マセラティクアトロポルテGTSのATF交換
さて、マセラティのATF交換。
しかし、下回りがキレイ
そしてホイールもデカイしキャリパーもデカイ
ビルシュタインとおぼしきショックアブソーバー。よく見る黒いやつとは違うのねきれいなAアームは昔のF1みたいでかっこいい。
型は違えど普通のATになってからはZF6HP。
そしておなじみドレンブラザース。チビで抜いてデカで入れる
フランケンシュタイナーがねぇ.... いやこれじゃなくて
みんな硬く締まっていますので、車上のうちに緩めておきます
マセラティジャパンになって、極端に安くなった純正部品。
逆に社外が駆逐されてしまった?
抜きまーす。ぼちぼち黒いですねえ。良い頃換え頃
こんなにボルトを入れなくても... 外す方も手のひらが凝ります。
はーい、いつもの基板が見えてきまーす
これがソレノイドですねえ。変速不良や大きなショックはこれが悪いと思ってください。
昔は結構ATの不良はありましたが、最近はAT本体がダメになるケースは稀で、ほとんどこの電気部品に問題が発生します。
フィルター新品
フィルター旧品。あれ?パッキンが無い
これが付いていないといけないのに、ATの中に置き忘れてしまったようです。
取れました。カッチカチです。おそらくATが組まれてから無交換だったのでしょうね。
オイルパンをきれいに拭きます。
フィルターはなんかガバガバしていて今にも落ちそうですが、このちりとりみたいな先にフィルターの吸い込み口が見えますね。
ここから吸うので、フィルターの片方が下がっている方が都合が良いのです。
デカドレン。パッキンを変えてやるのが良いですが、これは弾力もしっかりしているので、今回は交換しません。
キレイになったオイルパン。上の二つの丸いのは強力な磁石です。
たくさんのボルトたち
フィルターを入れてチューブを仕込んで
取り付けます。ぺらっぺらのガスケットですから折ったり曲げたりしないよう注意を払って取り付けます
基本的に抜けた量ですが、いきなり全部入れるとがばーっと吐き戻しますからある程度入れて、エンジンをかけてフルードを吸わせます。
4Lが抜けましたので少しづつ入れていきます
中身はリキモリのトップテックATF1800。比較的ポピュラーなZFの6速ATですから、ワコーズATFのハイパーSものでも対応は可能なようです。ただ、メーカーの裏付けが取れていないのか、ワコーズの適合表には載っていないようですね。
ATFの温度を確認しながらドレンを閉めて出来上がりです。
ちなみにこのクルマもO2センサーの問題を抱え始めているようですね。
走りは実に素晴らしいです。こればかりは文字では表せませんが、交換した人だけが味わうモーレルな滑らかさですね。
ご利用いただきありがとうございました。
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後期のスポーツGTSカッコいいですね。個人的に前期の顔が好きなんですが、GTSだけ、グリルが凹型に反転してて、グランツーにも通じる顔でいいんですよ。
ブレーキも同じブレンボながらフロントが6ポッドキャリパーで効きが違いそう。
ショックが黄色なのはシングルレートのスポーツダンパーだからですかね。前期や後期のSなんかは、古くなると故障のリスクが高い電子制御可変ダンパーなんでシルバー色でしたかね。
後期もだいぶ値がこなれてきたんですが、やっぱアルカンターラの内装よりもフラウレザーの内装が好きだなぁ。
あ、買えないだけです(笑)
投稿: 池田 | 2019年11月 3日 (日) 18時47分