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2019年1月29日 (火)

アルファロメオ147 セレスピード不良の修理 その2

さて、先日アキムレーターを交換した147ですが、今回はその続編
動かないときはまるで反応しないギアシフト、内側にこすり上げるようにすれば入りますとの呪文をユーザーの方が教えてくれました。僕のターンでは呪文が変わったみたい?

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まずこのおじゃまなシフトプレートをどかしたいけど、ノブを取らないと外れない仕組みになっています。

これが硬いのなんの。どうにか取れました。

Img_3193

マニュアルには回路図はあっても細かい配線図はありません。

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H37がシフトレバーですが、これでは何の配線がどういう使われ方か解りません

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とりあえず5極コネクターの全てのパターンでの抵抗値を見ますが、中には導通の出てしまうもの、かなり高い抵抗値を示す物など、それほど参考にならず

一度取り付けて今度は電圧の実測値を見ます

Img_3210

ピンの1番目は全く反応なく、2-5番で少なからず電圧を検知

特に4番目では3Vを超える直流電圧を検知しました

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ギアシフトを動かすと動きに合わせて電圧が下がります。2Vちょっと

Img_3209

ところが、かなり不安定で1Vくらいまでドロップしたかと思えば再び3V近くまで上がってきたりします。しかし、電圧に関係なく、レバーが動くときはギアが動きます。動くときはわずかに電圧が下がります。

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続いてDay2、中古のノブが来ました。原因がわからないときに中古を使うのは危険極まりないのですが、新品が手に入りません、入りませんから中古です。

Img_3278

再び実車に取り付けて、

GNDはステアリングの根元から取って、まずは導通を見ますがデジタルテスターで抵抗値を見ると5本のピンの中に0Ωに近いもの、つまりマイナスが無いのです。

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さてここで、このアナログテスターで電圧を見ますが・・・・

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なんと5本すべてに0Vです。つまり逆です。本来電圧が出てはいけないのです。

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このレバーベースの中から出てくるのは信号です。すべて信号が出て、変速の条件を与えているのだと思います。だからコネクターの中にグランド線が無いのですね。
これでは抵抗値を測っても意味がありません。むしろこのようなアナログテスターで抵抗値を調べるとテスターが出す電圧に何かしら反応してしまうかもしれませんよ。

早速取り付けて試乗に出かけます

Img_3285

実によい走りでした。セレスピードらしさが戻ってきました。本当に素晴らしい走りです。
全く問題がなくなりました。

工場から飯能、飯能から工場、工場から清瀬、清瀬から新座警察、そこからまた工場と70km以上を走りました。

時には渋滞、速い変速、ひっぱてからの変速から減速の為にダウンシフトなど
考えうる限りのシチュエーションを試しました。

Img_3286

やはりいいなあ、セレスピード。
ありとあらゆるところが壊れるかもしれないけど・・・

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