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2019年8月

2019年8月31日 (土)

ランチアのセダンに乗りませんか?

ランチアについてあまり詳しく考えたことはありませんでしたが、少なくとも今現在の置かれている状況を考えると、決して厚遇とは言えない状態です。と言うよりむしろ、風前の灯のような状態なのかもしれません。

そんな事 微塵も感じさせない96年頃に僕は、2年落ち18000kmのテーマターボ16Vを買いました。
デルタは既にラリーシーンから遠ざかっていましたが、ランチア人気はまだまだあったと思います。

当時テーマは2L NA、ターボ、V6、8.32、ワゴンとあり、他にデドラも2Lとターボ、プリズマもありました。
ここからなぜ、カッパだけになってしまった背景は知る由もありませんが、その後さらにテージスとなり、今日の体たらくがあります。

もはや絶滅危惧種になってしまい、しかも不人気極まりない4ドアセダン。輸入元だったマツダ、オートザムは本体の経済状態が悪くなり、防戦一方に。当然のようにカッパ継続販売することなどありえなくて正規車は潰えてしまいました

その後はガレーヂ伊太利亜で並行車が入れられた感じですが、正規輸入ではないので、数など知れたもんです。

しかしそんな希少なセダンですが、ウチにあるカッパもデルタ以降の最後期のオリジナルランチア。
もはや何台生息しているかも全くわからないカッパに乗ってみませんか?
あなたがこの車種のファイナルフロンティアになるかもしれません

どの角度で撮影すれば良いのかわかりません

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このデザインは実車を見ないと、なんか国籍不明なクルマです

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個人的には最も好きなリアビュー 

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フラウ社製シートに座る人を待っています

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ライトはHIDに換装しました。

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車検の問題もありません。

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いつか、全くカブる事のないクルマに乗りたいと思えばこれです。
未だかつて すれ違ったことはありません。

 

 

 

2019年8月30日 (金)

サンバーのエアコン修理

赤ボーさんのエアコン修理です。

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今は無きスバルオリジナルのサンバー。リアエンジン、4WDで4独、スーパーチャージャー付5速とここだけ聞けばトミマキネンが乗っていそう。
実はこのオーナーさんは本当はすごいエンスー。

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ここにその片鱗が

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エンジンはこの荷室の下にあるので、コンパネを外します。

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すると出てくる4気筒の660ccユニット。

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さっそくゲージを取り付けるとガスは問題なく入っています。しかし全くエアコンが効きません

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エンジンをかけるとクラッチが入りコンプレッサーが圧縮を始めますが・・・
高圧がどんどん上がります。ある程度上がるのは結構ですが、度を越えると破裂します。
しかし、破裂すると大変危険なので圧力スイッチが働き強制的にクラッチを切り離すのです。

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つまり、冷媒が回っていかないのです。
ここでエアコンの仕組みをおさらい。コンプレッサー圧縮し高圧となったエアコンガスは、コンデンサーで冷やされ液化します。その先のエキステンションバルブでシュッと霧吹かれ、液化からガス化します。そのガスになるときの気化熱をエバポレーターでファンがさらって、車室内に冷たい空気を届けます。ガス化したエアコンガスは冷え冷えの状態のまま、すっかり低圧になり再びコンプレッサーに吸い込まれていきます。そしてコンプレッサーそのものを冷やすのです。

このサイクルがどこかで遮断されて、サイクルが回らなくなってしまっているのです。
この場合の原因はかなり高い確率でエキステンションバルブです。その間にあるレシーバータンクと呼ばれるフィルターもセットで交換します。

ガスを抜きます。

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エキスパンションバルブは助手席からアクセス可能です

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ええ、アルファのエキパンと殆ど同じです。用途が同じなので、形も似てくるのですが、全く同じかと聞かれれば、それはわかりません。(笑)
ああ、必ずパッキンの類はすべて交換しますよ。

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一通り交換したらまず真空引きして置きっぱなしにします。

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45分くらい引いてそのまま翌朝まで置いておきます。

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翌朝、当たり前ですが圧力変化が無かったのでガス注入します。

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冷媒量が0.35から0.45kg ですから

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この200g缶2本でちょうどいい計算になります。
前から後ろまでユニットがあるのに意外に量が少ないのですね。多ければいいというわけではありませんが、メルセデスは1kg以上軽く入れます。

