古いクルマ
また年があけて、1年すべてのクルマが古くなってしまいました。ウチの在庫もすべて1年古くなってしまい13年経過のクルマは自動車税に10%重加算税がついてしまいます。
あまり知られてない事ですが、車検の際の重量税も経過年数によって変わります。もちろん古くなればなるほど高いのです。つまり国策でエコカーはエライ。旧車は良くないという図式になっています
でも、最近天皇陛下が皇居内で古いDA型インテグラとおぼしきクルマにお乗りになっていたのを見て、びっくり!
へたすりゃウチのレジェンドより古い。中古車で買うなんてありえないからワンオーナーカーだろうし。
ナンバーがついているようなので、おそらく車検を受けている様子、ってことは18年越えのフル重加算税なわけで...
そしたらその思いに呼応するように1/16の朝日新聞 オピニオン面の私の視点コーナーにこんな寄稿がありました
「古いクルマに文化財の優遇を」
要約すると先の話にある古くなれば税金が高くなるのが、はたして正しいのか、違う税制にしたらどうかと言う内容。ドイツやイギリスなど欧州諸国ではヒストリック登録制度を採用して、30年以上経過した自動車には税優遇される仕組み。
少々古い話ですが友人のバリーさんたちが、日本で買ったクルマを輸出するちょうどその時に、オーストラリア政府が自国の自動車産業を守るため、生産から10数年以上経ったクルマでないと輸入できない法律を施行し、輸出できなくなった事がありました。その時も30年以上経ったクルマは輸入できる例外がありました。ヴィンテージカーとしてリスペクトする背景があったと聞きました。
思えば、自動車を世界で一番多く生産するトヨタをはじめ日産など世界的に有名な自動車メーカーを抱えるわりに文化の無い日本。どの国より多くのゲタグルマを量産しまくって、ゲタで文化を蹂躙し世界の果てまで日本車が蔓延しました。
自動車文化の無いこの日本で、自動車に文化を求める方がお門違いで、税金集めの掃除機としか見ない自動車、役人に理解を求めてはいけません。悲しいなあニッポン
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