ルノーメガーヌ

2019年9月 8日 (日)

おフランスざんまい、すし三昧。

このところ連続しておフランスのクルマを整備したざんす。

Img_0127

まずはメガーヌエステートGT220 今はみんな強烈なクルマ出しますなあ。

Img_0126

スポーツカーのようなアンダーカバー。NACAダクトがあります。T/Mかエンジンオイルパンを冷やす目的でしょうか?

Img_0128

なんだかアンダーカバー外してももう一つカバーがあるみたい

Img_0130 

またせっまい中にオイルフィルターがありますね。

Img_0133 

こちらはオイル交換のリクエスト。

Img_0137

このエンジンのフィルターはみんなシャコタンなんです。

Img_0139

スタンダードなライトドライブハイテックを選びました。

Img_0141

続いては車検のカングー。こちらこのところ比較的頻繁にブログに登場したので、あちこち修理されて車検内容はかなりスタンダード。

Img_0157 

大事にされるクルマは良いですね。

Img_0158

フィルターはやはりかなりシャコタン。その分、可能な限り交換サイクルを早くした方がいいですね。
やはり面積が少なければ、ろ過能力も低くなりやすいです。

Img_0166

ブレーキフルードは空気中の水分と相性がいいので、フェード現象やベーパーロックの原因を誘引しますので
可能な限り2年毎に交換すべきです

Img_0170

リアブレーキも上々。画像上側のホイルシリンダーからのブレーキフルード漏れはメジャーなトラブルので、必ず分解して点検したい場所です。

Img_0160

ファンベルトを交換しましたが、フードヒンジは前側にあり、デカいエンジンマウントに挟まれて、さらにサイドメンバーもあって、隙間が狭くかなり大変。

Img_0176

太古の昔からFF車のクランクプーリーの真向かいにはサイドメンバーがあって整備性が悪いのです。

Img_0177

エンジンオイルはやはりMoS2です。万能ですねえ。

Img_0178

10Wだと少々新しいエンジンには硬すぎかと思いますが、こちらは意外に守備範囲が広くいろいろなエンジンに行けます。

Img_0180

エアコンフィルターも交換します。カウルトップ下です。

Img_0182

おー、ベストな交換タイミング。

Img_0185

これでエアコンもかなり効くようになるでしょう。

Img_0184

その次もカングーです。こちらはオイル交換のみ。

Rimg2288

3台とも同じ系列のエンジンですからよく似ています。

Rimg2291

しつこいようですがシャコタンのE/Gオイルフィルター

Rimg2295

この前はMoS2だったこともあり黒い廃油。入れた時から黒いオイル。

Rimg2296

しかし今回はMoS2が足りなくなってしまったので、急遽5W-40のモリゲンにしました。
100%化学合成だけでなく何と言ってもすごいのが

Rimg2297

この色!LLCじゃありませんぜ。れっきとしたエンジンオイルです。 
http://www.lm-trading.co.jp/2018/05/02/liqui-moly-molygen/

Rimg2300 

モリゲンシリーズもしばらく在庫します。5W-40ですが、アルファのV6に合うか試してみます。

Rimg2298

いつも遠くからありがとうございます。

Rimg2302

しかし上の3台もそうですが、必ず出てくるのがこのドレンプラグのソケットですね一番最初にたまげて、Eくんが自分で工具を作りましたが
いまの処理台数を思えば、買ってしまう方が無難でした。

 Img_0167_20190908222201

イタフラは独自の規格で工具を使う傾向があるので、一般的な整備工場では嫌がられるのも頷けます

2019年7月28日 (日)

ルノーメガーヌのライト交換と点検

ブログの読者さまでいらっしゃる新規のお客さまのメガーヌ。ありがたいですねえ。
今回はウインカーの不良。ソケットを何度も工夫してご自身で直していたのが、いよいよつかなくなり入庫と相成りました

Rimg1263

アルファロメオと違って比較的簡単に脱着可能なバンパー。今回はヘッドライトの交換です。

Rimg1265

今までもウインカーソケットとライトユニットの接触が悪くなり、いろいろ作業を試みたのですが、作業→不灯を繰り返す場合は残された道は交換しかありません。

そこで、国内最後の1つのヘッドラトASSYを仕入れました。
ライトASSYなので、バルブの入れ替えは不要です。唯一レベライザーだけは組み替えが必要なようです

Rimg1267

バンパーの裏側。強度を保ちつつ軽量化を図るためすごいビジュアルです。

Rimg1268

しかし、ヘッドライトは意外にそれほど高価ではなく。国産車とそれほど変わらない5万弱。ルノーなかなか優秀です
ちなみにヴォクシーの煌のヘッドライトユニットは8万くらいしたように思いますから、これがいかに安いことか。

Rimg1271

面白かったのがライトレベライザーの取り付け。

Rimg1274

166ではみんな手を焼いて、多くの方がうまく入れられず、ぜんぜん下向きのまま、なんでこうなったかわかりません。なんて困っているケースを結構見ましたが、メガーはこのようなレールにはめ込むだけで、横からうまくスライドさせてレベライザーを差し込むのです。

Rimg1277

ライトにはバンパーブラケットが付いていますので、こちらは使いまわし。リベットを切り取って新しいヘッドライトに取り付けます。

Rimg1278

サンダーだけで削り取ると周りが溶けてしまうので、ドリルでもんだほうがきれいにできます。

Rimg1279

出来上がったら次は12か月点検。

Rimg1280

3月に車検を通したのですが、ここでもう一度別の角度から状態を評価します。

Img_6050_20190727221501

オイル漏れを指摘されたようですが、それほど緊急性は高くなくエンジンのクランクのエンドシールからのオイルにじみのようです。
エンジン内を前後(FF社なので車体から見ると左右)の端端にクランクシャフトの終点がくるのですが、片側はクランクプーリーを回すために、反対側はトランスミッションにエンジンの出力を伝達するために露出しています。
そのクランクシャフトからオイルを漏れなくするためにつけられているのがクランクオイルシールなのです。

