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2017年9月 5日 (火)

メルセデスのリモコンキーの修理

先日、デパートの駐車場で忽然とキーレスキーが沈黙してしまったW202のメルセデスが入庫しました

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お客さんから電話があって、立体駐車場に駐車してから買い物をして、帰ろうと思ったらカギが反応しない。どうやら電子キーの故障のようです。JAF来てキーのバッテリーを変えるもどうにもならないとのこと。
じゃあ、しょうがないから牽引してもらったらいかがですか?と聞いたら立体駐車場で牽引すると、上側がつっかえてしまうとか

イメージとしてはこんな感じの駐車場

Tomikap1

で、僕は家にサブキーを取りに帰ってはいかがですか?とアドバイスすると、JAFのクルマに皆さんで乗って帰って、カギを持って再度クルマへ乗っけていってもらって、サブキーでめでたくエンジン始動と

早速工場に入庫して点検します。

しかし、クルマが古すぎてウチじゃこのクルマのEZSは見れません。

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で、ヤナセのT課長に話しを伺うと、この場合車両のEZS本体の交換もありうると言われてしまいました。まあ、カギだけだと思いますが、万一、カギを頼んでカギだけで済まないと10万円台後半の費用がかかります。
そもそも、僕らでは基本的に、カギは発注できません(できないわけではないけど、大変すぎる)からお客さんに直接ディーラーに行ってもらうようになってしまいます。

このクルマ、新車からのワンオーナーで、キーレスキーは2本、エマージェンシーキー(ペラペラのカギのカタチだけのやつ)と全部揃っていますが、キーレスキーの1本は今回完全に壊れてしまい、もう1本は以前、洗濯機で洗濯してから調子が悪く、ロックの施錠、解錠ができないそうです。

便宜上、1本目のキーを「洗濯」 2本目のキーを「ぶっ壊れ」と呼びます。
洗濯はロックはできないが、イモビライザーは生きている。ぶっ壊れはイモビが死んでいるが、各ボタンの信号は出している

と言うことは2本をうまくミックスすればいけんじゃんね?と

早速キーレスキーの基盤を引っ張り出します。これがドイツ車らしく引っ張り出すのにコツが要ります

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なにしろちっちゃいんじゃー(千鳥のノブ風)

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まずはスイッチの抵抗を見ます。上下の矢印にテスターを当てて、ボタンを押します。ぶっ壊れは抵抗値が下がり導通が見れますが、洗濯は針が動きません

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毎度同じようなものが基盤に並びます。チップコンデンサーにアナデジコンバーター、スイッチしたのはコイルかな?自動車というのはノイズだらけなんですね

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ハンダゴテではがします。
超ちっちゃ

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このようになくなりました

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続いてぶっ壊れのスイッチを剥がして移植します。こちらは丁寧に。

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おっさん頑張る図

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このルーペめがねをしてると手元のピントしか合わないので、ちょっとでも遠くを見るとギルの笛を吹かれたキカイダ-のようになってしまうのです

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古・・・・・

さて、先に洗濯の基盤にハンダを少し盛ってからスイッチを取り付けます。

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ドナー。

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ああ、完成した写真これしかなかったかな?

うまく作動するようになりました!
1つのカギは犠牲になりましたが、使えるカギがひとつできました。

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どーですか? みなさーん

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