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2017年3月 2日 (木)

ルノーカングーのタイミングベルト交換

ルノーもアルファロメオと同じく、知らずに分解すると大変な事が起きる車種です。専用工具を使う事でクランクやカムを固定して作業する仕組みなのです。

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専門の知識を有し、経験豊富でかつ論理的でないとあまりいい結果にならないタイプのクルマなのかと思います。

今回はEくんは車検が集中し、ここ最近は全く身動きが取れなくなった為に、ユーロEのK谷さんに手伝ってもらいました。

K谷さんは新旧欧州車の経験が豊富なスペシャリストで、滅多に見る事のできないクルマばかりが入庫するガレージなのです

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本当は下回りのオイルにじみを直す予定で入庫したのですが、結局なぜかタイミングベルト交換になってしまいました

カングーと言えば、いやルノーと言えばシリンダーヘッドの後ろ側のグロメットをぶち破ってジグをセットしてカムを固定する方法です

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一方で、ブロックの方にはボルトを突き刺してクランクを止めます

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エンジンマウントを外すとタイミングベルトの上側が露出します。

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カムのシールを交換します。シリンダヘッド後端でカムをロックしているので、スプロケットの位置は問題になりません。

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カムシールを交換

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クランクシールも交換します

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シールの圧入には専用の工具で押します。しかしこの工具は専用のものが無いので今回に合わせて旋盤で作ってもらったそうで

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クランクボルトを使って、均等にシールを痛めることなくしっかり入っていきます。

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このようになっております。


出来上がり。

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しかし組み付け中に問題が発生しました。エンジンマウントを取付けるボリト穴が痛み、ボルトがグルグル回るようになってしまいました。

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アルミ合金なので、締めすぎやボルトの腐食などが原因ですかねえ?
リコイルを使いボルト穴を修正、いや作り替えます

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いわゆるヘリサート加工です。旧車では出番が多いようですが最近の仕事ではは滅多に見ませんね

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手動で入れていくのです。すっげー

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キレイなボルト穴ができました。すっげー

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このユーロEには本当にたくさんのSSTがあります。

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次なる障害はATのオイルにじみの原因と思われるドレンワッシャーですが、純正のボルトとワッシャーを新品に交換しようと思ったら、サイズが違います。特に加工した感じでもなく、なぜ車体番号から取り寄せた部品が違うのか、ナゾ以外のなにものでもありません。

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↓左が新品、右が車体についていたボルトです。左の新品は16mm、右は14mm、ところがワッシャーの一部にはゴムの部分がありパッキンになっています。その部分にボルトも六角の角の部分が食い込んでゴムが痛んで滲んできたのかと思われます。

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銅ワッシャーに替えてもらいました。

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ドレンを外すとZFと同じくオーバーフロータイプなので、いくらも出てきません。
ただ上から入れることができます。ここは悪名高きAL4と同じです

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ここのガレージはこんな仕事がほいほい行われております。

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カングーは無事にオーナーの元に戻りました

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が、次なる刺客が既に到着していたんですよ~

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やっぱりカングーなんですねえ~

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