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異音もなく軽く回り続けるコンプレッサー

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フィルターはセットで換えたいものですね。

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寒いほど冷えるようになりました 

2019年8月29日 (木)

そこがダメだよイタリア車

ずっと作業中のランチア、どうしてもライト無いに水が入るので再度カラ割りしてシーリングです

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やっぱり、ヘンに手加減してネットで買った専用シーラーがダメでした。そこで今回は手加減なしの

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シーカーフレックス221、ウレタン系シーラー。強力な接着力を発揮します。協力に接着するということは、もう後戻りはできないことになりますが・・・

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接着後に思わぬトラブル。なんと持っていたところが穴が開いてしまいました
特に何をしたわけではなく、持っていたらズボっと

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なんだかこの穴の周辺も何ともやわらか。これ、ヘッドライトだよなあ?と思いつつ

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 なんか、手の中でポロポロ粉になっていきます。変質してきたようです。
なんだかあまり経験がないことですよ。こんな事あり得ますの?

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履かなくポロポロと原材料に戻っていきます。

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PP-GF30という素材からできているようです。よく使われるPPは
調べているとこのPP-GF30という材料は、一般的なPP(ポリプロピレン)にガラス繊維を30%混ぜた材料だそうで、耐衝撃性に優れ、強度が高いそうです。しかし日本の夏がイケナイのか、はたまた別な原因があるのか、到底強度などとは程遠い位置にある状態です。
浅草名物のらくがんみたいな感じとでも言いましょうか

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こういうところがランチアの、ひいてはイタリア車の良くないところですねえ。他の国のクルマではありえません。
ちょうど20年くらい前のフェラーリのバンパーとかに材質が似ています。
接着材などを駆使して、なんとかやり過ごしましょう

 

2019年8月28日 (水)

マセラティクアトロポルテ O2センサーの交換

さて修理したマセラティのお話。

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先日入庫した際のエラーコードの原因を叩きます

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フォルトコードはキャタライザーの性能が左右とも極端に低下している内容を表していますが、あくまで個人の感想です、どのようにとらえるかは人それぞれかと思います。あくまで僕の主観だと思ってください。
客観的に考えてキャタライザーの機能が低下する、しかも左右とも。そんなシチュエーションは稀だと思います。
最近のは知りませんが、触媒の中身はかなり原始的で、大雑把に言えば、排気ガス中の燃え残りのガスを白金のついたウールの中や練炭のような不思議な形の物の中を通過させることにより、無毒化して大気開放する仕組みです。当然、長期間使ったりすれば過酷な状況にさらされてダメにはなります。
でも、08年くらいのクルマであればなかなかそのようなことにはならないと思います。
ABA-から始まるもしくはその型式に近い年式のクルマは、エンジンが温間になれば燃え残りのガスはほとんどなくなり、こんなエラーコードを出すとは考えにくいのであります。
ではなぜこういったP0420とかP0430といったコードを出すのか?ということになります。

触媒の性能が悪いと言っている背景を考えます。それはキャタライザーの働きが悪いという情報そのものが間違っていると、僕は考えました。
それはズバリ、O2センサーということになります。O2センサーの情報がよくないのでエンジンECUがこの信号を出すのではないかと

いや、もちろん、キャタライザーが悪いということも捨てきれませんが、可能性から考えています。そう考えた方が合点がいくのです。残念ながらデータが無いので、診断機のデータストリームだけでは図り知れませんけど。

と、言うことで取り寄せましたるO2センサー。MJに全部の在庫はなく、T-westさんちに在庫があるとのことで急遽取り寄せました。
しかし、MJになってから安くなったなあ純正品。ほとんど国産乗用車と変わりません。これじゃあ並行輸入しても合わないわけだ・・・

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今やアジア産の無名工具で、激安で出回っているO2センサーソケット。
これだけはちゃんとしたプロユースの物をお勧めします。理由は後で。

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そのままでは入りませんで、ハーネスを外します。いーっぱいボルトで止まっています。いかにもイタ車。

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ハーネスが逃がせるのがO2センサーソケットの特徴で、配線が付いたまま回せます。

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武器です。勝利の鋼鉄です。トライアンフ オブ スティールです。

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まず1/2のスピンナーハンドルをしっかり固定したら

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良い子はマネしちゃダメよ。全身全霊の力を込めて回します。

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ものすごいパワーがかかり、大きな音と共に緩みます。これを4か所行います。

