Alfa Romeo 155
僕らの商売は故障したクルマを整備したり、古くなって点検整備が必要なクルマを整備したりする仕事です。それは時に僕らでも目論見通りに進まず困ってしまう場合もあります。その多くの原因は人手不足がもたらす納期の遅れです
うーん、言い訳から入ってしまいましたが、恐ろしく長く預かって整備を進めているクルマがあります
遡る事、平成16年5月
http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/155-adea.html
ながーーーーく、預かりましたがちょっとちょっと整備は進めていました
こんな感じの進み方
http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-0296.html
http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-9998.html
http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/155v6-0d08.html
でも亀の歩みも、どこぞの動物園のように大捜索するほどに移動する場合もあるのです(人によって運ばれて戻ってきた?)
それもついに解消する日がやってまいりました
巨大なリクガメならぬV6ユニット。ここまで長ったなあ・・・
オリジナル思考の強いオーナーさんには申し訳ないのですが、どうしても手に入らないホースはSAMCOの青ホース、でもブローバイやアイドリングバイパスホースは根性で見つけた新品!
タイベル、ウオポン、エンジンマウントはオーナーさんが既に新品に交換済みなので使い回します
足かけ2年ぶりに青空の下に出てきました。
がらんどうのエンジンルーム。主役が帰ってくる日が来ました
さ、くっつけましょう。テレビ風に言うなら
この作業の事を「再婚」と呼びます
シリンダヘッドをOHしてキレイにされたメインユニットが元の鞘に戻る時がきました。
エンジンを待つ車体のチェンジロッドやエアコン配管、パワステ配管はみんな準備OK
ただ何となく写真がありますが、あまりに大変で途中の写真ありません
もうくっついた画像。朝早くから作業してようやくここに収まりました
各エンジンマウントを全部締めてエンジンは確実に固定されました。
再び同じ位置に戻って、他の作業を待ちます。
エンジンの始動が楽しみですが、まだまだ障害もあります。
とはいえ大きなヤマを越しました。このクルマは既にほかにいろいろ依頼がありますので準備して行きましょう
長らく時間がかかりご迷惑をおかけしております・・・
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