ポルシェ

2019年6月30日 (日)

ポルシェカイエンターボSのタイヤ交換

昨年末に車検をしたポルシェカイエンのタイヤ交換です。

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今回はブリジストンリテールジャパンのタイヤ館かわごえ店で、他メーカーのタイヤ交換です。
先に言っておきますが、基本的に一般の方が持って行っても対応してくれませんからご注意ください。

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こう撮ると一見何の変哲もないアルミホイールですが

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実は295/30-22というとんでもなくデカいタイヤ ホイールなんです。

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いわゆるリバースホイールでありまして、反対向きにセットします。
やっぱり慣れているんだわ、彼らは。

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とはいえ、乗用車用のタイヤでブリジストンには存在しない22インチですから少々大変ではなかろうかと?

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なんだかデカい鍋みたいなのが出てまいりました

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脱皮し終わったやつ

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よく言えば3ピース構造、いわゆる合わせホイールです。

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ですからつなぎ目がありまして、古くなるとここから漏ってしまう場合があります。
シール材も何とも言えないベトベトした感じ。
ちなみにforgeartというアメリカのメーカーで、センターキャップだけでも結構な金額でした。

https://forgiato.com/

ちなみにもちろん、JWAなんて刻印ありません。ありませんからとおりません

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新しいタイヤはファルケン。
昔、僕はファルケン入れたかったけど、ルマンBBにしたんだよな。それでもブロックパターンが好きだった。
でもみんなはアドバンの非対称パターンが憧れだった。ブリジストン?そんなの入れてるやつはいなかったなあ

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デカいトラック用のタイヤのようです。
下手すりゃバランス取らないかも?

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なんかバランサーに比べてタイヤがやっぱりデカイ

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数字もごいすー。3回くらいバランス取りしていました。

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そして装着後は極悪

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恐ろしくイメージが悪いです。YAKARAな感じ。
オーナーの方は大変優しいお人なのですが...

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同じようなイメージで草野仁さんがいますね。

2019年3月 8日 (金)

さよなら996

先日、後期の996を納車したばかりですが、入れ替えるように996前期が売却されました。

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悲しい事に乗り換えではなく、売却です。約7年近く乗っていただきました。
美しいオーシャンブルーのボディが残念ながら、他の人の手に渡ってしまうのです

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とはいえ、7年弱に渡り野天の駐車場に置いたので、傷みは隠し切れません
白く曇ったヘッドライトは2000番のサンドペーパーなどで、どうにか戻せましたが

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ミラーや

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サンルーフはかなり日焼けが進んでしまいました。比較的温度が上昇しやすいプラスチック部品が先にやられていくようです

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またレザーシートやステアリングホイールは日光や高温の餌食になります。

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なかなかやつれ方も年季が入ってきまして。
アンチエイジングにも一定の限度がありますね

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とはいえ、大事に乗っていただきました。また特に大きな故障に見舞われることがなく
一般のサラリーマンの方でも普通に維持ができる、普段使いができるスーパーカーなのです。

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是非、機会があったら、いや、乗りたいと思ったらMPIにご相談ください
お買い上げいただけると、同時にメンテナンスを行う整備工場が漏れなく付いてきますよ

2019年2月22日 (金)

ポルシェ996の塗装

しかし、出来の悪い塗装というのはどこまでも罪深いもんで、出来上がりの良しあしを考えず、ただカタチになれば良いという、後先を考えない方法で作業されてしまうと、尻ぬぐいする側に倍返しになって帰ってきます。

右のリア回りは付いている部品がマスキングされて塗装された為に、塗料の密着不良が起きてはがれ始めているのです。
今回はその補修。

まずはグラスワークのナベさんにガラスを外してもらいま・・・
実はポルシェと言うクルマは実によくできていて、ガラスを外すことなくモールだけ外すことで塗装できるのです。

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ぐるりと取り囲むゴムのモールはガラスとその下と言うか横に這うレールに挟まっているのです。
ちなみに993は同じ仕組み、997は途中まで同じですが、最後までは外れないそうです。

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だから取り外しも可能ですし、再利用も可能です。
さしずめ中古車屋が利益のため、はたまたこんな仕上げしか知らない鈑金屋にだしたかというところでしょう。
クルマを知らないというのは、恐ろしい事です。仕組みを知らない販売店に至っては、どんな方法で塗ろうと、出来の悪さに気が付くことすらしないでしょう

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画像では見えませんが、ピラーに沿ってクリアーがはがれています。

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続いてサイドガラスです。
またここも素晴らしいのが、なんとこのサイドガラス、ボルト/ナット止めなのです。だからガラス屋さんの世話にならず、脱着が可能なのです。
996、997はボルト止め、993、964はゴムで嵌めてあるって言っていたかな?

