あのミトが再び
先日、宇都宮までツアーしたミトが、なんと早くも帰って来てしまいました。
すわ、何か整備ミスかとたまげましたが、駐車場で逆突されてしまったと。
おお、それは良いハナシ けがが無くてよかったです。
MPIで一生懸命中古車を販売する理由の一つに、事故などで入庫する可能性を秘めている、というのがあります。
もちろんお付き合いのあるクルマ屋で修理するのもあるとは思いますが、僕が販売した自動車をほかの鈑金屋で、特に適当に直すところに出してほしくないのです
グリルにも擦過傷があります
ナンバーもステーもぐんにゃり曲がってます。
ずいぶん焼けたエンブレムもキズが...
バンパーを取り外すとプラスチック素材でできたコアサポートが出てきます。
一通り分解して新しい部品を待ちます
新品は当然、無塗装ですから塗装しないといけません
塗装の前にはこのようなバンパー用のプライマーを塗装します。
こちらも純正のラジエターグリル
バンパーのサイドサポートも壊れていたので新調しましたが、ブラインドリベットで止めてあります。
ドリルで切り取り、残りはベルトサンダーで削りますが、どうしてもボディの一部を削ってしまうので、そんなときには亜鉛を塗ります。
ボディ色をタッチアップしても錆びてきます。普通の塗料は通気するのです
欧州車を多く扱うお店ではリベッターが手放せません。僕も本当に古くからエアリベッターを使っていますが、昔は高かったのですが、今は一般的になりました。
でもブラインドリベットの種類は手加減なしです。僕の工場でもぶっといのから細いのまで、オールアルミやフラワーリベットまで多種多様にそろえていますが
でも今回、ミトのバンパーステーに使われていたリベットはありませんでした。
とても長いのです。
ちょっと判り辛いですが、ステーに下駄があり、バンパーが入る分の逃げがあるのです。
それゆえかなり長いリベットが必要になるのです
今回は遠くまで納車に行かず済みそうです。
お客さまには本当に感謝であります。
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