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巷で安く売られているものは、対外このストレスに耐え切れず、ソケットのスリットが開いてしまい、全く回せないか、回せても一つが限界だったりします。しかし、名の知れたメーカーのものの多くは素晴らしい耐久性を見せてくれます。

上流と下流のセンサーは値段もソケットも違います。

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長ーいハーネスが止まっています。

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10年間お疲れ様でした。

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外れた感じ。

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実に初々しいセンサーが付きました。

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これで、作業は終了です。

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20kmほど試運転しましたが、実に乗りやすくなりました。このクルマにある、車両の出だしの神経質なアクセルワークがかなり緩和されます。実に変速がスムーズになりました。かなり変わったことが体感できます。
あとはフュエルトリムが時間と共に完成してからがどうかと?思います。
時期的には、次は入り口、つまりMAFセンサーのホットワイアーのレスポンスが問われる問われることになるでしょう。

いや、このO2センサーの交換。これは費用対効果が大きいと思います。ITOさん、お勧めですよ~

 

2019年8月27日 (火)

スバルの純正部品 過剰包装問題

今、スバルのXVを修理中なのですが

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左側面を強くぶつけていて、いろいろ交換します。

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さすがスバルというか、日本屈指のマニア向けメーカーだけあって部品へのこだわりもスゴイ

一般的にはショートパーツの一つのクリップ。しかもウエザーストリップに使うかなり小さいもの

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一袋に1個ずつクリップが入っています。いっぱい使うのでビニール袋もいっぱい

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22個頼んでいるので一袋に入れてくれればいいのですが・・・

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これ一ついくらだったかな?80円位したかな?100円くらいだったかな? 
意外に高いのです。これ一個とガチャガチャが一回分同じ値段。がちゃがちゃっとお金入れて回してこれ1個出てきたら頭にくるでしょう?

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数と種類を確認します。

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一つ一つ出すのも大変です。もっと簡易にしろって言うねん。

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塗装も終わってモールの組み付け。ホイールアーチのモール(オーバーフェンダー)の箱が見当たりません。

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もうほかに大きい部品がないので、この箱かと。しかし、その形からイヤな予感が
だって、ホイールハウスのオープニングモールですからこのカタチの箱では無いような・・・

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中から出てきたのはかなり違うカタチの入れ物
嫌な予感が的中かと思って、部品商にクレームの電話を考えつつ、その瞬間。

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さらに中からブーメラン状のものが!
おお、これこれ。しかしこんなにデカイ箱で、出てくるのこれだけ??

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さらに外側のビニール包装をはがします。まだ包装があります。
もうマトリョーシカみたい。

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もう少し簡易な包装でも良いように思いますけどねえ。

 

2019年8月26日 (月)

ジャガーXタイプの車検整備

同じような時期に車検のジャガーXタイプ エグゼクティブ

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これはH18年(06年)でありながら2万数千キロの実に若い個体です。

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だから下回りも全く無問題。パッドもまだまだ残りがあります。
古くなると材質が古くなって音やジャダーが出ることもありますので、乗ったフィーリングがよくなければ交換するのもアリですよ

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ずっとディーラー整備だったようで、本当に状態が良いです

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エアコンフィルターはカウルトップの中にあるようです。

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カウルトップは結構取り外しの際に破損のリスクがあります。
長らく日光の紫外線にさらされてプラスチックが炭化してツメなどが折れてしまうのです。

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エアコンフィルターは夏場の冷却効果に大きな影響を与えるので、これも定期的な交換が望ましいです

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家電もそうですがフィルターって重要ですね。

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しかしこのクルマ、乗ると本当に新車のよう。

2019年8月25日 (日)

カングーⅡ 車検整備

世の中ではデカングーの愛称で区別されるカングーⅡ

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先日買っていただいた物です。このクルマ、実に高い、これは26年ものですが、この型のモデルのATは本当に奪い合うように高いのです。
この一つ前のラジエターグリルの無い方はまだ安いのですが、それでも決してお買い得とは思えません。ちなみにこのカングー人気、先代のモデルにも波及していて、先代も内容が良ければ決して安くは買えません。

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とはいえ、このクルマ、フランスの自動車です。いわゆるイタフラに属するクルマですから、このクルマの新しいユーザーはドイツ車からの乗り換え組なので、先々かなり心配があります・・・

