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2017年6月 5日 (月)

作業につきましてお願い

アルファの166はなぜだかフロントドアとリアドアのチリ(隙間)が狭いクルマが多いです。

Img_0299

それゆえ、フロントドアとリアドアのウエザーストリップが接触するクルマが多くて調整が必要になります。

通常はドアヒンジには、ドア、ピラーそれぞれにボルトで付いていて、それを緩める事で調整します。

ところが欧州車にはこれまたなぜだかピラー側にボルトのない車種が多いのです。BMWやフェラーリなんかそうですね。その場合シムを入れて調整したりするのですがこのアルファロメオ、いや166も調整できません

見えますでしょうか? ヒンジは溶接されています。

Img_0303

で、これを調整するのは、ひどくアナログでありまして
希望するチリにストライカーを調整した後

Img_0305

ストライカーとドアロックの間に専用工具を挟みまして

Img_0304

体重をかけてヒンジをひん曲げるのです。

ここの力の入れ方が微妙で、一気には曲げず数回に渡って調整します。

Img_0306

キレイなチリになりました。

さて今日はちょっとお願いです

作業手順などを記した記事をよく書きますが、ボディ修理には多くの専用工具、また勘や経験が主になる作業が多いです。塗装などもそうです。
なかなか一般の方がチャレンジするにはハードルが高いかもしれません

でもこのブログでは、ハンドツールを中心とした分解作業や修理方法は一般の方でもできる内容が多く、なるべく分かり易いように記事を書いているつもりです。

これはあくまでサンデーメカニックにヒントを支援する目的だけではなく、同業者の方にも何かの手助けになればと思い書いています。
それゆえ、一般の方には完全なる自己責任で作業して頂く前提で書いています ですからあまり経験がない、知識はあるが技術はない方には作業しないか、返って費用が高額になる事を心に置いて頂きたいのです。

途中まで作業したが無理そうなのでお願いしたい、できそうだから部品はそろえたが時間が無いので作業して欲しい

残念ながら、現在MPIではこういった内容はお受けできません。

特殊な条件の元に引き受ける場合もありますが、基本的にご自身で出来ると思えれば完遂して頂きたいのです。
趣味ではないので、部分的に仕事を引き受ける事はできません。

どうかよろしくお願いいたします。



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