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トリムを外すと、2つの13mmのナットが見えます。

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後ろ側はリアシートベルトガーニッシュの中にあります。

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簡単に外れます。

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次にデカいサイドガラスモールを外しますが、これはすべてリベットで止まっています

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リベットは3.2mmで揉むと良いでしょう

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キレイに外れました。もちろんマスキングで塗装されています。

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しっかり削りこんで、塗装します。

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では塗装、でもその前に

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よく見ると、なんとモールの付いていた部分の塗装が流れています。
いわゆる「タレ」と呼ばれる塗装の失敗です。前から後ろまでダラダラ流れています。
この頃のモデルは基本的に機械塗りですから、ロボットが殆どを塗っています。
でも部品の裏側や内部は、手塗りだと思います。やらかしてしまったのでしょう

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うっすら塗って、あとはクリアーにバトンタッチ

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しっかり塗装できるボディショップを選びましょう

MPIは? 
よく聞かれるのですが、MPIは販売店ではありません。技術お販売する修理工場です
ではなぜ、販売を一生懸命するか?

MPIは一切、他社の下請け作業を引き受けていません。今も昔も変わりません。
どんなに優秀な塗装や修理ができても、直すクルマがなければ、その技術も奮えないのです。
だから、自動車販売に力を入れるのです。
そして、ボディからエンジンまで作業できる強みを生かして、販売しているのです。

自動車欲しい人、国産、輸入車関係なくご相談ください

2019年2月15日 (金)

ポルシェ996の純正オーディオを・・・

その996、オーディオがまるでダメで見直しです

何がダメって、スピーカーに向かって、オーディオのスピーカー配線が直に入っています。
この996には本来、DSPサウンドシステム付き、ハーマンサウンドシステムが付いていたのですが、とっぱらって、カロのナビが付いていました。

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しかし、社外ナビは前後左右のスピーカー配線しかありませんから、ドアとリアのスピーカーにダイレクトに入れてあるのです。しかし、ダッシュボードの上にもツイーターがありまして、そこはナビからの配線が足りないから無視してあるのです。

ドアのスピーカーは別体でツイーターがあるために、上下で音場が考えられているので、ドアだけ鳴らすとかなり寂しい音になってしまいます。

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で、純正アンプをドライブさせて、サウンドシステムを再構築できないかと

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アンプはベッカーのものですね。

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メインのコネクターと2極のコネクターが一つ

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ピンアサインは下記のよう。

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注目は右端です。CDチェンジャーやらPCMⅡなど書いてあります。そしてその上、ファイバーオプティカルケーブルズと書いてあります。なんと、光ファイバーを使っています。

光ファイバーはふつうの銅線を使った信号送信に比べて格段にノイズに強く、大容量のデータ通信が可能です。抵抗が少なくノイズが無いの為に長距離のハーネスで微弱でも純度の高い信号が送れる利点があります。

簡単に言えば音が良いのですね(笑)

で、今回分解したのは、上の写真にある通り入力とデカイコネクターと別れているところが気になるのです。

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案の定、上下2分割の基盤構成になっていて、どうやら信号を変換する部分と、アンプの部分と別れているようですよ

微弱な信号を音像に換える為にメイン部分はカバーがかけられています。
下側をよく見るとHarmann/Becker と書いてあります。あのハーマンカードンってベッカーなの??

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で、上の部分に興味はなく、アンプ部分を生かせないか基盤を見ます。
アンプ基盤はやはり高級オーディオらしく、巨大な電解コンデンサーが目を引きます。
青い丸い部品はチョークコイル、フィルターです。
4つある黒い部分はMOS-FETだと思います。

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かなりアナログな基盤ですから割り込みができそうで、期待が持てます。
面白いのが上の写真のコンデンサーが2つだけの方が8本のスピーカーケーブルをドライブさせて、コンデンサーが3つもある方がそれぞれ2本だけのスピーカー線を駆動しているのです。

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光ファイバーから来たコンバーターのどれかの出力一つでもわかれば、オーディオからのロー信号を入れられるのですが、どうやらいろいろな音場の数だけ出力されているようで、どれか一つもつかみきれません。

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だったら諦めて違う方法に切り替えるか

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それは次回のお楽しみに

2019年2月13日 (水)

ポルシェ996。ボンネットが開かなかったら?