エンジンはおなじみK4系エンジンです
そういえば先日、タイミングベルトの交換後エンジンがかからなくなった旨の電話をいただいた業者さん、お伝えした電話番号が間違っていたので、もしこれをご覧になっていたら再度電話ください。

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3.6万キロで、ちょうどブレーキパッドを使い終わった感じなので前後とも交換することにしました

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見事なくらい使い切っています。ちなみに坂の多い場所に住んでいる方は、パッドの減りが顕著なケースが多いように思います
かなり前に今は疎遠になってしまいましたが、八王子の急な登りと下りの両方がある場所に住んでいた方がいて、ブレーキパッドが2年持たないんですよ。1.5t未満の乗用車でしたが。

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リアのブレーキはヨーロッパ車では本当に多い、パーキングブレーキ併設タイプのリアキャリパー。
因みにマツダもこの方法を散見しますね。

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このタイプのキャリパー、ピストンを戻すのが本当に大変。

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エンジンオイルはリキモリの5W-40ライトドライブハイテック

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毎度大変ですが、エンジンオイルフィルターはなかなか外れません。

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おそらくこのフィルターパッキンが熱で少し融着するのでしょう
当然、戻すのは手で閉めるだけなのですが、次に交換するときにやはり上の画像のように苦労して外すようになってしまいます。

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当たり前ですがA/Cコンプレッサーやオルタネーターがまだキレイ。

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ブレーキフルードはブレーキ整備の要ですから2年毎に交換しましょう

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新しくて距離が短いので、車検もそれほど手がかかりません。

2019年8月23日 (金)

合えばいいってもんじゃない

電装は目に見えない「電気」を相手するためにしばしば間違いが起こりショートをしたり、違う部分が誤作動したりします。
特に逆接続、つまりショートは取り返しのつかない結果になることもあるので注意が必要です。

ここに取り出したるコネクター2つ。ミトと166後期のものです。どちらも同じ形状なので、どちらもヘッドライトに挿すことができます。

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しかし反対側から見てみると線の入っている場所が違ったり、本数が違ったり、線の色が違ったりしています。
これをピンアサインといいます

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つまり配線の行き先や用途が違っていたりします。太いものはだいたい駆動用電源で12Vの+が着ていると考えます。

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しかし線の細い0.5sqは5vで作用する信号線など低電流のものだったりします。太い配線でも、中がシールド線だったりすることもあります。

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入るから、なんて単純な理由で互換を信じたら大変なことになりかねません。自動車は仕様やグレード、年式などで実に細かく分かれており、素人の方で軽く考えて適当に差し込んでケガをする方をまれに見ます。
しかし誰しも神様ではないので、見ただけで何の配線かはわからないので、可能な限りテスターなどで可視化したり、配線図や回路図が必要になります。
今日、マニュアルもすごく進化して診断機とセットになっていて、診断機でエラーコードが出ると、どことどこの部分の間の抵抗値を測れとかで、そのロケーションなども具体的にイラストが出てきて説明してくれたりします。

さらに進むと、メーカーのホストコンピューターにログインして各種修理情報やパーツの発注までできるシステムが構築されていたりするようです。逆を言えば一般には整備マニュアルが出回りにくくなり、そうでなくても難しい仕組みのクルマなのに情報が手に入らないなんてこともあります。

ちなみにこんな本が手元に1冊あると便利です。輸入車も多く載っています。でも今じゃ高いんですね。

 

 

2019年8月22日 (木)

嗚呼、今日もランチアのエクゾーストがこだまする

もういい加減、長らく懸案だったランチアカッパのヘッドライトにケリがつきました

並行輸入車のカッパは前回の車検ではまだ上向きのライトでの検査だったので、大した問題にはならなかったのですが、この4年間のうちにすれ違い(下向き)灯での検査が施工されてしまい、果たしてどうするか考えあぐねていました

今年の中頃から順次、復活整備が行われ着々と僕の心を満たしてくれる状況になりつつあったのですが、その希望を打ち壊したのがヘッドライト問題でした。ここまでは下記をご覧ください。

ランチアの整備

ひょっとしたら車検に合格できるのではないかと、一縷の望みを賭け6月12日に所沢陸運局近くの荒田商事で、ライトのカットオフラインを確認したら、やはり、右エルボーが出ていました。これではたぶんダメだろうと・・・
打ち砕かれた僕の想いは、この日から本当に苦悩の道でした

