ベントレーアルナージR 車高調整リターンズ
車検でお預かりのベントレーアルナージ。車検もさることながら、今回は油圧式のリアサスペンションのセッティングを行います。
マニュアルをよく読んでみると、セッティングはRamp、つまり台の上にて行うとあります。
しかし、ピットを掘ってあるところはないので、ジャッキで上げた状態でセッティングしていましたが、Eくんの機転が利いてこのような姿で作業をしてみました
すげえ、イイアイアディア(笑)
これなら安心です。タイヤは2.6tの車体重などなんのその
あとはリフトが車体から離れて、すぐ下に止めておけば安全装置になります。
まずは油面の調整です。最初にエンジンを1分間かけて、CHFフルードがアキムレーターに満たされるのを待ってエンジンを止めます
いや、アキム違いだって
その後、パカパカとブレーキペダルを20回踏むと、みーんなフルードがタンクに帰ってきて
初めて液面を調整することができます。とはいえ、その段階で、この網の下側に付くかつかないくらいが適量のようです。
油糧調整ができたら、再度エンジンを始動させて3分ほど待ちます。
続いて画像では見えませんが、マフラーの向こうにあるTバルブの下側に排出ドレンがあるので、そこに適当なチューブを付けて、容器に出口を入れて、エア抜きします。
エアが抜けたらバルブを閉じて、車高調整バルブからリンクを外します。手で車高調整レバーを上下に動かして車高を上下に4-5回上限から下限まで、繰り返し動かします。これにより、残りのシステム内のエアがタンク方向に逆流して抜けるようです。
ところがここで突然、大量の液漏れが発生!
ポンプのパッキンが不良でした。10mmのドレンワッシャーを付け替えて修理しまして
気を取り直してもう一度。エア抜きからはじめまして
こんな感じで作業するのです。
何度もいろいろ調整します。
リアサスペンションのロアアームにリンクロッドが付いていて、その先に細いスタビライザーのような形のシャフトついています。そのシャフトは、ロアアームが上がる(車体が沈む)とクランクシャフトの動きのように、シャフトの真ん中が回ります。
シャフトと車高調整バルブを繋げているアームが、蒸気機関車のような動きで、バルブの作動シャフトを回して、左右のショックアブソーバーにフルードが流れて、車高を調整する仕組み。
みなさあーん、わかりましたかあ?
誰かが、コメントで読みやすく書けと指摘しておられましたが、新しいブログになっても書いている人のスキルが変わらないのでちっとも読みやすくなりません。
この作動のタイミングを調整して乗り味が変わるか作業しました。結果・・・ さほど変わりませんでした(涙)
ちなみに本当は決まり位置に専用の工具、6角棒レンチで穴を止めるのですが、イメージとしてはアルファのV6のベルトテンショナーのような感じといえばいいでしょうか?
でも今回は自分のタイミングというか、自分の角度でまとめてみました
車高を調整したら、カバーがリンクと接触しないか確認して
しかし、恐ろしく部品点数の多いクルマです。直すのもしんどい、何より部品が高い。
フロントブレーキパッドの純正定価が138000円とは・・・
重量税も64800円です。自動車税?6700cc+重加算税ですがなにか?
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