アルファロメオ147 セレスピード不良の修理 その2
さて、先日アキムレーターを交換した147ですが、今回はその続編
動かないときはまるで反応しないギアシフト、内側にこすり上げるようにすれば入りますとの呪文をユーザーの方が教えてくれました。僕のターンでは呪文が変わったみたい?
まずこのおじゃまなシフトプレートをどかしたいけど、ノブを取らないと外れない仕組みになっています。
これが硬いのなんの。どうにか取れました。
マニュアルには回路図はあっても細かい配線図はありません。
H37がシフトレバーですが、これでは何の配線がどういう使われ方か解りません
とりあえず5極コネクターの全てのパターンでの抵抗値を見ますが、中には導通の出てしまうもの、かなり高い抵抗値を示す物など、それほど参考にならず
一度取り付けて今度は電圧の実測値を見ます
ピンの1番目は全く反応なく、2-5番で少なからず電圧を検知
特に4番目では3Vを超える直流電圧を検知しました
ギアシフトを動かすと動きに合わせて電圧が下がります。2Vちょっと
ところが、かなり不安定で1Vくらいまでドロップしたかと思えば再び3V近くまで上がってきたりします。しかし、電圧に関係なく、レバーが動くときはギアが動きます。動くときはわずかに電圧が下がります。
続いてDay2、中古のノブが来ました。原因がわからないときに中古を使うのは危険極まりないのですが、新品が手に入りません、入りませんから中古です。
再び実車に取り付けて、
GNDはステアリングの根元から取って、まずは導通を見ますがデジタルテスターで抵抗値を見ると5本のピンの中に0Ωに近いもの、つまりマイナスが無いのです。
さてここで、このアナログテスターで電圧を見ますが・・・・
なんと5本すべてに0Vです。つまり逆です。本来電圧が出てはいけないのです。
このレバーベースの中から出てくるのは信号です。すべて信号が出て、変速の条件を与えているのだと思います。だからコネクターの中にグランド線が無いのですね。
これでは抵抗値を測っても意味がありません。むしろこのようなアナログテスターで抵抗値を調べるとテスターが出す電圧に何かしら反応してしまうかもしれませんよ。
早速取り付けて試乗に出かけます
実によい走りでした。セレスピードらしさが戻ってきました。本当に素晴らしい走りです。
全く問題がなくなりました。
工場から飯能、飯能から工場、工場から清瀬、清瀬から新座警察、そこからまた工場と70km以上を走りました。
時には渋滞、速い変速、ひっぱてからの変速から減速の為にダウンシフトなど
考えうる限りのシチュエーションを試しました。
やはりいいなあ、セレスピード。
ありとあらゆるところが壊れるかもしれないけど・・・
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