フィアット500の続き
ラジエターがやってきたので作業を再開します
クーリングファンも入れ替えます。右上にある緑色の丸いのはファンレジスターです。ファンのスピードをコントロールする部品です 壊れるとファンが回らなくなったり、回転が遅くなりオーバーヒートの原因になる事があります。
ラジエターを外したら遮熱板の向こうはトランスミションです。
そのトランスミッションのところにつくのは、セレユニット...つまりデュアルロジックユニットです
エンジン+クラッチ付きトランスミッションは普通のクルマですが、そこにユニットを付ける事でオートマにするのがこのシステムの特徴です
つまり本当は人間が操作するところを機械が操作しているのです
で、人間がクラッチペダルを踏んだりゆっくり離したりしているのを、機械がうまく再現するのが難しいと。油圧の力でクラッチを動かす時にすぐ対応できる等いつも油圧をある程度かけるために与圧室があります。通称「手榴弾」
よく、シトロエンのハイドロシステムで見ますよね
強い油圧がかかる為にトラブルが多いです。この手榴弾の中に一定量のガスが入っていてスプリング代わりになっています、手榴弾の中にはスペースとガス室の2つに分かれていて、セレオイルが一定量入って、さらに入ろうとすると、ガスのスプリングが押して、一定の圧に保たれる仕組みです
これが手榴弾
さて、ラジエターを戻します
コンデンサーも
ホースバンドは欧州車に多いカシメるタイプで再利用はしません。今回はウルトのバンドを使います
クーラントを入れて漏れを確認してみます。
特に問題はなさそうなので、バンパーリーンフォースをつけようとおもったのですが、スレッドコンパウンドがつきすぎて、ボルトがうまく入りません。
タップを立てて掃除します。ここで無理じいすると大抵良い事がありません
こちら交換したラジエター。もれもれであります
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