バルケッタ ヘッドライトが暗い
先日いらしていただいたブログ読者のお客様が早速入庫と相成りました
で、お客様曰く、僕のところのバルケッタが欲しかったそうでしたが、突然中古車雑誌の掲載がなくなったので、売れてしまったかと思い、結局大阪の販売店から買ったそうなんです。
実は、ウチのバルケッタは現在フロントバンパーが確保できない為に販売を中止しております。去年の11/2のブログで全塗装後、組める部品を組んでしまってあります。
ああ、申し訳ないことをしました。
さて、このバルケッタの入庫理由はなんと言ってもヘッドライトが暗い...
で、夕方日没間際に試乗をすると、なるほどこれは暗い。前から見るとロービームはそれなりに明るさはありますが、照らすチカラが弱い感じ。前のユーザーがハイワッテージバルブを入れたとか... 原因はそれかしら? それほどレンズの曇りはひどくないし。まあ水晶玉みたいなプロジェクターランプはそうでなくても暗いイメージはありますけどね
さて早速分解します
ヘッドライトを外すにはまずフロントバンパーを外します。下から見るとヘッドライトのボルトにアクセスできそうですが、バンパーはそこそこ簡単な取り付けなので、バンパーを外して作業します。
赤丸のボルト及びナットを片側3本、ボルトは外して、ナットは緩ますだけ
先にフェンダーライナーとバンパー下端を止めているビス2個も外しておきます
ナットは15mm。なかなか使わないサイズですね
すぽんと取れます。しかし....なんか見えますねえ
遊園地の乗り物の裏側にあるのが見えるぞ
しかもなんと足付けなしでナマでFRPマットが貼り付けてあります。当然ところどころはがれ始めております。それともこの下には足付がされてるのかなあ? いずれにしてもFRPマットはもっとさばいてからつけるのが鉄則です。あまり知らない人が施工したのかも。
なぜかバルケッタのバンパーは割れやすくて、僕の在庫車のフロントバンパーも割れておりました。修理しようと思って外して、塗装台の上置いといたら、地面に落っこちてしまいました。その際にコップや瀬戸物みたいにパリーンと割れてしまったのが印象的でした。
ところが、このバンパー 表のフェース部分と裏のエネルギーアブソーバーが一体型になっていて修理できない構造となっております。こちらのバンパーも根性で直したのが痛いほどわかります
反対側も割れております。おそらく新品を買うととてつもなく高額なんでしょう....
かなり以前ランドローバーディスカバリー2の事故修理で黒素地のバンパーを新品で買ったとき、当時で12万くらいしたような記憶があります。黒素地と思ってナメていたらびっくりした覚えがあります。ADバンみたいなバンパーなのに(デカイけど)
さて気を取り直してヘッドライトを取り外します。片側、横から2本、下から2本で止まっております
早速バルブを換えます
あーハイワッテージバルブが出てきました。ノーマルのハロゲン球に交換します
さて明るくなったかな?
ちょっとわかりづらいですが左側の方が明るい所の面積が広いようです。
これなら違うかな?ということで右も作業します
取れました。が、なんか足らない!
なんとバックカバーがありません。これじゃあ雨の日の翌日は景気よく水滴が着いちゃうんじゃないかな? いかんせんこのままでは非常によくありません。
さてどうしましょうか?
ところでオーナーさんがとても気に入っているクルマなので オーナーさんが心臓マヒにならなければいいと思いますが... どうか気を悪くせず読んでください。
まず、この自動車、車内に入ってヒーターを入れるとすごくあま~い香りがします。ヒーターコアが漏れているようです。イタリア車の必殺技です
上図のHの部品です
画像の上側の吹き出し口から内視鏡を入れてみてみましたがヒーターコア上部の方にはあまり異常は見られませんでした、下側からは内視鏡がうまくはいらず未確認です
あとリバースギアに入れる際にクラッチが切りきれてないような所作があります。レリーズシリンダーかクラッチ本体の可能性があります。
今のところ走行にすぐ支障をきたすレベルではないですが、なんとなく気になるものです。
クラッチもそうですが、ヒーターコアの交換はダッシュボードを取り外して行いますのでかなり大がかりな作業になります。う~んどうしましょう(汗)
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