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2018年3月17日 (土)

フェラーリ456のベタベタ除去とその他電装修理

集中審議中のフェラーリ。事故の修理とは別にいろいろな作業も並行して進めます
まずはベトベトの除去。まずはエアコンの操作部分。

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この操作パネルが超ベタベタになり、だいぶ前に市販されていた貼り換えパネルは入手して交換したのですが、つまみもベタベタになってきたので、長く預かるついでに作業します。
つまみは引っこ抜けない仕組みで裏側からCクリップで止まっています。無理に引き抜けば壊れます。たぶんつまみだけでは部品供給しないだろうと思いますので、おぞましい金額のコントロールユニットごとになるでしょう・・・

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こちらの部品には罪はありません

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左は除去後、右はベタベタ状態。ちなみに今回はこのほかにセンターの各スイッチ、ハンドルコラムカバーもベタベタ退治をします。

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スイッチ類は枠とパネルを外してスイッチを単体にして作業します

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コラムカバーを外すついでに、メーター真ん中のインジケーターも交換します。温度が高くなると見えなくなるとかで・・・

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しかし・・・とんでもなく手作り感満載のメーターの裏側。とてもよろしい造りではありません。新車当時は地方の一軒家なら替えそうな金額ですが、ずいぶんぞんざいな造りです。

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真ん中のインジケーターはこのような感じ。

Img_1321

上は新品、下が外した部品。部品番号は同じですが、ロッドの違いだかでラベルの色が違います 


基本的に欧州車は、部品ありきで自動車が成立している感が強いです。様々な部品の集合体で、ECUはモトロニックで、その周りのエアフロ、スロットルボディ、イグニッション、クランク、水温、O2など制御系センサー類は他の車種でも使われていて、クルマを作る為に部品を持って来てそれらでクルマを作る。

ところが、国産車はクルマありきで部品を作るイメージです。制御系は車種ごとに部品が作られるような感じで、例えばエアフロは同じ車種では使い回す事はあっても他の車種、ましてや他のメーカー間ではほとんど見ません

さらにさらに。ドアのアウターハンドルを軽く引くとドアガラスが少し下がる仕組みです。E36のM3あたりから見るようになったシステムです

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これはアウターハンドルを引くと内側のマイクロスイッチが押されて、窓が下がるのですが、押されているのに下がりません

Img_1277

抵抗値を見るも導通が全くありません。どうやらスイッチの内部がアウトのようです。

Img_1279

しかし、このクルマの部品、今回の作業で全く日本のインポーター、フェラーリジャパンに在庫がありません。あるのはドアクリップくらいです。
今回のマイクロスイッチも360をはじめ550、575でも使っているのに日本に在庫がないのです。

今回の修理の殆どの部品はアメリカやイギリス輸入しています。彼らに在庫の無い部品でイタリアに在庫がある物は時間が掛かりますが、在庫のあるものは数日で日本に来ます。

でも、どうしてかわざとなのか部品の入れ忘れはよく発生するのも事実で、うまくクレームを入れて日本に送らせないと、国内消費税や通関料が2倍かかります。
そもそもがまともに取り合ってくれないかもしれません。
まだまだ難しい文化や言葉の壁が立ちはだかりますね。

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コメント

楽しいよ~。自動車詳しくないんだけど、同世代かな?

こんばんわ。ブログご覧いただきありがとうございます。
楽しんでいただけるような内容を頑張って書いていきますので、また遊びに来てくださいね。
自動車で困ったら何でもお気軽ご相談ください

僕はオールナイトニッポンが放送開始し始めたころに生まれたくらいの世代です

ご無沙汰しております。ベトベト除去はほんとに厄介ですね。私のQPも一部酷くなってきているパーツがあって、先日、昔のアメ車仲間に会いに行った時、その人は58年式のキャデラックをDIYでレストアしちゃうような人なんですが、ヘラで塗膜を削って、薬局で売ってるエタノールで拭けば綺麗になるよとアドバイスをうけ、試しにエアコンの吹き出し口のパーツをヘラで擦って、ベトベトを剥がしてみたんですが、ベトベトがさらに酷くなってしまって。やはり、パーツを全部分解してやらないとダメみたいですね。みんカラとかでQPをDIYで弄ってるひとのブログとかでたまにベトベト除去の記事が載っていますが、プラスチックの部品が弱く、分解も気をつかうし、ベトベト除去もかなり根気がいる作業みたいです。
悲しいかな不器用な私には無理かなぁと思ってしまいました。

こんばんわ。自動車の整備は我慢とか忍耐とかとの戦いで、最も重要なのは地道な作業を丸一日かけていくらも進まない、機械的な作業の連続をいかに弱音を吐かずに完遂するかです。
やはりこの時期手のひら大のサンドペーパーで冷水を使って大きな面積の研磨や、延々と続くベトベトの除去など、途方もない作業の連続はみんなやりたがらないです。
人のやりたがらない事は必ずビジネスが存在します。
僕らの商売は言ってみればそんな商売かもしれません

エアコンのルーバーはリスクが高すぎて分解はできませんよ

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