電車に乗って引き取りに
今日は車検のクルマを引き取りに、綾瀬に行きました。
久しぶりに電車です。僕はあまり電車に興味はないのですが、たまたま先頭車両同士が連結されたところに乗りました。運転台を見ながらふと思ったのが、こちら
上は電圧系と思しきメーター。下は電流計とおぼしきメーターです。
写真は駅に停車状態で撮影したものかと思います
パンタグラフから1.6KV即ち16000vを引き込んでいるようです。下の電流量はほとんどゼロをさしているようです。
写真には写っていませんが、このあと走り出す瞬間に0.5Kaを指して動き出すとほんの少しさがり始めます。これは自動車でいうところの起動電流です。寒い朝、スタータモーターを回す際に150Aなど瞬間的に巨大な電流を使い動かそうとします。電車の電流計がすべての車両を動かす為の電流なのか、1両の為の電流かわかりませんが、原理は全く同じです。エアコン、電子レンジ、照明など電気製品は全て動き出しの際に強力な電力を使います。その際電圧そのものはあまり問題でなく、仕事をさせるためのエネルギーすなわち電流を多く必要とするのです
ちなみにこの後、徐々に電流量は下がり惰性で走りますと、電流計は0になります。電圧計はもちろん1.5kvをさしたままです。
ところが! 駅が近づくにつれ減速するためブレーキをかけます。すると電流計がてっぺんの0を真反対に行き過ぎマイナス0.5Kaを指します。
マイナスを指すということは消費せず発電するということです。
当然電圧計は一気に1.9kv近くを指し、流れてくる電圧値を押し返す電圧値で架線に返すのです。
いわゆる回生ブレーキです
昔 自転車で、暗くなると足でダイナモのスイッチをつけてライトを点灯させました。仕組みはわからずともダイナモを作動させると自転車をこぐ足がわずかに重くなるのを思い出します。電気を起こす作用はフレミングの右手法則を利用するわけで、いわゆる電磁誘導の原理を強力に作用させる事を反対に利用することにより発電させ、その力をブレーキに換えます。
つまり、動かす際には、大きい電流を流し、モーターは磁力から逃げるように回転し、電車は走り出します。逆に強い磁力の中にあるアーマチュアを回転させ、発電させるこにより抵抗となりブレーキとなるのです。
これはプリウスなどハイブリッド車にも使われていて、現行のプリウスなどブレーキパッドが10万km以上交換不要なのです
さて、難しい事を考えてしまったので、綾瀬の駅そばでお昼ご飯となりました。
たまたま入った定食屋さんです。すごい営業時間です。
あどまちっく天国にも登場したらしい定食屋さんで、おいしかったです。
ちなみにからあげ定食を食べました。画像を撮る前に食べてしまいました。
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写真の電車は西武鉄道の電車ですね。(2000系という電車です。)
西武線の沿線に住んでいるもので、写真を見つけてついコメントしてしまいました…。
記事にある通り、この電車は回生ブレーキを搭載しています。
車と違い、発電した電気は周辺の電車へ供給して減速しています。
そのため電車の本数が少ない終電間際には回生ブレーキが使えなくなってしまい制動力が落ちる欠点があります。
ちなみに西武鉄道では回生ブレーキではなく、「発電ブレーキ」しか搭載していない車両も多くいます。
これらの車両はモーターから発電した電気を抵抗器に通し、熱として贅沢に捨てています…。
投稿: 埼玉県民 | 2019年4月21日 (日) 23時51分
埼玉県民さん
コメントありがとうございます。
知らない世界の話は面白いですね、実に勉強になります。
特に終電間際のくだりは知りませんでした。ぜひ終電間際に電流計を見てみたいです。
西武線の極まれに見る白い電車はどうやら回生ブレーキが無いようでつまらなかったです。
>
>写真の電車は西武鉄道の電車ですね。(2000系という電車です。)
>西武線の沿線に住んでいるもので、写真を見つけてついコメントしてしまいました…。
>
>記事にある通り、この電車は回生ブレーキを搭載しています。
>車と違い、発電した電気は周辺の電車へ供給して減速しています。
>そのため電車の本数が少ない終電間際には回生ブレーキが使えなくなってしまい制動力が落ちる欠点があります。
>
>ちなみに西武鉄道では回生ブレーキではなく、「発電ブレーキ」しか搭載していない車両も多くいます。
>これらの車両はモーターから発電した電気を抵抗器に通し、熱として贅沢に捨てています…。
投稿: admin | 2019年4月22日 (月) 23時17分