アルファロメオ166 エアコン修理その2
エバポレーターが出来上がったので 次はヒーターコアに取り外した古いヒーターコア同様 スポンジをくっつけます
次にヒーターと冷気を調節するミクスチャーフラップの点検をします
5極のコネクターから直接モーターに12Vを流して動きを確認します
作動に問題がなければ ボディ側との接合面にウレタンシーラーを流します。二度と取れなくなると困るので潤滑油を先に塗っておきます
シーラーはいつも板金作業で使う日本シーカーのシーカーフレックス221です。信頼度の高い商品ですね
一通りのOリングの交換など準備が整いましたら この時点で一度真空引きをしてガス漏れが起こらないかチェックします。20分ほど引いて40分ほど放置してマニホールドゲージの針が動かなければ異常なしです。
針は全く戻る事なく安定していたので ついでにエアコンオイルを20ccほど吸わせ、次に進みます。
エバポレーターケースとエアコン配管を再び切り離し うまく避けながらブロアモーターユニットを押し込みます。
この辺りの作業は完全なる一本道で正解以外の組み方を始めるとうまく行きません 前回もむちゃくちゃ苦労したところです
正解はまず、ブローバイのオイルセパレータ—を先に取り付けますがそれ以外のブローバイホースは入れません。
エバポレーターケースの左のブラケットは着けず 右のブラケットは完全に取り付けます いっぱいに左に引っ張った状態でブロアモーターユニットを上向きに入れ 途中で向きを変えていきます するとすぽんと入るポイントがあるので うまく入ればこっちのもんです
書けばこれだけ でもやると大変で 先にブロアモーターを入れるとエバポレーターケースの右のブラケットが取り付けできなくなり 先にエバポレーターケースに右のブラケットを取り付けると本来の位置に入らなくなります ちなみに左のブラケットを先に組んでも入りません。
またこの時点でオイルセパレーターを取り付けていないと後から取り付けるのは至難の技です。
それぞれをそれぞれのボルトでとめます でも真ん中の部分は手持ちの国産の6ミリのボルトを使います ここで重要なのが溶接した建て込みのナットのあるリテーナーです このシチュエーションでは 手で持ってボルトを締めることは不可能です
このハードルを越えたらあと少しです。
ファイアウォールを取り付けます
ブローバイホース、O2センサーコネクタ、12Vのジャンクション、さまざまな配線、配管を繋げたら次へ
リキッドタンク、海外ではドライヤーフィルターなどと言うみたいですが、これはその名の通りフィルターなので必ず交換が必要です。
座布団を交換して、Oリングを交換して
静止状態の際には高圧に充填し、エンジンをかけたら低圧に充填します。
ガスは液化状態なので、マニホールドゲージより上に保持します。
166は700gが適量なので、200gの冷媒×3+100gということです。
車内では診断機で状態を見ます
真ん中で3.8℃。
外気温10℃強の日中でこんな感じです。
夏に入ってどうなることやらですね。
これにてエアコン修理は終了です。次は車検編です
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