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2019年10月12日 (土)

なんてけしからん作りだ!

 よく、マセラティとかフェラーリで、モデルを出した後にEVOとかMなるモデルが後から出るでしょ?
あれってイタ車あるあると言うより、どうやらイタリアのお国柄というか、あの国の自動車産業の特徴なのかもしれません。

僕、今日まで知らなかったのですが、166の最終型になると結構違うのねっていうお話

向かって右の後期166、あの内装を変えているやつですが、エアコンがどうもダメで、コンプレッサーがよくない。全然圧縮しない
そこで部品取りから外して、修理に充てようと考えてばらし始めました。

Rimg3068  

前期の166と同じノリで始めた整備はファンベルトの取り外しから。
コンプレッサーはベルトを外してボルトを外して下におろすだけですから。
しかしふっと気が付いたのです。

Rimg3018

あれ?こんなプレートあったっけ? 見ればP/Sポンプのプーリーの下にボルト行ってるし
もうベルトを外してしまったので、プーリーを外すのはしっかり何かで固定しないと取れません
何かの意図があってプレートが追加されていました。このプレートを外さないとコンプレッサーの上側ボルトが回せません。元々なかったものですから強度か遮熱の目的で追加されたもののようです。

Rimg3017_20191011230401  

ついでにドライブシャフトやオルタネーターも行き先が決まっているので外していきます。
結構キレイなコンプレッサーが見えてますね。ありがたいことにそれほど使用感のないリビルド品が付いています。

Rimg3022

ところがコンプレッサーが外れません。外れないと言うより、出てこないのです。
中期以降の166はラジエターの形状がなぜか前期とはとても変わっていて、前期は左側上下にホースの入り口、出口があるのですが、中期以降はアッパーホースは従来通り左上に、ロアホースは右に出口があって、鉄のパイプで薄いクロスメンバーの上を通って左側の元々出口のあった場所に運ばれる仕組み。そのパイプが通る薄いクロスメンバーがジャマでコンプレッサーが出てこないのです。さらにラジエターとエキゾーストマニホールドの遮熱板と距離がかなり近いので、安全性の面からラジエターも外すようになります。

急遽、フロントバンパーを外してラジエターを外しにかかります。コンプレッサーを取り出すために、長い旅路の始まりになってしまいました

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この166、いつの間にかオイルクーラーが追加されています。コンデンサー横のATFクーラーは以前からありましたが、それ以外はなかったように思います。

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ラジエターを外すにはエアコンのコンデンサーを外さないとラジエターがでてきません。しかしそのコンデンサーを外すためには両サイドのシュラウドを外さないといけません。そのシュラウドを外すにはエンジンオイルクーラーを外さないといけません。エンジンオイルクーラーをはずすにはパワステクーラーを外さないといけません。

クーラーコンプレッサーを外すのにこれだけの手間が発生します。これはけしからん。

しかも後からいろいろ足しているので、いろいろ小部品を外していかないと前に歩みを進められません。
コンデンサーに空気を送るためのシュラウドを外しにかかります。このシュラウドはとても大事な部品で、エアコンの効きにとても大きな影響を与えます。前期はスチール製のかわいいもので、簡単に脱着できます。
ところがいきなりプレートがいないいないばぁをしてシュラウドのビスを隠しています。

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ライトかなんかのスティフナーかな? これもおバカな付き方しています。
プレートの奥にナットが見えます。やりにくいじゃん。実にけしからん。

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でも後付けらいく、取り付けやすくなっていました(笑)

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細かく嫌がらせをしてきます。オイルクーラーがコンデンサーのセンドリターンパイプのボルトを隠します。

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いちいちジャマをするクーラーたちをどかします。実にけしからん

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コンデンサーのパイプのボルトは交換した跡があります。先人がコンプレッサーを交換した道をたどっているのでしょうか?右に見えるヘンなパネルはシュラウドの一部です。

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コンデンサーをクロスメンバーに止めているボルトの前にはオイルクーラーのステーがわざわざ真ん前に来ています。

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もう少し頭を使えばいいのに。実にけしからん。

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コンデンサーシュラウド左側のボルトはすんなり取れました。奥にラジエターと抱き合わせているビスが見えます。ラジエターから4つのボルトを外すためにこんなに苦労しているのですよ。ところが、シュラウドを取り外すにはATFクーラーのパイプを一度外して、シュラウドかわす必要があります。外してシュラウドを外しましたが、当然ATFはダダ漏れになります。
なんとアホな造りだ。実にけしからん

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遂に最後の1本。これで、ラジエターが外れます。

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ラジエターファンゴとラジエターCompを上から引き抜きます。
ラジエターファンの配線はシリーズ中最も太い配線でした。ファンレジスタの配線もまるで太いもの。
コネクターには脱落防止のピンまでささっています。あれこれそうとうメンテナンスフリー化を考えているのですね。

当然コンプレッサーは簡単に外れます。

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気が付けば大作業じゃん。実に実にけしからん!

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とりあえず、出したとおぼしき前期と後期最終は中身もかなり”エヴォルツィオーネ”でしたとさ
まあ、そのおかげでエアコンもよく効くし、いくらか故障も少ない。

ICSとかついでにもうひとひねりしてくれれば良かったのになー。

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