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2017年3月13日 (月)

地道な作業の連続

どんなクルマで、どんな車種でも、塗装をする場合は分解で始まり、研磨で終わります。まあ、塗装の定義と言うのはパテを付ける所ところから塗装系と呼ばれる作業になるのですが、色を塗る、すなわち仕上げると言う事は一番最後のわずかな時間に行われる事です。

それ以外は、その最後の仕上げをするためだけに、ひたすら分解、脱着を繰り返し、時にはパネルを脱着し、サンドペーパーだけを手に準備をするのです。

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それはそれは長い道のりで、このように一番下の下地を調整する場合は240番、あるいは320番を使います。
パテを使う場合なら80-120番を使いますが、60番を使った上からはサフェーサーは塗装できません。またパテは使い方を間違えないようにしないといけないのと、1液のパテやサフェーサーは使っていけない事です

1液のパテやサフェーサーはプラモデルに使うもので、実車には使う事は無いと考えてください。完全に硬化しないので、常に不安定でトラブルの材料になります。

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表面のサビにも注意しないといけません。裏側から浸食されたサビには表面を削っても効果が薄く、グサグサに腐っている部分は切開して作り替えるか交換するしか方法はありません。そのような作業は、もはや違う業種と考えるべきです。昔は僕もいろいろやりましたが、今では使う工具も違いますし、僕の所では今では手に余ります。でもいつかはその方向に行かねばならない時が来るようにも思いますね。

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この場合はアウターハンドル近くにうっすらサビが見られたのでサンダーで削りました

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プライマーサフェーサーを塗装しても、いくらでも他にサフェーサーを塗る部分が出てきます。

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それはもちろん非鉄金属を使ったものも

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まだ分解します。ドアの内側にあるウエザーストリップを外さないと、一部が塗装部分に乗るのでそれも外すのです。

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フードは既にプライマーが下にい吹かれています。ここからは、ひたすらおおよそ大人の手のひら大の600番のサンドペーパーのみを使って研いでいきます。
来る日も来る日も研ぎ続けます。166は大きいので研ぐ範囲も大きく、気が遠くなるような作業です。

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どんなに寒くても、暑くても、上側、下側関係なく、ひたすら万遍なく、平らに滑らかになるように研ぎ続けます。油分は絶対に禁止です。ハンドクリームや指輪もアウトです。

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部品はとにかく外して、壊さなければ外せない部品は交換します。

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こうして美しい塗装ができるよう準備するのです。

ちなみにこれでも妥協点は結構あります。これは商品ですから
それでも出来上がった暁には、全ての費用が自動車に反映できるとは限りません、車体はタダで差し上げるような物になるのです。

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そして、新しくオーナーになられた方にかわいがってもらえるように一生懸命作業するのです。
この166も昨日、静岡に帰っていきました。

イタリアンデザイン、いいですね。
でも、背景には結構な苦労があるのを忘れないでください

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