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2017年5月 4日 (木)

アルファロメオミトのリアフェンダー板金作業

先日のミトですが右側面にかなり大きなヘコミがあります。しかも複合的に損傷があり、あまり見たことが無いタイプのへこみです。

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分散的にへこみがあるので、オートバイが突っ込んできたのかとも思われましたが、これだけ大きく当たれば、運転者がすっとんで手や足、膝がぶつかってルーフ側にもへこみが必ずできるので、雪柱とかにぶつかったか、複雑な形のある程度の硬さの何かにぶつかったかと言ったところでしょうか?

複合的に大きなパネルにへこみが有る場合、初期対応が最も重要で、どこを引いて、どこを叩くか3次元的に考える必要があります。そうすることによって鋼板が持つ復元力を生かして、元に戻ろうとするのを応援して修理します

また、1枚の鋼板をプレスして作られていますので、大きな平面やプレスラインを無理に押し込むと直線距離が長くなり平素の状態より足りない部分が発生します。文字で説明すると難しいのですが、三角形をイメージして

3kakukei


通常の状態でAB間はまっすぐである場合、ACB間はAB間より長くなってしまいます。谷のCを引いておおよそDの位置まで戻せば、元に戻りそうですが、戻るのはACB分が戻ってしまい今度はAB間で鉄板が余ってしまいます。これを鋼板が「伸びる」などと呼びますが、パネルは必ずしもプレス前のまっすぐな鉄板ではありませんので、中にはパネルのアールなどを犠牲にしてへこんでいるヘコミもあります。

今回のように広範囲にいろいろへこんでいる場合は伸びるヘコミと一時的にへっこんでいるヘコミとコンビネーションで存在していますので、うまく見分けながら、引きながら叩いて、時には焼き絞りをして直していくのです。

指で指している部分はホイールハウスのプレスラインの谷の真ん中くらいがでっぱっています。へこんでいる場所からは結構離れていて、一見関係ないように見えますが、プレスラインがある部分は加工硬化により硬くなっていて、無理に押し込まれて、そこの部分をを端にして、本来曲がらない方向に曲がってしまい、「ベッコン」とへこむ際に折れてしまったようです。こういったところは相当な力でまげているので、元にはもどりません。ただ、ひき作業の際に戻してあげる事で、その後のへこみの復元に大きく影響を与えてくれます

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予め引く部分の塗装を剥ぎます

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引く部分にマーキングしてガイドを作ります

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薄い鉄のワッシャーを溶接してゆっくり引き出します

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引きながらハンマリングやカゲタガネでショックを加えたり、なでたりつねったりして少しずつ作業していきます。

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おおよそ形になったら、細かいでこぼこを少し引いて

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パテを入れました。広範囲ですねえ。

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悪の権化のようにパテを嫌う人はいますが、決してそんな事はありません。今日のパテは完全に昔のハンダを越えていると思います。

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しっかり強制乾燥して守るべきを守れば剥がれるなんてトラブルは皆無です。

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とはいえ、この大きさになるとクオーター交換も視野に入ってきますが

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ここでサフェーサーですが、サフェの前にもうひと手間。
1Kプライマーを露出した金属素地に吹き付けてからサフェを塗布します。防錆目的です。

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4:1の2Kサフェーサーを塗装して連休に突入です

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サフェーサーには新聞紙が似合います・・・

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塗料メーカーは嫌がりますがね。新聞紙、塗装の際のマスキングには向きませんから~

残念~


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