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2018年1月24日 (水)

ポルシェ911の電装修理

フェラーリと同じような時期に入庫した996

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このクルマもなかなか奇怪な不調を訴えています。
ユーザーの話から
オーディオから音が出なくなる時があるとのこと。

試乗してみると間もなく、ラジオの音が途切れ始めました。信号待ちなど止まっている時になるようです。
走行中は音が途切れる事はありません。

よく見るとオーディオの下のエアコンのインジケーターも文字の表示が安定しません。ノイズが強く出ているようです。

バッテリーかオルタネーターかと思い、点検してみると

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バッテリーそのものはそれほど悪くはなさそうです

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オルタネーターは問題なく・・・

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多少オーバーチャージのようですが、これだけでレギュレーター不良を断定するのも無理があります。

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次に診断機を繋いでエラーコードを探します。
ところが特に見当たりません。

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ポルシェの素晴らしいところの一つに必ず直す側の事を考えた造りになっているのです。最少の専用工具とテスターで結構いろいろな事ができます。
後述しますが、フェラーリとはほんとに違います

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診断機を繋ぎっぱなしで試乗します。調子の良い時と悪いところがあり、1度エンジンを止めるとしばらく調子良いのですが、2kmも走ると同じ状態になります。

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その時々の電圧値を見ます。走りながら見ると最低は12.3Vから最高14.4Vの間でラジオの音が切れるのと、電圧変化にあまり関係ないようです

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するとオーディオそのものの故障かと配線を点検してみます。
手元の電圧は14V近くでも音が切れたり鳴ったり。ラジオをやめてテレビにしても、同じで、画面は全く切れないのですが、音だけ切れます。

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このクルマはパワーアンプ付き車なので、ラインコンバーターを入れていますので、ハンダ付けした配線が悪いか、パワーアンプが悪いのか点検を進めます。
しかし、オーディオをoffにしても、スピーカーにはヒスノイズが載ってきます。

音が切れる瞬間はどうやらライトを点けたり切ったり、エアコンを入れたりする電流値変動が大きい時に発生するのが分かってきました。またラジオもかなりノイジーで、なにか電気的なノイズが入っています。

と言うことはアースが悪いのではないかと思い、バッテリーから直にジャンプさせてオーディオに直結させましたが、変わりません。

頭に?が浮かびます。
マイナスに問題があるとすれば何が考えられだろうと、再考したとき頭に浮かんだのは
コイツです。社外のキルスイッチ。

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こんな単純な構造な物にトラブルなんてと思ったのですが、案の定このスイッチを取り外したらウソのようにトラブルが消えました

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キルスイッチはこのハンドルの相手のナットと端子を繋いでいる部分は絶縁されていて、このハンドルを締めて行くとやがてボルトの奥の最もハンドルよりのボルトの頭の部分がプレートにくっついて、通電する仕組みです

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あくまで僕の推理ですが、結局、この←の部分の面積が小さすぎるのと、くっつく側の水平の精度が悪い為に、完全に密着せず、部分的にわずかな隙間ができるのではないかと思います。
古いキャブのクルマなどのように自動車の電流値もオルタネーターの発電容量も低ければ、さほど問題にはならないのかも知れませんが、現代のクルマですから、電流値もデカイですから、接触不良が発生するのかも知れません。

それにしてもお粗末なこの部品、中国製かと思われますが結構な金額で仕入れしたのに、この顛末。またまたクソみたいな品質に翻弄されるハメになってしまいました。
中国製は微にいり細にわたって、ことごとく悪さをするケースが多いです。
何とかしてもらいたいものですね。

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