時へのロマン
今週は法事の為に土曜日に工場を休み、墓参りに行きまして、日曜日に少し工場を開けて、お客さんの対応をしました。
作業をしたのはクラウン
いわゆるクジラです。
すばらしいコンディションです。最初期だと言うモデル。昭和46年のスーパーDX
作業内容はフロントドアヒンジの調整でした。
おそらくはラッカー塗られたか、全く肌の無い完全な磨き肌
さらに歴代のユーザーが擦り上げたであろうつやっつやのボディ。
悠久の時間の流れを感じさせる日本の自動車史に残る傑作です。
そんな言い方をするとエイジアの売り文句を思い出します。
時へのロマン。
ぴったりですね
Heat of the momentでも聞きながら続きを読んでください
で、土曜にでかけた、ウチのヨメさんの母方のお墓
まあ、あんまりお墓の写真をアップするのもいかがな物かといわれそうですが、歌の上手なおっさんが私はここにはいません、眠ってなんかいませんと断じているのでOKかと
天保とか安政なんて刻んであります。天保は1830-1843年まで、安政は1854-1859年とあります。時代的には既に徳川慶喜の時代にさしかかろうとする時です。大塩平八郎の乱やねずみ小僧が生きていた時代です。
そこから約190年経つと今の世の中になるのですね。
今、僕の手のひらにある寛永通宝。僕の母親の生家にあったものです。
はっきりとは分かりませんが、真鍮四文銭みたいで、安政4年頃から造られたものみたいです
果たして何人の手に握られたことでしょう?
これひとつで、果たして何人の心を満たし、何人の心を壊したでしょう?
僕は別に骨董を集める趣味はありませんが、歴史や文化を感じさせるものって大好きなんです。
それはクルマも変わりません。
まさしく時へのロマンではありませんか?
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先日はお世話になりました。また何かあれば相談に乗って貰えればと思います。この車は、無くても困らないけど、無いと寂しい存在です。
投稿: クジラ乗り | 2017年12月12日 (火) 18時56分
こちらこそ先日はありがとうございました。なんでもご相談ください。
また、イベントでお会いできたらいいですね
投稿: admin | 2017年12月14日 (木) 11時56分