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2015年1月14日 (水)

新車のOEM塗装と補修塗装

先日、風の超強い日

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ピンボケですが

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田舎の風景ですが、北海道ではありません。紛れもなくMPIの近く狭山市の大きな畑の様子です

写真ではそんなに思いませんが実際にはとんでもない砂嵐なんです。

ここを通り抜ける時にすごい音でバチバチと音がします。

時速40kmほどで通り抜ける時に横からあるいは前から砂粒がぶつかるわけです。よく錆取り工具の代表で「サンドブラスト」と呼ばれる工具がありますが、あちらは砂ではなく研磨剤なので、塗装がはがれてしまいますが
こちらは砂がものすごい勢いで打ち付けるので、金属の強度を上げるのに使うようなショットピーニングに近いでしょうか?

いずれにせよ、このような所を通ることにより塗装が痛みます。
そもそも空気のなかにはチリやゴミが巻き上げられられるのですから、肉眼で見えないだけで絶えず自動車の塗装はそのショットピーニングに晒されているのです。

一口に痛むと言ってもその砂のショットピーニングによって塗装表面が削られるわけですね。
さらに、洗車だって厳密に言えば削っているのです。洗車機が良くないと言われるのはそこに理由があるでしょう

あまり一般的に認知されていませんが、新車に塗られている塗装は、実は皆さんが思っているほど耐久対候性は強くありません

新車の塗装(OEM塗装)は環境保全の為、水性や紛体など常に新しいテクノロジーが導入されると同時にコスト抑制が求められ数年後や論理性による耐久性(実際にメーカーで議論されているレベルとは違います)は棚上げとなってしまったと思います。まあ、コスト問題の方がはるかに配分は大きいと思いますが

一方、僕らボディショップが使う補修塗料は、壊れた自動車の外観塗装を再現するためだけ(厳密には「だけ」とは言えませんよ)に存在するので、耐久強度は新車OEMの比ではありません。なにしろ外観の復元だけが目的ですから。

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去年お亡くなりになった徳大寺有恒氏はクルマを買うとそのまま鈑金工場に送り込んで、全塗装をしていたと言う話を聞いたことがあります。
それが示す通り、補修塗料は圧倒的な強さがあります

僕らMPIは塗料メーカーのSTANDOXの認定工場で、同時にスタンドックスは多くの新車メーカーラインの塗料サプライヤーです。それゆえデータも豊富で
いろいろなメーカーの塗装を良くも悪くも知っています。

まあ悪いところは置いておいて
僕らが使う塗料、カラーベースは直接空気中に露出しないことを前提に
そのカラーベースを覆うクリアは車種により使い分けています

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3つのクリア、HS、クリスタルプロクリア、イージークリアとなっています
このクリアを支えるハードナー群

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ハイソリッドと長らく実績のあるミディアムソリッドです。

クリアは上に書かれている順番に硬くなっています。
HS>クリスタル>イージーと言う順番です

それでもイージーは国産の塗料に比べればはるかに強い強度があります。

一口に塗装と言ってもお店によってぜんぜん違うのを覚えていてくださいね。

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