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2016年2月28日 (日)

ハリアーの板金修理

もうずいぶん預かってしまったハリアーの修理。

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いろいろ検討の結果、リアドアは交換、リアフェンダーは板金、リアバンパーは修理と相成りました。
この程度でリアドア交換するの? と思われがちですが、相手が電柱と聞いていましたので、想像以上の入力があると思い・・・

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よく見るとドア裏に衝撃が抜けて塗装にヒビが入っています。

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ちょっと見づらいですけどね。ここにヒビが入ると修理するにはドアを取り外してシーラーなどを剥いで修理しますので、手順は新品より難しくなってしまいます。

保険修理なので、ためらい無く交換です。
新品にはサフェーサーを塗装します。
新品パネルへのサフェーサーの塗布は業界でも賛否が分かれます。
でも塗装膜の強度を考えると、この黒いパネルに直に塗装することなど考えられません。

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サフェーサーを入れて、裏側に防錆の目的で、シーラーを入れて塗装したら、車体に取り付けてクオーターパネルの板金です。

クオーターガラスも外します。

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これもココまで分解しないとガラスは外せません。
最もこれはガラス屋さんのグラスワークの渡辺さんの作業です。
彼のスキルは本当に偉大です。

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殆ど1日をかけて引いたり、叩いたり。
その後いつもの赤い2Kプライマーを塗ってパテの工程。
残念ながらパテの画像はありませんが、この工程が最も時間がかかります。
何度もバンパーを仮組みしてホイールアーチのプレスラインのつながりや、出っ張り具合を調整します。

Dsc09672

パテ作業にさらに殆ど1日を費やしてやっとサフェーサーです。
サフェーサーはIR(赤外線乾燥機)をあてて乾かします。
温度は必ず60-70℃で管理します。熱のかかり方が甘いと確実に悪い結果になります。

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サフェーサーを塗った後も修正します。

さらにロックピラーと呼ばれる開けた部分を先に仕上げます

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この部分も本気で仕上げます。

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ここでブース内の温度を上げて焼付けます。

その後はさむーい最中に水研ぎで全て研ぎ合わせます。

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また、同時に塗装範囲を清掃して可能な限りホコリやゴミが出ないよう備えます。

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塗装室に移してマスキング作業です。
これも可能な限り見切り(マスキングの線)をわからぬよう工夫しながら行います。
同業者には考えられないといわれますが、マスキングだけでほぼ半日以上を費やします。

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一通りマスキングが終わったら、塗装部位をひたすら脱脂します。その後延々とエアーブローしてホコリを飛ばします。
終わったら塗装工程に入ります。

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と、思ったら・・・ ドライな状態ならわかりませんが、脱脂の為にシリコンオフと呼ばれる脱脂材で拭くと、全体的なサフェーサーの研ぎの悪さが露見して・・・

戸惑う事無くサフェーサーの工程に逆戻りです。┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

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ココまで来て再度サフェーサーとは、なかなか辛いですがやむを得ません。トップコートを塗ってからではもっと面倒なことになります。

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濃い色のクルマは特にトップコートの出来の良し悪しがわかりやすいので、無理せず慎重に作業を進めるべきです。まあ、さすがに軽自動車には同じ事はできませんが・・・・

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