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2015年1月20日 (火)

ホンダライフ フレーム修正機を使った修理

先日修正機に磔(はりつけ)たホンダライフディーバ。
通常なら全損ですが、差額特約により修理して復活ですね

とはいえ、かなり大胆な修理が必要です

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一見、それほど無いように見えるのはスプリングバックによりある程度元に戻っているからです。それによく考えられている衝突安全ボディによるものでしょう。一昔前のクルマならトランクフロアの中でフレームがグンニャリ曲がって、ピラーやルーフに明らかなひずみが発生して直すには至らない状態だったでしょう

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とはいえ明らかにあちこちおかしいのです。軽だからと言って侮ることなかれ。既に強度は普通車並で、超高張力鋼板がそこかしこに使われています。

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バックゲートがここまでくしゃくしゃになるとフロアもタダではすみません

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さっそく引き作業

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粗引きでひん曲がっている所を引きます。
硬いんだから

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フロアパンのしわくちゃ具合の写真がないので残念ですが一通りひん伸ばしたらバックパネルを切り取ります

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一口にはがすとと言っても、その道のりは長くつらい道のりなのです

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スポット溶接された部分をドリルで切り取るのです

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このようなドリルとドリル刃を使います。ドリル刃はかなり特殊で一文字研ぎと呼ばれる研ぎ方で普通のグラインダーではうまく研げず、専用の機械を使って研ぎます。それがこれ

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とにかく、この職業はいろいろな道具が必要なのです

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見えますでしょうか?
5mmはあろうかと言う厚さです。ここは4枚の厚さの違う鋼板が一気に圧着されています。
差厚鋼板と呼ばれ、厚さの違う鋼板を重ねて使ったり、部分的に使ったりして衝突時の衝撃をいなすよう、考えられています。

まあそれにしても硬いったらありゃしない

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慎重にひとつひとつスポット溶接部分を削ります。

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シーラーなどで隠れているスポット溶接部分を探します。
文字通り、Seek and Destroy

メタリカのジェイソン・ニューステッドの歌う、ジャイアンみたいな歌が良かったですね。わかる人にしかわかりませんが

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まずは真ん中のパネルを切り取りました。
悪の根源は両脇裏側の分厚いウイングパネルなんです

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このパネル。表側のガターパネルが上から下まで一枚物なのでその裏側のウイングパネルを交換するには工夫が必要です

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パネルを取り外すには上にかぶさるガターパネルをはがす必要があります。しかしガターパネルの反対側はクオーターパネルですから完全に切り取ることはできません。ですから切開して必要な部分を摘出します

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取れました。肩がこります

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摘出したリーンフォースパネル。かっちかちやど。
そして重いのですよ。

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景気よくひん曲がったフロアパネル

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ひん曲がったフロアを引いたり、ハンマリングしたりして、直します。
途中、数度パネルを仮組して引き出し具合を確認します

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丁寧に何度も仮組して引き延ばしたフロアパネルとの関係を確認しながら位置を決めていきます

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位置が完璧に決まったら溶接です。
この作業をないがしろにするとチリ(隙間)が悪かったりしますので、丁寧に作業します。

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切開した各所も閉じて溶接が完了します

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これにて溶接も終了! お疲れさま~

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