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2019年9月14日 (土)

よく聞いてから作業しましょう

先日、ETCが機能せず入り口のバーに当たってしまったとの訴えで入庫したS60

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前回乗った時にはなんの問題もなく機能していたのに、ある日突然ETCが死んだ、ETC本体の故障ではないかと。
カードを挿しても全く反応しないし、こんなトラブル経験がないと。いささか困惑した感じです。
週末には使いたいので、とりあえず修理できるか、見てほしいとのことでした。

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ETCはグローブボックスの中で、直射日光や水濡れに遭うことは低そう。ユーザーの訴えでは、原因に全く身に覚えがないそうです。

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全く身に覚えが無いのに壊れてしまうオカルトな状態を解決すべく見ていくことにします。
黄色い常時電源は来ています。

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赤いACC電源が来ていません。どうやら原因はここにあるようです。本体のトラブルではないようです。
昔、日産のETCをずいぶん売りましたが、数年経過するといつの間にか電源が落ちたり、カードを読んだり読まなかったり、カードを読んでいるはずなのにバーが開かないなんてことは何回かありました。
それからすると今回のはわかりやすい症状と言えます。

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このS60のグローブボックスはボックス内の左右に2個ずつ、リッドの周りに2個

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カバーを外すと8mmの頭のボルトが2本、これで外すことができます。

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配線を追いかけてボルトで挟んでいたり、内装などで潰しているところがないか新調に追いかけます。
赤いACC線はセンタートンネルを渡り運転席側に行きます。

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そこで配線を分岐させていました。ACC線とはいえ2.5スケアーくらいのかなり太い線です。これを分岐していますが、作業のステップはかなり正確でディーラでメーカー配線指示通り行った感じがします。
僕はてっきり、このコネクターが原因かとばかり思っていましたが、どこを点検しても通電が確認できません。もちろん管ヒューズも。
このぶっといACC線は、この後、数本の太いケーブルと一緒に大きなコネクターで止まります。
他の線では通電が確認できるのにこの線だけアウトです。

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しかしこれほど太い線にもかかわらず何行いっいる線かはわからず
診断機にもエラーコードが乗ってきません。
意を決してコネクターを外してみます。
するとセンタートンネルのドリンクホルダーやシフトノブのイルミネーションが消えました。

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でもふと思うのが、
1.診断機に異常を示すコードが乗ってこない
2.通常なら 3-5vの信号も含めて全く電気が出てこない。
3.親線からETCコナクター間に導通あり

ここではっと気が付きました。

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シガーライターソケット、このクルマのシガーライターはご丁寧に上向きで付いているのです。
何か金属が落ちたりしてショートすれば1発です。
答えはヒューズ切れでした。
この最も初歩的なトラブルをセオリー通りにすれば時間をかけずに済んだのですが
もっと、ちゃんとユーザーから状況や成り行きを聞いて立証すべきでした。
簡単な説明だけで原因を考えてトラブルシュートした結果、ユーザーに迷惑をかけることとなってしまいました。

Eくんが受けた整備振興会の講習の話によると、そう遠くない未来、自動車の多くは自動運転化が進み、所有することからサブスクリプションやシェアなどのリースが主になり、特定の自動車ユーザーは少なくなり、故障した際の症状や故障に至る話は聞きづらくなり、故障原因の探求が難しくなると言われているそうです。

ついに時代はそんなところに向かうのかもしれませんね。

 

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