今日はひどい一日でしたねえ。何がひどいって
僕は誹謗中傷は嫌いですが今日は我慢できませんでした
まず詐欺の電話ですよ。工場の200Vの契約が2種類選択できるようになったんですよ~ みたいな電話が昨日かかってきて
検針だけしたいので、お客様番号の記載のある請求書だけ何月の分でも良いので、手元にご用意しておいてください。
こんな電話があったのです。当初、ああ、節電ブレーカねと思い「いらねーですよ」的なオーラを全開で出していたのですが、
「節電ブレーカとかじゃなくて、契約方法ですから」と切り返され、ふーんと聞いてしまったのがよくなかった。
今日の午前に再度電話があって、お客様番号記載の請求書は用意できましたか?と運転中に電話があり
ありましたよ、と言うとじゃあ読んでください、と。
いや、今、運転中だから工場帰ったら見るよと断ったのですが、なにしろ忙しいのと暑さで、怪しいとは思わなかったのですが
1.異様に聞き取り辛い電話
2.よくよく聞いていると自分の会社名を言わない
3.現場の人間を行かせる前に先にお客様番号を聞きたがる
4.携帯電話からの着信。
なんか不自然だなあ、と思いネットで調べると、ありました
どうやら詐欺系の電話のようです。
08069532666
これ、詐欺の電話ですから皆さんご注意あれ。番号を教えなかったらかかってこなくなりました。
もっとまっとうな事をしようという気にならないのかなあ?
今日はこれで済まず
昨年末に販売したNV200のお客さんから電話がかかってきました
まずはこの記事をご覧ください。
http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/nv200-5084.html
http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/nv200.html
そのNV200にフォグランプを取り付けた記事ですが、お客さんがリコール修理の為にはがきの来た日産に、作業を依頼しに行ったそうです。
https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report4164.html
このリコールはヒューズボックス内のBCMを交換する作業だそうで、リコール作業後にフォグランプが点かないことに気が付いたユーザーが再度ディーラーを訪れて点灯しない旨を伝えたところ、良くない結線方法があり、やり直したので1万円とられたというのです。
僕は驚いて、そりゃ騙されてますよ。と言ったのですが本人はまあ、もういいけどねなんて感じで気にしていない様子。
収まらないのが「よくない結線方法」と指摘されたこちらの方です。ディーラーのヘボ整備士ごときに良くない配線呼ばわりされて黙っているわけにはいきません。
仕事は看板です。ディーラーのような安くて汚い看板とは違い、作業者のプライドがかかった看板です。
それを汚されたのは看過できません。
電話してどういうことか説明を求めました。
当初サービスフロントが出ましたが、ちんぷんかんぷんで、もう少し日本語わかるスタッフに代わりました。
しかしこの人も知識がないのか仕組みを知らないのかわかりませんで、3人目にして作業を指示したと思しきスタッフが出てきました。
なぜ、このような作業をしたのか経緯を聞くと、危ない配線だったのでお客さまには説明して外しておいたのですが、フォグランプが点かないということでお戻りになられたので、このような危ない配線ですとそのままにはできませんので、費用が掛かる事をお客様に理解の上作業しましたと。
ふーん、なるほど、効いていた内容と少々違うところはあるものの、素人さんから正しい説明を引き出すことは難しいから、金額を支払ったことはお互い合意の上、作業があったと判断して、問題はその危険な配線です
僕は「金額うんぬんはしょうがないとして、危険な配線とは何か説明してくれますか?」
先方は「ヒューズに裸でアルミだかが巻き付けてあって、それがヒューズの左右の足に入ってヒューズの意味をなさなくなっていましたので。
僕は「それが危険だと?」先方「そうです」
僕「そうですか、ではその危険な状況がどのように起こっていたか説明できますか?」 先方「はい、できます。」
僕「これから同じものを持って伺うのでその危険な状態を見せてください。」 先方一瞬戸惑うも「はい、では来てください。」
となり、行きましたよ、そこそこ近所の日産ディーラー。こちら怒り心頭でしたが、そこは温和に

