時代的というか、なんと言うか・・・
DM(ダイアグノーシスメモリー)を選んで以下のようなメッセージ。ちなみにエンジンは8番か14番だそうで
しかし、指示通りに作業してもなんだかうまく行きません。
そうそうに諦めて、原理原則から見ていきます。まずは、よい圧縮、よい点火、よい混合気。まずは火花から見ようじゃありませんか(笑)
じゃあ、1番のコードを外してプラグをつけて、タペットカバーのボルトに向けて
「はい、キー回して~」
次の瞬間
さて、ついでにバックゲートのアブソーバー。国産車はヒンジやゲートに直接アブソーバーが付いていますが、このクルマは高級車なので、外から見えません。内側に仕込んであるのです。それゆえ、交換はかなり大変。おじいちゃん一人じゃあ大変なので、作業を手伝います。
天張りを外して骨の中にあるのですが、実にがっちりピンが入っています。後端の四角いプレートみたいなのが見えますが、これがピンになっているのです。そりゃもう硬いったら。
前側はヒンジの付け根にスライドピンがあって、狭くてそれこそ交換するのが超大変
しかも、なぜかピンが入らないと思ったら、バリが出ていてピンが普通に入らないでやんの。おお、社外品あるある。
僕は自分の仕事ではないので、気は楽ですが、大変だなあ、この仕事。
でもここのすごいところは何でも一人でやっちゃうバイタリティです