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2018年9月17日 (月)

上から塗装を覗いてみよう

いたずらキズを補修中の156

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ひどいですねえ。

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カラーコーションラベルはイタリア車ではおなじみ、トランクの脇ですね。
スタンドックスやデュポンを指定しています。

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さっそく、へこみを直して

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塗装膜が厚いので、しっかりフェザーエッジを取ります。

塗装膜が厚いので補修されているのか思い気や、塗装の構成を見てみると

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このようにおおよそ新車からのOEMか、1度塗装したくらいのようです。

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一番下は当然金属素地です。鋼鉄はその国の基幹産業でもあると思います。それゆえ、製造国により自動車の乗り味が違うのは、個人的にはこの自動車用鋼板の含有物の違いではないかと思っています。
近年は新素材の開発(と言っても鋼板)が進み硬さや粘りなどが大幅に変わり、日本のクルマも昔とはまるで違う乗り味になり、国による特徴の差がなくなったようにも思いますが

2番目は金属を少し薄くさせたように見える、リン酸亜鉛被膜です。いわゆるサビ止めです。世に言う亜鉛引き鋼板というやつです。

3番目は電着プライマーです。EDPなどと呼ばれるその後の塗料を電着させる-のイオンを持った状態にさせるプールにざぶーんと漬け込む層です。

4番目のポリウレタンフィラーは言うところのサフェーサーですが、色違いで2層になっています。
おそらく、下の層は塗装の強度を上げるためのフィラーで目的はサフェーサーと同じで、鋼板から電着プライマーまでの空気からの遮断。密着の圧倒的な向上などです。
さらに2番目のフィラーは、あくまで僕の予想ですが、ベースコートの隠蔽力促進だと思います。それゆえ、色がブルー/グレーなのでは?と思います。
これらの層を中塗りと呼ばれています。

5番目、6番目はおなじみ塗装らしい塗装部分です。

しかし、自動車補修ではここにパテ載せていくのですねえ。

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でも、今の層の中に不良があると・・・面倒なことになるので、僕らはシリコンリムーバーで溶剤テストをするのです。
何もなければサフェーサーを塗って塗装します。

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コメント

こんなに技術と過程が大変とは知りませんでした。以前、塗装やさんに儲かるんでしょう?と言ったらふざけんな!と一喝されました。こんなに大変と説明されてたら儲かる?なんて聞かなかったかも。車を売ったり修理したり塗ったり。ブログも毎日~すごいなぁと。

自動車の補修塗装はいくらでも手を抜けますし、手間をかけようと思えば、同じく青空天井です。
儲からないことだけは間違いないです。
そこへ来て、自動車業界は斜陽産業です。ブログでも書いてないと・・・

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