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2014年2月14日 (金)

自動車を取り巻く環境

少々前ですが自動車メーカーの統合がずいぶんありましたね

例えばクライスラーも今やフィアットの子会社です。あるいはルノーと日産、トヨタ、ダイハツ、日野など。VWアウディとランボルギーニ、ベントレーとBMWなどなど... 

国内損害保険会社もすごく統合が進みましたね。

塗料会社も実は同じなのですよ。
かつて、塗料と化学会社は表裏一体で、シッケンズとアクゾノーベル、グラスリッドもしくはR-MとBASF、PPGやDupontなど、塗料以外でも有名です

ところが僕の長年使っているStandoxは流浪の旅をするハメになります。

かつて世界最大の化学薬品メーカーだったヘキストグループの一員だったスタンドックスは当時大日本塗料が輸入元になり日本上陸を果たしますが、ヘキストの分解とともに流浪し02年頃にDupontグループに買収されます。ちなみにヘキストは後にサノフィ・アベンティスになります。

アメリカ資本の介入により、オーセンティックな商品だった高品質クリアー20-60やMS、MS-Rapidは姿を消し、国内の貧弱な設備の元でも使いやすい、国内のライバルに迎合したエアテックラインを相次いで発売します。しかし本来、高機能塗装をウリにしている塗料メーカーが、使い勝手を優先した中途半端な塗料を発売しても、売れるハズもなく次第にマーケットを失います。きっと古くからいる社員は砂を噛む思いだったに違いなかったと思います

経営サイドも何か悟ったのか、突然デュポンの最高級ラインを標榜した位置付けをします。今日多くのボディショップで使われるようになったのはこうした背景の積み重ねによるものです。

ところが去年、突然デュポンとともに塗料部門が売られ、投資会社カーライルグループが買収、アクサルタと言う独立した塗料メーカーとなってしまった

以前のようなヨーロッパの本当に良い物は採算を超えて尊い物と言う考えは基本的に売却されてしまい、アメリカ的な儲かるものは尊い物になりつつあるように思います。性能が良い物が良い物ではなく良く売れる物が良いと言いますか、いかにもアメリカナイズドされた商品構成になりました

かつてスタンドックスの2Kクリアはまるで分厚いガラス板のようでした。
ところが、新車のラインが貧相な塗装になるにつれ、補修塗料も同じ轍を踏むようになりました。
ロールスやランボ、フェラーリといったプレステージカーは新車のラインで徹底的にポリッシング(磨き作業)され新車の塗装から磨き肌でつるつるですが、量産車はスラリー紛体電着だとか、ウオーターボーン塗料を採用するようになって飛躍的に塗装が悪くなりました。

もちろん世界的なVOC規制、燃費基準の波や販売量覇権を争うコスト削減による品質軽視の風潮など逆風が多いのはたしかですけどね

常に自動車のOEM(新車)塗装も補修塗装も時代に翻弄されるのですよ。

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