僕一人盛り上がるカッパですが、ここまで来たらとことんやってやるわ!と一念発起

古いランチアの記事

スタートは2012年ごろに手に入れて、2013年から修理し始めますが、本格的に修理が行われたのは2015年です。
最初MPIに来たときはボロボロでした。
効かないエアコン、ゴトゴトうるさい足回り、すべてのドアロックが壊れて、ルーフライニングは垂れ下がり乗車した人間の髪を撫でます
これが価格応談で出ていましたから、おそらく最後は売る気はなかったのでしょう?
おそらく、中古車情報を見ていていまだに数台のカッパがありますが、たぶんまともなものはほとんどないでしょう

でも一生懸命いろいろ直してナンバーが付いたのは2015年の秋でした。
まあ、納得いくにはかなり遠いですが、なにしろ、到底売れないランチアのセダンですからあまり極端なことはできませんからねえ

でも15年から約2年間乗りました。しかし、不慮の事故でリア周りを壊して、再び長い眠りになってしまいました。
そして今年、2019年に再びやる気が起こり復活させることにしました。

まあ、そこで上の話に戻るのですが、なんとか根性で解決しました

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右側通行のものを左側通行できるようにするにはこのエルボーを消して平らにしなければならないのです

あまりの苦難に具体的にどうしたかは書けませんし、書いたところでたぶんできないと思います。
プロジェクターは割と簡単な加工で右左をコンバートできるようですが、カッパはガラスのレンズにカットパターンがあるのでどうにもできません

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この部分に光を当てないようにすればいいのですが、言うは簡単やるのは大変で、試行錯誤の連続でした

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しかし足掛け3か月かけた成果を試す時がきたのです。

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ライトは必ず光軸調整ネジが動くことを確認して、給油などでスムーズに動かないといけません。

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ありがちなパターンで、オレンジ色のバルブも剥がれてくると検査に合格できません。

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もう、コネクターのストッパーはおせんべいのようにパキパキ割れますので、できるだけ交換したいものです。

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さて出来たら予備検査屋さんの荒田さんちに向かいます

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結果は上々です。右上がりにはなりますが、平なのが判ります。カットオフラインが無いのです。
これであれば車検に合格できます。厳密にはロービームはダメで、ハイビームで合格するパターン。

ちなみにHIDを使っているために線がぼけますし、ライトテスターが迷って一番明るい所を見つけられないでいる状態です。
ハロゲンのライト車にHIDなどを入れるとこのように焦点が定まらなくなるのです。

今回の目的はライトのエルボーが無くなっているのを確認することが目的だったのでこれでよしとします。

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ちなみにハイビームはこのようになり、枠の中に焦点が合うように調整すれば検査に合格できます。

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こんどこそ恒久的にライトでは問題が起きないでしょう。
商品にできてきました。

まあ、欲しい人はなかなかいないでしょうが、僕にとってはかわいい1台です。
商品ですが。 今のところ85万円ぜんごを予定しています。

2019年8月21日 (水)

なつかしソング

たまには自動車ではなく、違うことで目の保養

 

ああ、なんて可憐な

 

こちらも可憐、と言うよりだいぶ健康的な感じ。

ぐっと新しくなって明菜ちゃん。当時僕はもうHMにイってしまったので、この曲くらいまでしか知らないんだよなあ。そりゃあ、1/2の神話か

 

ずいぶん後になって聴いたこの曲。なかなか素晴らしい

 

これは最近の画像ですが、なんとバックがマーティフリードマンとダグアルドリッジ。ありえねー

 

なんか無性に聴きたくなる70年代邦楽、80年代邦楽

 

どちらもアマゾンで絶賛発売しています。

 

このシリーズ相当細分化されていて、1年ごとに商品化されています。上の画像をクリックすれば見れますから探してみてください

 

2019年8月20日 (火)

いろいろなクルマ、まとめてかかってこいや

今日の午前は近所のカスヤさん要請でガレージに診断機をかけにお邪魔しました。

1代目はイプシロン。

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パワステが不調で、突然重ステになったりするそうです。

まー、想定通りの答えが出てきましたね。モーターが悪くなるのではなくて、今どこを向いてるのかを見るセンサーかターゲットが悪いみたいですね。記憶が正しければ単品支給が無かったような・・・ いや、部品供給があったような・・・ 

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コラムポストASSYの交換だと大変そう・・・

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でもイタ車好きな人はとことんイタ車好きですね。
ぜひ頑張って乗り越えていただきたいと思います。

