電装関係

2019年3月 3日 (日)

バッテリーいっちょう

昨年、車検整備を行ったバルケッタとメルセデスが立て続けにバッテリーがダメになったと1月に連絡があったのですが、なかなか行けず、結局2月末になってしまいました

Img_4173

ちょっと見慣れぬ風景を横目にお客さんのところに向かいます。
なにしろわずか2-3か月前にバッテリーを交換して、バッテリー上がりですから,、心 穏やかでありません。
でも、プーも鳴らないほどがっつり放電しきっていたそうなので、たぶん何かつけっぱなしか、何かの装置に電気が流れっぱなしになっているかだとは思っていました。

Img_4174

さっそくバッテリーを交換します。
バッテリーが最初から不良の場合、短い時間で、まるっきり電圧が上がらなくなっても10Vくらい残るものです。むしろ交換から時間がかかっていないのに、10.5Vとかしかないなんて事になると、バッテリーのクレーム交換が見えてきます

Img_4175

交換直後の電流値です。0.5Aもあります。12Vx0.5Aは? 6W、これはつまり・・・

Img_4176

やっぱりー。犯人はこいつです。

Img_4177

消すとやはりこうなります。でも0.84wは消費しているのです。つまり、全く何もしなければやがてはバッテリーがあがります。

Img_4178

で、取り換えたバッテリーとシステムをチェックします。でないと、帰ってから「直ってねーぞー」などとそしりを受ける元凶になります。

Img_4180

規格570CCAに対して608CCAです。全く問題ありません。サイコーであります

Img_4181

続いてシステムの点検。

Img_4182

クランキングが重くなることなくパワフルに回ります

Img_4183

小負荷での発電もいいですね。

Img_4184

オルタネーターで起こした交流電気をレクチファイアで直流電気に変える際に発する交流ノイズがリップルです。ダイオードの健全さを表すものと考えてください。

Img_4185

あれこれ電装品のスイッチを入れてもしっかり発電。

Img_4186

これにて作業終了です。再び眠りについてもらいます。

Img_4187

一方、メルセデス。

Img_4189

同一のユーザーのクルマが2台ともバッテリーが上がる珍しい事例です。
これは昨年2月ころに車検をして、その後、乗らずにいたらバッテリーが上がってしまったと。ご自身で交換する話だったのですが、なかなかやれず、今回一緒に交換するということになりました。

このブログをご覧の諸兄のみなさんも、よくそういう話しません? そのうち自分でやるよっていう方、実践できている方はほとんど見たことがありませんよ(笑)

Img_4188

エアコンの外気取入れ口にあるフィルターを外すとバッテリーが見えるようになります

Img_4191

しかしこのとてつもなくやりにくい、タイトなスペースに鎮座する巨大な100Ahのバッテリー25から30kgくらいあります。腰を言わせます。

額に汗を浮かばせながら、本当にヒーヒー言いながらどうにか入れました。

Img_4192

さてこちらもテストを・・・

Img_4193

乗り込んでキーをひねるとエンジンが始動しません。
スターターが回らないのです。

ここで一般的に考えるのがインヒビターです。

Img_4199

インヒビタスイッチはPやNのギアの位置で、エンジンがかかってしまうとそのまま走りだしてしまい、危険なのでPとN以外ではエンジンをかけぬようにする装置です。いやあ、診断機持ってきててよかったあ

しかし、このメルセデスにはインヒビタなど旧式のものは使っていないのですねえ。
カギ、電子キーなんても言いますが、セキュリティからインヒビタまで受け持っているのです

Img_4200


Img_4201

診断機にはわんさとトラブルコードが入ります。
みんなCAN信号のエラーのようです。

このころのW203は低速のCANラインのみで多くのモジュールをつなげており、各モジュールは、BASやABSやME、kIなどすべてのモジュールにCAN信号を打って、各モジュールから持って帰ったデジタル信号で異常なしと判断するのです。

で、その情報は各モジュールでも共有しており、1つのモジュールから信号が帰ってこないと、このように各セクションが帰ってこないCAN信号を心配して、このようなスレッドが複数くわえ込むのです。

で、各信号はP202Bから始まるコードはイグニッション系だそうです。
こういった出先で故障コードが調べられるのは、実にありがたいです。
よく、ヤフオクなどで、診断機の並行輸入品が激安で売られていますが、実はこの技術サポートが重要なのです。

問題なのはこの故障がどこに原因があるのか?です。
EZS、つまりカギのコントロールだけでは済まなそうなのですよ・・・

2020年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

最近のトラックバック