特にブローバイガスが多く出てきているエンジンですと、例外なくここからオイル漏れやにじみが確認できます。

Img_6051_20190727221601

インターミディエイトシャフトのデフのサイドシールはしっかりしています。

Img_6053_20190727221601

Img_6054_20190727221601

アンダーカバーにも多少の汚れはありますが、油は広がってさもたくさん漏れているように感じますが、実際にはそれほど多くないのです。
ちなみに一晩経って4滴のオイルのしずくがガレージの床を汚したとして、1滴はおおよそ0.025gくらいと考えています。
4日で0.1g、40日で1g、400日で10gと考えられます。車検から車検の2年間でも20gくらいのしか失わない計算です。

Img_6055

ブーツ類もしっかりしています。

Img_6058

パッドも10mmくらい残があります。

Img_6059

話題のクランク各センサー

Img_6063_20190727221601

これも交換歴があるそうです。かわいがられていますねえ。

Img_6064

クルマはメガーヌですが、カングーと同じ1.6のK4Kエンジンのようです。

Img_6065

スペアタイヤもOKですね。安心して乗れるでしょう。

Img_6067

最後に診断機をつなげてエラーコードを確認しておきます。

おお、メガーヌではこのように出るのですね。

Rimg1299

外にもこのような忘れなコードが入っていますが、一度すべて消しておきます。

Rimg1302

Rimg1301

さてこれで一通りの点検が終わりました。

Rimg1304

メンテナンススケージュールを消去したら、納車です。
ご利用いただきありがとうございました。

 

2019年7月 9日 (火)

成約御礼 ルノーカングー ゼン

古くからのユーザーさんにご契約いただきました。ありがとうございます。
大きくなったカングーⅡ、通称デカングーと呼ばれているそうで。

Rimg0575

確かにだいぶ大きくなった印象です。ボディカラーもいいですねえ

Rimg0574

特徴的なリアゲートは健在。

Rimg0576

ホイールキャップです。

平成26年1月登録のクルマです。この顔になってから間もない頃のクルマですが、37000km 程度もかなり良いです。
大事に乗られてきたのでしょう

Rimg0577

タイヤは2013年35週ですから、年式にぴったり合います。メーターの距離は正しいようです

Rimg0578

特筆すべきは社内のキレイさです。出品店渾身のルームクリーニングかもしれませんが、前ユーザーが大事に使っていたのを感じさせるところです。

Rimg0579

ファブリックのシートなので傷みが少なく見えます。

Rimg0580

リアも大変キレイですねえ。

Rimg0582

Bluetoothオーディオのみ。もう今はこれでいいのかもしれません。スマホをナビにするもよし、ポータブルナビをくっつけるのもよし

Rimg0583

こちらはそれほど変わった印象は受けませんね。

Rimg0593

ゲートをあけて覗いてみると、巨大なカーゴスペースが現れます。

Rimg0595

スカッフプレートには多少の使用感があります。

Rimg0596

しかし、このカングー。日本での販売は6割以上がカングーともいわれます。しかもライバルが全くいないブルーオーシャン市場で、恐ろしいまでに相場が高いです。新車から全然値落ちがしません。尤も新車の車体価格は安いのですが、乗り出し価格となると結構するようです。エコカーでもハイブリッドでもなんでもありませんから、取得税もフルなら値引きも全く期待できません。

Rimg0600

それでも売れてるカングー、個性的とユーティリティががっちりタッグを組んだかのような、マニアの多いクルマです。
でも、フランス車。一般の人が耐えられるかな~?

 

2019年6月10日 (月)

ルノーメガーヌスポールRS 正式名称はなんて言うの?

先日少しだけFCAとルノーの合併問題の話をさわりだけ書きましたが、偶然そのルノーのクルマたちが来ました

 Img_7076

以前来て頂いたルーテシアRSゴルディーニがブレーキパッドの交換に再度来店
ありがたいことです。こちらの模様は後日お伝えするとして

Img_7078

もう片方のメガーヌ。こちらもただのメガーヌではなくスポールRSです
今回、新たに商品として仕入れました。

Img_7079

右ハンドル5ドアなので、人気が無いのか安く買えたと思ったら、まあボロいわ。安いものに当たりなし

Img_7081

しかし何台目のメガーヌだろう。
このブログを始める前はずいぶん販売したものです。僕自身も夏休みに館山に乗って行ったのもこの型のメガーヌでした。

Img_7082

今回はスポールなので、2Lターボのマニュアル6速です。

Img_7085

流行りの2ステージターボでマイルドなことこの上ない。がっちり踏み込むとそれなりに加速しますが、昔の21ターボクアドラなどの爆発的なターボを想像するとかなりな肩透かしを食らいます。ま、それでもいつの間にかこの速度?といった加速をするので、決して遅いわけではありません。

Img_7089 

前オーナーが手放してだいぶくたびれていますから、追々順番にこなしていきましょう。
でもこのクルマ、車検が来年7月までありますから、試乗も可能ですよ

タイヤが完全にスリップサインがつながっています。こちらも早いところ交換しないと危ないです。

Img_7092

このスポール、かつてはアルピーヌが置かれていたディエップ工場の生産です。
奇しくも今週のルマンでもA470が走ります

D

どうもイタリア車が好きだとフランス車も好きになってしまう。

あれ?やっぱりFCAとルノーってくっついてもよかった・・・・?

久しぶりのフランス車、楽しんでいきましょう

Img_7091

 

 

2023年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

最近のトラックバック