先日の土曜に、ポルシェセンター狭山に部品を買いに行ってきました
もうポルシェは一般の部品商に純正部品を販売しなくなってしまったので、お金を持ってディーラーに買いに行くのです。

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でも、毎度関心するのが、ポルシェはどこのディーラーでもつなぎ服を着ている人間にも実にジェントルな態度で、しっかり対応していただけるのは大変にありがたいです。

ディーラーによっては横柄で非礼な態度を取られたこともあり、〇ヨタとか〇ズキとかクレーム入れたこともあるなあ。
かえって高価な自動車を扱う店の方がしっかりしているような?

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やはり車体の値段も中古マンションみたいな値段なので、塗装も最初から磨いています

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人工的なまでにつるつるなんです。

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でも、フェンダーの上側や全体的に局面が多く、実に磨きづらく、磨きを担当する人の苦労がにじむように磨き傷が散見できます。

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718も900万円です。そりゃあ磨くか?

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そして911

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king of sportscarです。

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値段もゴイス~

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そして、欧州のメーカーは自分のブランドをうまく使いますよね~

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さて、今回部品はと言いますと、フロントフードのオープナーアクチュエーターです。
何を隠そうトランクが開きません。
電磁スイッチなので、スイッチを引いても開かなければ、もう開けようがないのです

しかし! 開かないと永久にこの場所から移動できなくなってしまうので、手動で開けるようにします。フューエルリッドなどもそうですが、リモートで開けるものは基本的にどこかに手動で開けるスキームがあるものです。

この996の場合は右のフロントフェンダー内なのです

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トルクスのビス2本とクリップ4こを外すとライナーが口を開けるので、そこから手を突っ込みエマージェンシーオープナーを引っ張るのです
画像では隠れて見えませんが、一番奥、サイドメンバー側によく見ると銀色のワイヤーが見えるのです

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開いてしまえばこちらのもの

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新しい部品に換えてやるぅ!

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このような感じで収まります

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さて、話題に事欠かない996。しばらく996劇場続きます

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2019年2月 7日 (木)

ポルシェにオーディオ

先日契約頂いたポルシェ911、964後期の3.6L

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古いナビオーディオを捨てて新しいオーディオを取り付けします

今回取り付けるオーディオはカロッツエリアのMVH-7500SC

なんとも出るべくして出た感のあるスマホとのコラボに徹した意欲作。しかもとても安価

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で、早速古いオーディオをばらして、さくさく取り付けしましょう

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996は通常、この部分にエアコンの操作パネル、さらにその下に純正オーディオがあるのですが、このクルマは既にナビが付いていたので配線は簡単!

と、思っていーたーらー♪

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接続してみると、なぜか音が前のスピーカーしか出ない。チックショー

しょうがないので、フロントフード内のオーディオアンプを見てみますと

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あーっ! アンプにつながれていない! どうなっちょるんだ!
見れば何か細工してあります

リアスピーカーを外してみてみますと

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線色が見れます。これと同じ色があれば導通を見ることができます

ラッキーなことにすぐ手前にあるじゃないですか

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うーん、スピーカーからアンプのカプラーまで、カプラーからオーディオの手元までそれぞれ導通が取れます。音が出て当然の状況です。

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どーして音が出ないの? どーして音がでないの?

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どわっはっはっは~ よーおーかーいーのせいなので・・ そんな訳ないです。

コネクターのピンアサインを見ると。茶色/白の配線が

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なぜかずれちゃってますよ。これじゃ鳴らないでしょうよ。なんとも初歩的なミス

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しかし、よく考えたらここは僕、触っていませんから以前からこの状態だったと思われます。フロントドアのスピーカーだけで??在り得るかなあ?

そもそもなんでアンプを生かした配線にしなかったのがナゾです。
前の初代 救世主ブログで書いたように思いますが、ラインコンバーターを使えば、車体のアンプを使うことが出来たはずです。プロの人が組んだオーディオじゃないのかな?

まあ、中古車あるあるですな

気を取り直して今度こそオーディオをくみ上げます。
配線も音も順調です。で、そのスマホのクレイドルを出します。

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クレイドル発進!! グイーン。
まずはフェイスパネルを外します。

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クレイドル出現!! 
もちろんこれら全てボタン1発・・・ 全て手で引き出します。性能に特化している為に余分な部分はカットされているのです

スマホ イーン! シャキーン!!

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やっとカタチになりました。Bluetoothに接続して音楽を聴くもよし

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アプリをダウンロードして

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ナビとしても使えます。これは面白い。
でも、スマホが無いとラジオしか聴けません。思い切った仕組みですね。

もう、アレルギーなんて言ってられませんな

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