名も無きリレーの話し
集中審議中のバルケッタ。思わぬカタチで幕引きとなります
先日の記事で、モーター、リレー、ヒューズと点検し、問題が無かったところから、信号が来ない→エンジンECUの故障と言う風に考えたわけです。
で、今回は裏づけるために車体側を点検します。
30番に+電源は来ています。リレーが働いて87番に銅通が橋渡しできれば、電動ファンはレジスターを通る事無く全開で回るのも確認しています。
また信号の一部であるリレー電源にも+が来ていることが確認できました
そこで、動作テストを行って、エンジンECUが電動ファンの信号を出しているか確認します
-制御なので、抵抗値で考えます。
テスターの片側はバッテリーの-につなぎ、もう片方のリード線をリレーに入れて
導通がでればECUには問題が無いとなります。 では参ります
なんといくらか抵抗値が出ました! となるとECUは信号を出していることになります。
リレーが悪いことになります。
先日の単体試験では元気にカチカチ言っていたのですが、車両に付けると沈黙してしまいます。
工場にある別のリレーを入れて、再度テスターで強制的動かします
「ブオ~ン」
計器良く回って赤いゲージのホースの白い注意書きがひらひらなびきます。
はい、何もかもがコンプリートでした。
さまざまなシチュエーションで乗ってみましたが、もうオーバーヒートはしませんでした。
リレーは、電圧が少し低くなると作動しなくなるのが原因で、電動ファンの高速側が動かなかったようです。
まあ、なんと様々な故障のあること。
リレーやヒューズは縁の下の力持ちで、どちらもいくらでもない部品ですが、壊れるとすぐ
不動の原因になります。将棋で言うところの「歩」かもしれません。
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