しばらく待たされた後、作業をした若いメカニックの上司と思しき僕の半分くらいの年齢の整備士と、さらにその子の上司と思しき整備士と、なんいも知らなそうなフロントだかの人3人。腕には燦然と輝く1級整備士の腕章。僕はボイスレコーダーをおきながら、話を聞きました。
作業を指示した子は、実作業をした若いメカニックから相談があったといいます。このような物が付いていたがどうするか?
これは外しておこうとなったそうです。
僕がなぜ、外そうと?聞くとこのような状態になっていたのでと
電極の部分を真ん中にずらしました。
その時の状況は撮影できないので、この画像で説明しますが、ウルトのヒューズから電源を取り出す商品はヒューズに直接はめ込むタイプです。少し入れるのにこつがいるのですが、慣れてしまえばヒューズの電流値を考えずに使えるのでまあまあ便利なものです。

ヒューズを挿した状態。これを真ん中までずらして
この画像、本当はミニヒューズなのですが、最後の一つをディーラーで壊されてしまい大きい方のヒューズでやりますが、ミニヒューズだと電極部分が足と足の間に電極が嵌るのです。

担当氏「このように」 僕「それじゃあ、端子が接触しないからそもそも電気が流れないから点灯しませんよ。」
担当氏「すいません、どのようについていたかは完全に確認できなかったのでご説明できません」
「そうですか?ではあなたが両方の電極に接触するように危険な状態を作ってみてください。」と僕
いろいろ挿し方を変えたりしても当然そうなりません。
僕「当然そうはなりませんよ、そのような商品として販売されたものですから」
担当氏 言葉を明らかに選びながら「このようなものをディーラーではそのまま使い基に戻すことはできませんので」
つまり、こんなインチキな部品を使ってこっちは仕事をしない、もっと簡単な方法でやるわと
僕「これはこのようにしてヒューズボックスに挿して使うんですよ。」

正しい入れ方、使い方を見せて
「これのどこが危険かと? これ、作業したときの画像がありますので、このまま挿してあったはずですが、外したら基に戻せなくなってしまたのではないですか?確かに知らない間に誰かが外してうまく入れられず良くない状態になったとは言えない事もないですが、状況証拠としては、リコール前までは点灯していたフォグランプ、しかもユーザーの強い希望で取り付けしたLEDフォグが、そんなインチキな結線していたら点灯したり、しなくなったりするでしょう?先に抜いたが元に戻せなくなった。とみるのが自然ではないですか?」
話半分にいろいろ挿したり抜いたりする担当氏
「僕は、触ったことないものを触ってわからない物を、危ない配線とか、いい加減な配線と言われるのが心外なのだと言いたいのです。」
と僕は言いました。
「ここに何A流れてその先の装置の消費電力がどれくらいなのか確認したのか?それでもなお危険と言えるのか?それをちゃんとユーザーに説明できない方に問題があるのでは?」とも言いました
すると、今まで黙って聞いていた、担当氏の上司と思しき人が
「すいません、こちらの認識不足でした。このような部品を見たことが無かったものですから、こうしてみるとしっかりBCMに入り安全であることは良くわかります。大変申し訳ありませんでした」と話し出しました。
彼の話でわだかまりは解けました。
僕らは信頼の上で作業をしている商売なので、軽々しく危険とか言われたくないのです。
また、電気をわからない人に限って危険だとか、不良なやり方などと真相をぼかしたような話をします。
正しく使っていれば端子がたとえ裸でも完全に密閉されたヒューズボックスの中でも安全です。

電装修理の多い輸入車ディーラーのフロントの人は、さすが理解度もスキルも高いですが。まずはしっかり外したものをもとに戻せと。あと自分の経験値や知識でしか解決できないものや、分からない事をごまかさずによく考えてほしいです。思考を失った人間はサルです
ちなみに彼らはこれは見たことがあるそうです。
エーモンの商品です。ウルトの物より安いので僕も使いますが、アンペア数をそろえる必要があります。
ウルトの物はヒューズに直接つけるので電流値に関係なく取り付けできます。


それをちゃんと理解しない人が説明し、さらに何も知らないフロントに伝達ゲームをするもんだからどんどん間違いが広がっていくのです。
ディーラーの人がエレクトロタップを使い...なんて言っていましたが、よっぽどノイズを拾う下人なのは認識しないのかなあ?

まあ、大きい組織は意思の伝達に時間もかかり内容が少し少しボケていく、アナログディレイのようです。
作業者とお客さんと相対するフロントがデジタルディレイのように全く変わることなく考えが伝われば心配ないのですけどね。
あー、長田くん、ウルトの商品は良くない部品だってよ(笑)
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