もういい加減、長らく懸案だったランチアカッパのヘッドライトにケリがつきました
並行輸入車のカッパは前回の車検ではまだ上向きのライトでの検査だったので、大した問題にはならなかったのですが、この4年間のうちにすれ違い(下向き)灯での検査が施工されてしまい、果たしてどうするか考えあぐねていました
今年の中頃から順次、復活整備が行われ着々と僕の心を満たしてくれる状況になりつつあったのですが、その希望を打ち壊したのがヘッドライト問題でした。ここまでは下記をご覧ください。
ランチアの整備
ひょっとしたら車検に合格できるのではないかと、一縷の望みを賭け6月12日に所沢陸運局近くの荒田商事で、ライトのカットオフラインを確認したら、やはり、右エルボーが出ていました。これではたぶんダメだろうと・・・
打ち砕かれた僕の想いは、この日から本当に苦悩の道でした
僕一人盛り上がるカッパですが、ここまで来たらとことんやってやるわ!と一念発起
古いランチアの記事
スタートは2012年ごろに手に入れて、2013年から修理し始めますが、本格的に修理が行われたのは2015年です。
最初MPIに来たときはボロボロでした。
効かないエアコン、ゴトゴトうるさい足回り、すべてのドアロックが壊れて、ルーフライニングは垂れ下がり乗車した人間の髪を撫でます
これが価格応談で出ていましたから、おそらく最後は売る気はなかったのでしょう?
おそらく、中古車情報を見ていていまだに数台のカッパがありますが、たぶんまともなものはほとんどないでしょう
でも一生懸命いろいろ直してナンバーが付いたのは2015年の秋でした。
まあ、納得いくにはかなり遠いですが、なにしろ、到底売れないランチアのセダンですからあまり極端なことはできませんからねえ
でも15年から約2年間乗りました。しかし、不慮の事故でリア周りを壊して、再び長い眠りになってしまいました。
そして今年、2019年に再びやる気が起こり復活させることにしました。
まあ、そこで上の話に戻るのですが、なんとか根性で解決しました
右側通行のものを左側通行できるようにするにはこのエルボーを消して平らにしなければならないのです
あまりの苦難に具体的にどうしたかは書けませんし、書いたところでたぶんできないと思います。
プロジェクターは割と簡単な加工で右左をコンバートできるようですが、カッパはガラスのレンズにカットパターンがあるのでどうにもできません
この部分に光を当てないようにすればいいのですが、言うは簡単やるのは大変で、試行錯誤の連続でした
しかし足掛け3か月かけた成果を試す時がきたのです。
ライトは必ず光軸調整ネジが動くことを確認して、給油などでスムーズに動かないといけません。
ありがちなパターンで、オレンジ色のバルブも剥がれてくると検査に合格できません。
もう、コネクターのストッパーはおせんべいのようにパキパキ割れますので、できるだけ交換したいものです。
さて出来たら予備検査屋さんの荒田さんちに向かいます
結果は上々です。右上がりにはなりますが、平なのが判ります。カットオフラインが無いのです。
これであれば車検に合格できます。厳密にはロービームはダメで、ハイビームで合格するパターン。
ちなみにHIDを使っているために線がぼけますし、ライトテスターが迷って一番明るい所を見つけられないでいる状態です。
ハロゲンのライト車にHIDなどを入れるとこのように焦点が定まらなくなるのです。
今回の目的はライトのエルボーが無くなっているのを確認することが目的だったのでこれでよしとします。
ちなみにハイビームはこのようになり、枠の中に焦点が合うように調整すれば検査に合格できます。
こんどこそ恒久的にライトでは問題が起きないでしょう。
商品にできてきました。
まあ、欲しい人はなかなかいないでしょうが、僕にとってはかわいい1台です。
商品ですが。 今のところ85万円ぜんごを予定しています。
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