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2016年5月20日 (金)

ホンダN ONEの事故修理 フレーム修正編

クルマの整備?ちょろいちょろい
と思っている方々。いやいやそうでもないですよ。

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下側がぶつかっているのに、ボンネットフードがフードロックごとぼっこり出っ張っていましたが、クロスメンバーを引いたら下がってきたので、ああメンバーを周りを交換したら解消するだろうなと。

こんなの続きを引ききって、ちゃっちゃと交換すりゃいいんでしょ

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床の固定アンカーなどを使って簡易フレーム修正大会。ぐいぐい引っ張ります。その後はエアソーでぶった切って交換じゃあ
と思ったら、気づいてしまったの、私・・・

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あれ?なんとライトのステーがフォースメントにくっついています。

ありえません。

はは~ん、じゃあサイドサポートを油圧ジャッキで上げてあげれば正規の位置に戻るじゃん。

でもフードがロックごと上がってしまっているのに、油圧ジャッキで上げたら、フェンダーとエンジンフードのスキマがさらに大きくなってフードが閉まっているのに手が入るくらい開いちゃう

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ライトステーが付いているサポートの根元が踊っています。

Dsc004751

これを意味することは・・・
フレームが上に上がっています。

サイドメンバー(フレーム)を真下に下げる行為は簡単にはできません。修正機に載せなければなりません。

強烈に硬い超高張力鋼板ですが、瞬間的な衝撃には曲がったり折れたりします。
しかしそれを元に戻すのは大変に強力な力が必要で、床で引いたり押したりしても解決できません

でも~ 既に足回りを外しています。

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ん~ 急いで足回りの部品を組み付けて走れるようにして、載せられるように準備します。
幸い軽自動車などの量産車の足回りは比較的簡単なので、すぐに準備します。

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ナックルにベアリングを組み付けます。

いきなりベアリングをおっぺさないでナックルを押します。その後ひっくり返して、少しだけベアリングを押して所定の位置にセットします。

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サークリップを入れます。

バックプレートをつけて

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ハブを圧入します。

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出来上がったら、ちゃっちゃと組み付けて修正機に載せます。
あ、簡単に書きますが、載せるのがまた大変なんだから。
詳しくはこちらを見てください。

と言うことでいきなり下に引いてる図

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強く引かれてクルマがビキビキ音を立てています。

下げながらついでにサイドサポートを油圧ジャッキで上に上げます。

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おらー!

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仮組みを繰り返して、フレームの高さを調整します。

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引いてるときはこんな感じ。もうだいぶ戻ってきている状態なので、それほど強く引いていません。それでも20mm近く引き下げます。

チェーンを緩めると

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真下にねじれないように引くのは意外に難しいのです。

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何度も仮組みと修正を繰り返して

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トラムゲージと呼ばれる道具でフレームの健全性を調べます

Dscn8575

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Dsc00501_2

ぴったりであります。

これにてフレーム修正は終了。切り取った各フレーム類を溶接して元に戻していきます
遅れてしまったので、急ぎ足です

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