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2018年10月17日 (水)

世にも奇妙な物語

世の中には科学では理屈では解明できない不思議な出来事がある
今宵、私たちの常識をはるかに超えるミステリーな現象を目にすることになります。

鈑金塗装業を営む自営業の小河さん(仮名)は、長く鈑金塗装作業を行うベテランです
今日もいつもの通り、アルファロメオの塗装に向かうと見慣れた塗装トラブルに遭遇します

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「これはよく見る下地の乾燥不全によるブリスターだ。軽く下地を研磨して、サフェーサーを塗れば問題なく終わるはずだ。」 そう言うと、ダブルアクションサンダーを取り出しおもむろに研磨作業を始めました
この症状が右のリアドアだけに、しかしほとんど一枚にわたって発生していました。

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「でも、普通丸いはずのブリスターがやけにいろいろな形で飛び出しているなあ?」
研磨作業からほどなく、辺りはもうもうと粉塵で覆われ始めました

「予想に反してパテが出てきた・・・、色からするとニッペのポリパテに似ている・・・」

一人粉だらけになりながら作業し、圧縮エアで手元の粉を飛ばしてみると

「こ、これはなんだ!」

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あらわになった金属素地には黒い天然痘のような点々が無数に見えました
ポツポツとなったブリスターの中から出てきたのはサビでした

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「いったいなぜこんなことに・・・ ひどい扱いを受けたのか?その割に塗装表面の状態はキレイだったなあ。」

その時、小河さん(仮名)の目に飛び込んできたものは!

「ああっ! そんな馬鹿な! 塗装の下にサフェーサーがないじゃないか!!」

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そうです、自動車の塗装とは下地と上塗りの間に遮断壁を作るために中塗りのサフェーサーを入れないと塗装はできないのです。このフェザーエッジから見ると黄色いパテの後に直接車体色が塗られているのがわかります。

パテに直接塗装すると、木の断面に塗装するようなもので、みんな浸み込んでいってしまい、塗装をしても全く艶が出ず、とんでもない仕上がりになってしまうのです。

「そんなことがあるわけない、削り間違いに違いない」
小河さん(仮名)は躍起になって、ほかの部分も削り始めました。

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「他も同じだ!こんな広範囲に均等にパテが盛れるわけがない。しかも鈑金痕もないしペーパー目もない。塗装表面のクリアーはしっかり艶もある。」

すると何やらベルトモールの外したところの塗装の雰囲気が何か変です。
おそるおそる塗装を手でバリバリとはがしてみると

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「ぎゃあーっ! 見たこともない白いガサガサの塗装が出てきた~!!」
リン酸亜鉛処理剤? ウオッシュプライマーでしょうか?

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「白いボディカラーの設定もないクルマで、全く密着していない塗膜の下から見たこともない感じの下地がでてきた~ どうなってるかわからない~」

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こんな近くなのに違う下地が現れたと、小河さん(仮名)の記憶は恐怖のあまりここで途絶え、気が付いた時には中古のパネルを業者に発注していたそうです。

見たことのない材料、不思議な作業手順、天然痘のような錆
もはやあなたが想像できる「適当でいいっすよ」とか「形になってればいいですよ」などの呪文は通じません。

皆さんは自分の経験や技術では説明できない恐ろしい体験をしたことはありませんか?
あなたの背後でいい加減に直した業者が手招きして待っていますよ・・・ くわばら、くわばら・・・






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