バルケッタ オーバーヒートの原因探しのたび(長編)
今日は例のバルケッタを連れ立ってお昼ご飯に行きます
美しいクルマに見とれる人が多数です
目指すは行政通り沿いの「ステーキのどん」
お昼から豪華。でもね、この手の店のランチは意外に安かったりするんですよ
とはいえいくら500円とはいえ、鶏のから揚げ&ジャンボ焼きそばはちょっと・・・
そこで頼んだのはチーズハンバーグ定食880円
これでもかと言わんばかりにソースがグツグツ言ってます
ソースのオーバーヒートやぁ(彦麻呂風)
こんなカロリーのもの昼間から喰ってたら太るぞ。
「このデブぅ~ 違うだろ 違うだろ 喰うもんが!」
いやいや、お嫁さんから1回食いに行ってくれといわれて渡されたのがこれ。
ははん、最初は僕に食わして、自分らは15%か30%でなにか食べる魂胆だな
食べ物は良いのですが、こちらに必要なのはオーバーヒートの再現です。
診断機を接続したら、お客さんが来て水温が下がってしまいました。
でもメーターこの位置で91℃です。思っていたほど高くないなあ。
エンジンECUは全てこの情報を使っていますから、アッパーホースやロアホースでの温度の違いは関係ありません。
ちなみにこのクルマの電動ファンの可動条件は↓の通り。見えるかな?
ということで、再び温度を上げるために渋滞探し
いい感じに上がって来ました。
112℃! ひと目盛り20℃読みなのかな上のほうはそうでもないだろうけど
かわいそ、かわいそ、なんでそーなるの
この事象の面白い所は一度上がってしまうと、走っても温度が下がらないところです。
かといって一線は越えていません。手を繋いだだけ・・・・ もういいか。
つまり、赤いところにはいかず、ゆっくり下がるのです。つまり電動ファンで水温を管理しているというより、サーモスタッドの性能だけでどうにか温度をコントロールしている感じです。
ちなみにEくんが先に新品のサーモを換えておいてくれました。
そこで、動作をテストすると1速では問題なく動きますが
やはり2速は動きません・・・
ヒューズ関係を見ても異常なし
デカい60Aヒューズ!
ちなみにリレーは3つ外して左から高速回転用96B、低速回転用96Aリレー。それにA/Cのクラッチリレーです。ちなみにカラフルなヒューズを挟んで見えるリレーはタイミングバリエーターのアクチュエーターみたいです。
この配線図見れますかね? 絵の左端真ん中、96Aと96Bの電動ファンリレーがあります。
低速は問題なく動きますから置いといて、高速用の96Bですよ。
96Bのリレーは4極でメイン電源の87番は上の60Aのヒューズからバッテリー直で来て、85-86番に通電を持って30番に87番の電源を繋げてやる。
すると2つのファンが一緒に全開になる。85番は96Aのリレーと同じ+電源なので、低速ファンが回る限り、96Bの高速用ファンにも来ているはず。
と言うことは96Bの30番に12Vを入れて全開になれば、信号が来ていないということになります。
まずはリレーを各種点検します。
リレーの点検方法は以前にも書きましたね。5極が入っていますが、実際には4極で使っています。85-86番に通電して、30-87番間の抵抗値が0になれば問題なしです
リレーはどれも問題なし。30番に小さい-ドライバーを使ってダイレクトに12Vを入れると、それはそれは元気に回るわけですよ
そこで先ほどの
96Bの86番を見て、その行き先を調べると、全くなにも挟まず、一直線にエンジンECUに行っています。
うーん・・・ これはやばい
でも今日はここまで
もう暑くて難しい事考えられないのよ~
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