マセラティクアトロポルテの車検点検整備

車検で預かったマセラティ。ずいぶん時間がかかってしまいましたが作業が進みます

2ｔ以上もありますから、何事も一筋縄には行きませんねえ・・・



横には456GTAが佇みます。なんだかコーンズ大会。
やっぱりこの手の自動車はホイと簡単には行きませんよ。
外にほっぽって帰るわけにも行きませんし。



特に冷間では高級なイメージを台無しにするコトコト音。スタビライザーからです。
しかも前と言わず後ろと言わず。前後共々交換してしまいます。



スタビとロアアームを直接つなぐリンク



このようになっていますが、これを外すのが超大変。だいたい車重が2ｔ以上もあるので、部品がどれもがっちりしていて、ボルトの締まり方も親の仇とばかりに締まっています

また狭い上に、レンチをかける部分が楕円です。なんちゅう作りだ



高価なディーラー取り部品。それでもマセラティジャパンになってからかなりリーズナブルにはなりましたが・・・



こちらはなんだかLLCで大変に汚れていますね



リアも作業します。



新品を取り付けます。



良いですねえ。キレイです・・・ってスタビリンクですが



作業にはUSAGを使っています。先日売っていましたね



ブッシュもしっかり納まり良い感じ

続いてエアクリーナーケース。エアフロセンサーが丸見えです。この中にホットワイアーがあって、通過する空気によりワイヤーのオンが下がり、吸気温と吸気量を計算する仕組みです。

とても狭いところにあるために無理やり引っ張ったであろうエアクリーナー。端っこが切れています。でもこれはこの先の部品を交換するために外した時に偶然見つけた部品の不具合、



結構いろいろ外さないと目的地にいけません

どんどん外します



交換したかったのはサーモスタッドだったのですねえ



こんなに分解しないといけないとは

青い水面はスーパークーラントの証。

やはりハウジング一体のサーモスタッド。



キレイなアルミ色。もちろん純正。と、いうか純正しかないのでした



今回水漏れを起こしていたエキスパンションタンク。先のステアリングラックが汚れていた理由はコイツです。古いタンクお疲れ様



同じ部品とは思えない色の新品



エアクリ



そしてエンジンオイルは

リキモリのライトドライブハイテック。高いオイルですが、本当に性能が良いです。

そして最後にエアコンフィルターを交換して車検に行ってまいりまーす



と元気欲出て行ったのですが、検査もそう簡単には通してもらえないのでしたよ。
とはいえ、Eくんマジックで、無事車検を更新できましたとさ