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2017年3月20日 (月)

166のプレ全塗装続き

昨日の続きで、最初のベースコートからクリアーまでです。
もう一度クリアーを吹く前提ですが決して手は抜きません

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右のドアは痛みが酷かったので、サフェーサーの大きさも広範囲です

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このクルマはデザインも凝っているせいか、マスキングする方も大変です。
塗装作業が技術的に難しいと言われる事の背景に、このマスキングがあります。スプレーガンを使った塗装作業は結果を考えなければ、ガンのトリガーを握れば塗料が出ますが、マスキングは全くできないと思います。
いや、もちろん、紙を貼るっていうならできますが、マスキングをするのはすぐにはできません。
貼っていくとつじつまが合わなくなったり、隠さなければいけない部分が分からなくなったり
以前にも書きましたが、仕上げの塗装をするのは一瞬で、その仕上げの為にすべてがベストを尽くされているのです。

う~ん まさにAll for one. One for all

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今回は、ジャパンバリエーションと呼ばれる日本国内で独自に作ったデータを基に塗料を作りました。

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ちょっとこの画像では判り難いなあ、自分でもわかんないや(笑)
まあ、とにかくOEMの塗装に一番近いカラーで塗ったんですよ(爆)

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塗料は最初に多く作り、小分けにして使います

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ベースコートはやはりJet5000HVLPです。ここ最近のモデルでは最も良いと思います。それはクリアー用のガンはJet3000を今も使っている事でもわかると思います。こんどは5000のRP、クリアーに試してみようかな

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ベースコートは塗り直ししませんので、がっちり失敗なく塗装します。

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ボルケーノブラックと呼ばれる色で、基本的には黒ベースなのでトマリ(業界用語で隠蔽力)が良いです。 
しかし、ホンダのナイトホークブラックのように国産系はパール顔料がゴミみたい(色全体の2%未満)にしか入らないのに比べて、このクルマは20%近くパール/メタリックが入るのでメタリックの並びも重要です

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クリアーはイージークリアーを使います。

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これはこれで優れたクリアーですが、2度目にはエクスプレスプレミアムクリアーか、HSクリアーを使う予定です。

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塗装したらがっちり焼きます 72℃で25分。

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この時期は水道水より灯油を使うかもしれません。

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これでも十分なのですが・・・
ちょっと違うんですよ

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外資系の塗料はこんなレベルじゃなかったんですよ。黒っぽい色なら文字通り鏡のようになりました。90年代末にBMWやメルセデスが、スラリー紛体塗装や、水性塗料をこぞって導入した結果、新車塗装は考えられない程塗装が悪くなりました。
その結果各塗料メーカーはその肌に追随し、いかにも現代的な塗装膜を再現するようになりました。だからRMもシッケンズもスタンドックスも、おそらく向いている方向は同じかと思います。
しかし、より深いツヤにする方法は一度クリアーを焼いて、再度サンドペーパーで肌を落として、もう一度クリアーを塗装すると、それなりにあの当時に近い仕上がりになります。

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これでも美しいのですが

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やはり、自己満足の世界なんですよ、手間とお金が掛かりますけどね。

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コメント

いやーとても勉強になります。前にも口頭で伺っていましたが、また理解度が少し上がりました。環境に優しくする為という名目で水性や紛体化に向かって行った時代に仕事をしていた人間には複雑な心境です。より深いツヤにする方法は一度クリアーを焼いて、再度サンドペーパーで肌を落として、もう一度クリアーを塗装なんて、その当時は、今は亡き徳大寺のおっさんが、自分の購入した欧州車のOEMのクリアの肌を落として関ペのクリスタルクリヤー?とかで塗りなおしていたなんて話しか聞きませんでしたが。 今は、厚木でやっている(元)の東○さんも間違いなく同じようなことをコメントするんでしょうね。他の欧州ペイントブランドの名前も出ていましたが、スタンドックスの材料の流れを長年見て、経験してきたMPI のメンバーは、もう日本でも何本指に入る域のスタンドックス使いなんですね。

こんばんわ。
ほかの方はどのような作業をしているかはわかりませんが、今回のように塗装面全部が変わる場合は今回のような方法がベターなのではないかと思います。ただ、部分塗装を行う場合は意味がありません。通常通りのファクターでOKです。
塗料もその時々やロッド、生産方法などでも微妙に違うので日々勉強ですよ、そんな立派な存在には到底たどり着かないですし、たかだか20年の歴史など、本当に上手な方からみれば赤ん坊がハイハイできるようになったくらいのスキルですよ。
立って歩けるようになるまでは、まだまだ経験や時間が必要だと思います。工夫や勤勉を怠ればいつでも退化しますしね。

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