メルセデスのバンパー塗装
平成も残りわずかですが、むしろ昭和に近いメルセデスのリアバンパー修理。
メルセデスは高級車の代名詞的なクルマです。高級車は殆ど間違いなく部品点数が多い特徴があります
この210も例に漏れずなかなかで、塗装の為に端から分解するのですが 結構手間がかかります。
手間がかかるという事は自動的に費用に跳ね返るワケで…
これでも124に比べれば簡素化されているのです
メルセデスのアイデンティティーの真ん中のモールは別な塗装色で塗られています
傷やへこみを直したらサフェーサー吹きます。
サフェーサーはシステムフィラーをハイソリッドのハードナーで吹きます。これらはメルセデスの指定塗料です
研いで塗装します
帯も同じくね。
メインのバンパーカバーはボディ色の744で塗装します。
クリアーはクリスタルクリアー。ベースコートやハードナー、はては脱脂用のシリコンオフも含めてメルセデスの指定塗料です。
つまり、上から下まですべてメルセデスのメソッド通りなのです。
帯の部分は別に塗ります。モール色は車種と車体色から数種類 色番号が出ますので 一番近い色を選んで調色して塗装します。
メルセデスのバンパーやモールは何とも言えないつや消しで塗られているのです。
それはこのサテングロスクリアーと言う専用の商品で塗られていました。
過去形なのはこれも現行車で使わなくなった為、塗料も生産終了してしまいました。
便利な商品なので残念です。
このクリアを使うと↓のように実にいい塩梅の 3分つやになってメルセデスの本来の仕上がりになります。
ちなみに通常のグロスはこの通り。
つやあり、なしの対比はこのような感じ。
これを組んで車両に戻すとこのように
なんともお上品な美しい仕上がりになるのです。
このアテングロスクリアーはまだ数台分の塗料はありますが、もし補修を希望される方がいましたらお早めにご相談ください。
やがてなくなるか、使えなくなってしまいます。
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