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続いてご本人のカングー初期型。これはこれでかっこいいですね。さすが古くから欧州車に携わっているだけある。

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で、こちらもあまり吹けが良くなくて、エラーコードが消えないそうです

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なんか確かにエラーコードが消えない 

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既にスロットルボディは交換済みだそうです。
ナツカシのデロルトのロゴがスロットルについています。
しかしスロットルポジションセンサーにしては小ぶりです。たぶんキックダウンスイッチではないかと

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なんとスロットルバイマッスル。アクセルワイアーでバタフライを開かせるアナログタイプ。
上に黒く見えるのアイドリングバイパスです。

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これがアイドルステッピングモーターです。負荷に応じて流れる空気量を調整します。

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しかし原因はどうもI/Gコイルかハイテンションコードがクサい。

続いてゴルフ5

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エンジンチェックランプが点灯し、3000回転までしか上がらないリンプモード状態

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この結果を見て、エンジン左側のサーモスイッチと、反対側にあるフューエルプレッシャセンサーを交換したのに改善せずと

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症状は電動ファンが回りっぱなし、いかにもリレーの接点がくっつきぱなしになった内容ですが
さすがドイツ車、リレーは使っていないようです、コントロールモジュールが存在するみたいです

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なかなか実作業が伴わないので難しいですが、まずは診断からでした

 

2019年8月19日 (月)

長い休みの最後はアカデミック

ついに今年の夏休みも終わってしまいました。
皆さんはどんな夏休みだったでしょうか?
僕は昨日18日の日に少し出かけてきました。

世界遺産に登録された「富岡製糸工場」を見に行ってまいりました

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B2%A1%E8%A3%BD%E7%B3%B8%E5%A0%B4

他にも藤岡、高崎かいわいに用事をしに行った後、午後から見に行く予定で向かいました

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空が広い。

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到着しました。近代の発展の礎を作った世界遺産です

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一目見て余のデカさに閉口します

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入場料は大人1000円ですが、学生さんは250円です。やっすい。

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深谷に行くと嫌というほどいろいろな看板が出てくる渋沢栄一。この人、この製糸場も一枚かんでいるのですねえ

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そして昭和の終わりまで稼働していたとは!

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世界遺産登録のサーティフィケート。

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この見学施設のあちこちでこのような体験学習ができます

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2階に上がって

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骨組みむき出しです。すごく長い筐体です

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そして大量の窓。昔は手入れが大変だったろうなあ

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続いては生糸の学習

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書きませんでしたが、カイコの生体もあります。ダメな人が多いいもむし業ですから、画像を置くのをためらいました

こう鍋でマユを湯がいて

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このようにくるくると生糸を採取していきます。
さなぎは決して成虫にすることはないのだそうで、成虫はまゆを食い破って出て来るので、アカンそうです

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餌の桑の葉だってあります。完全な内製です

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中にはこんなライブスチームもあります。

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これだけで内燃機の仕組みが判ります。

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この日一番の見どころでした(笑)

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へえ、生まれて初めての世界遺産でしたが、社会科見学みたいな感じでした

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お土産はこちら。

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こんなお土産いかがですか?

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帰りはやはり渋滞です、レーダークルーズ付きは楽です

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さて燃費はと言うと

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約18km/L弱。意外に燃費が伸びませんでした。

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やはりエアコンの使用が原因のようです。

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ま、それでもアルファの3倍くらい走るわけですが。

2019年8月17日 (土)

フェラーリエンジンでも同じ縁の下の力持ち

たびたびブログに登場するクアトロポルテ。今回はチェックエンジンが点灯とのことで入庫です

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しかしフェラーリのV8は本当に素晴らしい
意外にフェラーリのエンジンは息が長いようで、結構な数のエンジンが作られているようです。
このQPのエンジンはF136と呼ばれるユニットで、F430に搭載されている事で有名です。
ただ、F136の後に入るアルファベットによっても用途が違うようです。
マセラティではクーペ、グランスポーツと来て、この139のクアトロポルテに行きつきます。
クアトロポルテだけでも2種類、後期4.7Lで1種類と3種類、クーペ、Gスポーツとは同じですが、QPとはエンジン型式が違います。

