フォルクスワーゲンニュービートル

2019年4月17日 (水)

ニュービートルの車検整備の続き

昨日のちょっと続き。

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今も昔も変わらず多いのがブーツの破れ。こればかりは頑なに車検に通してくれません。
検査所で、下回り検査の時に見つかると、クルマから降りて行って「ここ破れてますよ」って確認させられます。

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このフランケンシュタインも良くないでしょう。
以前はバンパーを編んであるのを目にしたことがあります。

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ここはがっちり締まっていて硬くてひーひー言うことの多いスポットで、その後のトー調整の際にアメ車なんかはクランプが緩んでもターンバックルが回らないなんてことが結構あって、ギタギタになっているクルマをよく見ます。

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国産車ではブーツを交換することが多いですが、輸入車は部品ごとでの対応となります。
ドライブシャフトブーツやエンドブーツなどダストブーツを国産他車用のを強引に流用してドヤ顔の方を時々お見掛けしますが、あくまで運よく嵌っただけの話で、耐久性やねじれ、ひっぱり強度など本当にそのクルマにあったものとは限りません。可能な限り専用部品の仕様をお勧めします

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昨日のATF交換のスピンオフ。
こ、これは...
頭がハゲ散らかしてますやん。

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えー本日ご紹介するのはですね、こちらなんですよ!

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薄毛に悩む方にですね、朗報なんですね
リキモリのMos210W-40!

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ハゲたところにぶっかけますと、クロームモリブデンの効果で

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なんと、わずか10秒でこの通り!

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これでタペット音が出ていても気が付きづらいですね。

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詳しい事は明日の朝刊の折り込みチラシをご覧くださいね!

でもしっかり見るとすぐわかってしまいますから、さりげなく視線をそらさせるよう、踊ったりしてくださいね

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はよ頭の毛、染めよっと

 

 

上で専用とか言っといて、こちらは流用の話をするというシュールなブログ。

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ワイパーブレードはさすがに使いまわし。でもリフィールを交換します。

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日産の純正社外。台形の断面をリフィールを使いますが、そのままでは、湾曲したブレードに入りません。

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こんな感じ

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そこで、中の針金を入れ替えまして

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このように

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ハイッ 出来上がり。やっぱり視界はクリアでなきゃ

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なんでも捨てちゃいけませんな

2019年4月16日 (火)

ニュービートルのATF交換

車検で入庫のニュービートル。

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いろいろ作業がありましたが、今回はATFの交換をピックアップします。
予算の都合もありますので、ATFのみの交換でフィルターの交換は見送り
全くレベルゲージや、ルノーのAL4のように上から注ぎ入れるようなところもないので、下から抜き入れするオーバーフロータイプという風に判断して作業始めます。

いつも入れるところは確認するのですが、オーバーフロータイプなら今までいくらでも経験がありますから、これもどうとでもなるだろうと…

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さっそく1個しかないドレンを外します。ちーっと少量のATFが出てきて、オーバーフローチューブの取り外しを行います。

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ドレンとチューブ。細っそいねーと笑いながら抜きました。イタリア車からは考えられない太さです。

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まあまあの量が出てきましたね。

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チェンジャーに吸わせて量を測ります。

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どれだけ抜いたかは入れる目安になりますから、何かしらのカタチで記すのが好ましいですね。

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最後まで抜いて、基本的に抜いた量の新油を圧送します。

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でもここで大問題が発生しました。
抜いたドレンが、というかオーバーフローチューブが細すぎて、トルコンチェンジャーのアタッチメントが入らないのです。
今までは、細くてもビニールチューブなどで代用しましたが、今回は細すぎて、到底入るような代用品が見つかりません。

どうにか手でしっかり持って注入しようと試みましたが、送る側のチューブが太くて 細いチューブを通る際に圧力が高くなり、チェンジャー側が異常圧力を検知して作業を止めてしまうのです。

困ったので、ちょっと探したらこのようなサイトが出てまいりました。便利なりインターネット。
恐るべし、youtube。今更かっ!

こんなの当たり前に知っている? いやいや僕ら神様じゃないから知らないもんは知りませんよ。

しかし、この1台のために何万もする専用工具を買うわけにはいかず、一生懸命探しているとこんなものが見つかりました。

輸入車用アタッチメント付き圧送ポンプー!

待つこと2日。ついに来ました、最新鋭機。またこれが安っぽい(笑)
当たり前か安いんだから

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圧縮エアの力で注入する恐ろしいアイテムです。
なにが恐ろしいって、ドレンのボルト穴を利用してワンタッチカプラーで取り付けするので、圧力が逃げることは一切ありません。

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ツボをあけて

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チェンジャーからATFをツボに移します。オートチェンジャーを持っていながら、なんともアナログなツボにATFを入れるのです。

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準備が進みますが、僕もEくんも内心 不安がいっぱい。

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だって考えてもみなさいな、容器の中に流体を入れるときは、同じ体積の分だけ中の空気を抜かなければならないはず。
風船ならそれ自体が膨張して、どうにかなりますが圧縮エアで入れて、もし、もしボンなんて音がしてサイドシールが爆発したら、僕らはミッション修理を余儀なくされるわけですから。

本当に慎重におそるおそるトリガーを握っていきます。

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ゆっくりと、あせらずゆっくりと圧送していきます。

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するとタンクに入れたATFが順調に減っていくのがわかります。
息を飲み込みながら、減っていくATFを無言のまま見つめます。

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2Lを超えたあたりで、エンジンを始動してポンプにフルードを吸わせます。

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ATをPからD、Rと各ポジションを動かしたりおまじないを送ります。
さらに500ccほどオイルを足して
そして、ちっちゃいドレンを用意して、圧送ポンプを外します。

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40℃くらいになったらアタッチメントを外してドレンで蓋をします。

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そして試乗して、状態を確認します。
実に滑らかな走りを披露してできあがりとなりました。
では圧送したエアは? どこかに絶対にワンウエイか何かで抜けるようになっているのでしょう。そうでなければ、確実にどこかのシールが吹き飛んでどえらい騒ぎになるはずだからです。
でもこの工具、使い方を誤るととんでもないことになるのでは?と

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まだまだ知らない事っていっぱいありますね。
日々是勉強です。

 

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