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2018年11月22日 (木)

ハッとして グッときて

今日は波乱の幕開けでした

朝6時半から昨晩納車したお客さんから電話の着信が。
聞けばオーバーヒートのランプとチェックエンジン警告灯が点灯していると。起き抜けから背筋が凍りました。

それはこのクルマ やっと完成して納車したのは前日の夜。

こいつはまずい。整備になにか不具合か?
はたまたホースバンドのかけ忘れか? エア抜きの問題か??

散々作業した配管関係は確認したし、エア抜きができているかは、ながーくアイドリングさせたりしました。当然、試乗もしてからの納車でした。
面白いもので、しっかり整備した記憶があっても、このようなオーバーヒートを突き付けられると、なんだか不思議と記憶に自信がなくなってくるのです。

いずれにしても、納車直後のトラブルは整備ミスの可能性が非常に高いです。

とにかく、お客さんとクルマは都内23区東端なので、やむを得ず保険会社のレッカーを依頼してもらいます。

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整備ミスを思うと仕事も手につきません。思いが届いたか意外に早く運ばれてきました。
結果やいかに

まずは配管関係を確認します。

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ユーザーの方がキャップを開けてこぼれたかもしれない、あるいはオーバーヒートで噴出したLLCがあちこちに

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しかし、ロアホースも、アッパーホースも異常なし。どうやら他の原因。ふう、単純な作業ミスは見当たらず一安心 さらに心配が続きます

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エアコンスイッチを入れると電動ファンが元気よく回ります。
モーターやリレー、ヒューズが悪い可能性はまずありません。

ただの水を入れてラジエターの漏れを確認する間に、診断機を繋げてダイアグを見ます。
歴史的な故障って・・・ 

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ずーっとアイドリングさせたり、近くを走行したりで、水温を上げて、圧力がかかるのを見ます。

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すっげえちんちんに熱くしても
ラジエターの中は水を入れた時と全く同じ。水が回っていないのですね。温くもない、水のままです。

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つまりエンジンを冷やしたあつあつの冷却水は、開いたサーモを通過することなく、またエンジンに戻って行っているのです。
思えば、走行中にオーバーヒートの警告が点灯して、渋滞にはまったら点滅したり消えたりしたとユーザーの言っていた事を思い出しました。

ウオーターポンプであればアイドリングでも走行中でも急上昇したままになります。アルファロメオのV6のようにインペラーが空回りすると、全く冷却水を動かせなくなりますから

すると、犯人はサーモスタッドです。サーモが閉じたままになっているのでしょう

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サーモのアクセスは良いです

取り出しました。
左が古いサーモ、右が新品

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既に壊れているのがわかります。口が開いています。バカガイのようにだらしなく

水に漬けようが、お湯に漬けようが微動だにしません。開きっぱなし

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88℃で開くと書いてありますから、それまでハマグリのようにじっと口を閉じていないといけません

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↓新品はかように上品な佇まい。

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残念ながら納車のタイミングで壊れたと解釈すべきですね。
尤もサーモは急にこうなったりするので、注意が必要ですね。

特にアルファのサーモはよくダメになりますからねえ。

サーモを戻してから今のところ、オーバーヒートはしません。明日、高速道路で様子を見てOKであれば再度納車です。

費用? もちろん頂きますよ

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