本家ではF430、458とこのF136で、さらにアルファロメオ8Cと同じエンジンでした、やはり末尾のアルファベットが違い、差別化を図っています。

この手法はかつて遡る事はるか前、308のエンジンも同じような道でした。
308のF106は2Vから4VになりF105として308GTB/iに積まれましたが、その後ランチアテーマ8.32に載ります
この時もエンジン型番の最後のアルファベットが違うようにしています。その後、3.2Lに拡大され328に搭載されますがそれもF105です。

イタリアはエンジンを作るのがうまくて、恐ろしいまでに長く使います。FIATのFireエンジンなんてY10から今の500だって同じエンジンですし、ランプレディL4、ブッソV6と、元を取るまで使い続ける感じですから。

で、今回はチェックエンジンですが、ご旅行にに使う際に行きしなからチェックエンジンが点きっぱなしになり、旅行中は常に消えることはなかったのですが・・・

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僕の所に来たら消灯してしていました。自動車修理あるあるです。

でもご安心。ECUはしっかり情報を咥えておりました。

 O2センサーの機能が著しく低いようです。

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O2センサーの不良の際は、確かにあまり運転にすぐさま支障が出ることが少ないので、比較的軽視されがちですが、結構大事な部品です。
エンジンが吸気をする空気はエアフローセンサー(MAF)センサーもしくはマニホールドにつけられたMAPセンサーで、吸入空気量、温度などが計算されます。エンジンECUは車速やスロットル開度などに基づき燃料噴射量を決めてマニホールド内に噴射します。(最近のダイレクトインジェクションであればシリンダー内)
で、シリンダー内でピストンで圧縮されて、スパークプラグが点火、爆発し、燃えたガスはエキマニから排出されます。
この排出されたガスの排気温度や燃え残りを見ているのが、O2センサーです。(ここでは還元装置とかは省きます)
O2センサーはさらに排気ガス内の燃え残りガソリンを無力化する触媒の後ろにも付いていて、この前後のセンサーで、空燃比を調整するのです。燃え残りガソリン量が多くなればインジェクターの吐出を絞り、排気温度が高くなれば増やしたりと微調整するのです。
例えば標高の高い場所や急に気温が変わるトンネル内など少しの違いでもエンジンの状況は刻一刻と変化します。

ですからO2センサーが完全にダメになると、燃料の濃い/薄いの判断をECUがしにくくなり、マフラー周りが真っ黒になったり、かぶったような状態になるのです。

エンジンの健康状態を維持するうえでも、環境の為にもO2センサーは修理されるべき部品であります。

今回も頑張って作業してまいりましょう。

 

2019年8月16日 (金)

プジョー306 ワイパー交換。

今日はそれほど暑くなくて、連休からのウオーミングアップとしては良い日になりました。それなりに暑かったけど

そんな中、ウチのプジョー306のワイパーを交換しました
ワイパー交換なんてチンパンジーでも出来る、なんておっしゃる剛の皆さま、そういわずお付き合い。

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洗車もしてキレイになりまして、ワイパーも本物に交換。

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なんと純正ワイパーブレード。間違えて注文しちゃった。ホントは社外のやっすいやつにしようと思っていたのに。

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とはいえ純正だけあって出来の良さはハンパじゃない、いや社外しか見ないから素晴らしく思えるのだ

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純正は独特な反りや曲がりを持っています。汎用のブレードはどうしてもキレイにつかない、なんてことがしばしばあります。

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純正は画像右側の資格の中にアームを通すのです。

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これがハダカのアームです。

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このように入れて

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さっきの四角い、穴の中にアームを通します

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そうするとパチっとはまって、最後にアームとブレードアタッチメントをハメて出来上がり

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特に助手席側の出来はさすが純正と唸ってしまいます。

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エアロ付きだし

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 でもこのクルマ、せがれに取られてしまい滅多に乗ることはありません。
初心者などにはちょうどいいかもしれません。

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2019年8月15日 (木)

気になるアイツ

うーん、最近のマツダのクルマには実にキレっキレの印象がありますが、先日の夕暮れ時、見とれてしまった車がありました。

信号で待っていた時に、ものすごいデザインのと言うか通り過ぎる時に映った風景で、ドアの平面からプレスラインの映り込みが強烈で、
車体も赤いメタリックだったこともあって、一瞬でイタリア車だと思い込みました。

