メタルゴッドと呼ばれるバンド、ジューダスプリーストです
僕にとっては本当に中学から今日までもっとも音楽的にもビジュアル的にもあこがれ続けたバンドです。
夜のヒットスタジオに出たときを良く覚えていて、当時はそれほど思いませんでしたが、1年以上経って何故か突然中1の時に何気なく聞いたのが始まりでした。
スタッドとレザーの世界
中学時代は情報が少なく、ミュージックライフ、インロック、ビバロックなどの音楽誌しかなく情報は一部でした。
情報が少ないと勝手に妄想を膨らますもので、特にこのブリティッシュスティールツアーの頃、第1回目のドンニントンパークフェス、つまりモンスターズロック時代のビジュアルが特に好きでした。
当時、僕が最も最初に聴いたのはIn The Eastでした。
このアルバムの日本盤は、ボーナスシングルが付いたデラックス仕様で、タワレコなどで輸入盤を買うと、当時は聴けなかったのです。
レスビンクスの最後の演奏で、僕はそれほど好きなドラマーではありませんでしたが、海外では大変評価の高いドラマーです。
80年のモンスターズでも演奏された「死の国の彼方に」当時、イギリスの12インチシングルくらいにしかなくて、すごいレアだったライブです。
このギターソロは格別ですね。
このグレンティプトンというギタリストは結構ミスタッチの多いというか、ワイルドなギターを弾くので、この曲でのギターは録り直したのかなあ?
当時は「黄金のスペクトル」がリリースされた後で
評価はむちゃくちゃでしたが、実は当時そこそこ気に入っていて、メロディは決して悪いアルバムだとは思いませんでした。画像はアメリカ盤のジャケかなあ?
テレビでは殆ど、PVを流すことはありませんでしたが、くっそダサイ、ホットロッキンのPVとか当時は知る由も無く、あのピッキングハーモニクス(今はそう言わないのかな?)だらけのソロを口をパクパクさせながら聴いたもんです。懐かしい!
その当時ポップすぎると問題作だった、「黄金のスペクトル」ですが、実は僕は「ブリティッシュスティール」
や「ステンドクラス」
「殺人機械」と同じくらい好きでした。
ただ世論はあのアルバムを失敗作と罵り、バンドは次回作にこれでもかと言わんばかりのアルバムを作るのではありますが・・・
このアルバムは日本盤を買うと何故かタイトルも違うしGreen manarishiが入っていないのでした。ですからこれは当時輸入盤を買うべきだったのです。
その後起死回生のアルバム、「復讐の叫び」をリリースするのですが、世の中はヘビーメタル時代に突入した時で、クワイエットライオットが大ヒットする直前だったように思います。
その中でも高校時代、渋谷のロックビデオイン渋谷なるブート屋さんが、有料で大きい画面で、いろいろ放映していて、ジューダスのMTVが作ったLIVE VENGENCEは本当に良く見ました。
で、その時ギターのグレンティプトンが殆どの曲のソロを弾き、驚いたもんです。
そして、「背徳の掟」をリリースします。
アマゾンのレビューに誰かが書いていましたが、このバンドにとってここがおそらく彼らのキャリアのピークと見るようかも知れません
事実、この後のアルバム「ターボ」はひっどいアルバムでした。
このアタリから、ギターのスタイルもヘンに今風になり、ライブアルバムでは古い曲も台無しにしてしまいました。
この後はそれほど目新しいアルバムは無く、誰かが「ペインキラー」は最高だとか言う向きもいらっしゃるようですが、僕はちっとも良いと思えません。
しかし、たった一度だけ、彼らは良いアルバムをリリースするんですよ
ボーカルのロブハルフォードが脱退して、ティム”リッパー”オーエンスが加入します。
この人が、往年のロブを彷彿させる歌唱で、このアルバムは本当に良いと思います。
さんざん聴きました
ただ、スタジオアルバムはそれほどでもなく、だんだんオールディーズ化していきます。
そのうち、ロブが復帰するのですが、もはや、おじいちゃんになってしまったバンドは見るに耐えなくなり、予約までして買ったライブDVDは、買った(リリース)当日にヤフオクで100円から売り切ってしまいました。
そのおじいちゃんの運動会みたいなビデオから今年で13年。おじいちゃんはよりおじいちゃんに磨きをかけて、遂にオリジナルメンバーはロブとベースのイアンだけになってしまいました。
そして最近の画像がこれ・・・
好きなバンドの末期を見るのはつらいですね。