数台前の赤いクルマは明らかに異才を放っています。イタリア車を見る時に感じるアレですね。
周りにあまり溶け込まない独特の雰囲気。

運よく、交差点のたびに前の数台が曲がって行き、ついに一台も間にいなくなった時に見た、リアのエンブレムを見てびっくりしました。

マツダのクルマでした。マツダ3です。
https://www.mazda.co.jp/cars/mazda3/

見えますでしょうか?このリアドア周りの絞り方。プレスラインではなく
パネルそのものがしゃくれて強烈な個性を際立たせています。

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ソウルレッドの塗装色と夕映えの中での強烈な映り込みがとんでもない造形美を際立たせます。
このクルマが遅かろうが、古いテクノロジーだろうがどうでも良いようになる瞬間です

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そしてリアのまとまりが良いですね。
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ついにこんなデザインのクルマができたかと、感慨深いものがあります。
国内のデザインでついにこんなデザインが。

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いやあ、これはかっこいいと思わせるクルマですね。
もう一度ゆっくり実物を見に行きたいものです。

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ただ、このカラー、絶対塗りたくないですねえ。
あまり鈑金やパネル交換もしたくないなあ。遠巻きに見るのは良いですが、こいつは直すのは大変そう。

youtubeを軽くさらったら出てきました

 

前回りはそれほど趣味ではありませんがサイドビューとリア回りは実に素晴らしいです

ちなみにグレーも興味がありません。黒なんて論外、ブルーもシルバーもパールホワイトもダメ。
この3コートでカラークリアーの赤が良いのです。
ま、絶対塗りたくないですが(笑)

 

2019年8月14日 (水)

アルファロメオ パーツいろいろ世界から

先日入荷した部品の数々。他にもいろいろあります。基本的に車両を販売したお客様を優先的に販売しますが
再入荷が可能のものなどは販売が可能です。
またフィルター類など、消耗品は一般の方にも販売していますので、必要な部品がある方は下記フォームまでどうぞ

http://www.mpi-bp.com/mail/mail.html

今回はエアコン特集な感じ
ピンボケすいません。エキスパンションバルブ交換には別途Oリングが必要です。そちらも販売の用意があります。

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166など前期用のエアドライヤー/レシーバータンク。中期及び後期は下のタイプですからご注意ください。

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166後期などのコンデンサー付属のエアドライヤーフィルター

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エバポレーター。こちらは残数1個。エアコンのフルオーバーホールに必要です

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166のドアロックユニット。左右前後あります

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エンジンサスペンション。アルファロメオV6系はエンジン側、ボディ側すべて同じものが必要になります。

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166後期のフォグランプユニット。

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エンジンフードダンパー、トランクブートダンパーもあります。

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エンジンマウントは先ほど注文がございまして売り切れました。

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次回入荷は未定です。再入庫するとすれば、だいたい半年後位でしょうか?

2019年8月13日 (火)

アルファロメオ166スーパーの車検

もう、販売してから2年経ってしまった166スーパー。
このクルマは購入時に徹底して整備されているので、今回の車検はあまり触ることころがありません。キレイなものです

その過去の整備の模様はこちら↓
http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post.html

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恐ろしくベーシックな整備だけ。

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ブーツ類もぜんぜんOK。

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まあ、つまり油脂類を交換して出来上がり的な感じです。

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やっぱりいいなあ、6速super。

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結局一番単価が高かったのはぶっちぎりで、50400円の重量税、2番目は25830円の自賠責。まあ、つまり諸経費だけで軽く請求の半分以上になってしまうのですね。

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完全に密閉されるガレージの中でかわいがられるクルマは幸せです。

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多少、費用がかかっても一番最初に重整備してしまうのが、どうやらこの手のクルマを維持するカギなのかもしれませんね

2019年8月12日 (月)

リアエンブレムの交換

夏休みの最中、記事の更新は少し難しいですができるだけ書きます
今回はエンブレムから

リアのエンブレムが無くなったとここに書いたのも記憶に新しいのですが
http://messiah208.cocolog-nifty.com/2/2019/06/post-4e64c6.html

確かにエンブレム付きのリアバッジはないのですが、メタルの部分だけであれば手に入るようです。一安心

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でも166のリアバッジ、単体支給はないような感じなんだけどな
みたところ14番なんだけ、既に廃止で、在庫もなくて・・・

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まあ、結果として純正品での供給があればなんでも良いのですがね

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さて、古いものを張り替えていきます。
これなんでシルバーなんだかわかりませんが、そういう時代もあったのかな?詳しく知らないけど

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僕が個人的に本物だと思うおしりの突起をめくってメタルのオーナメントをはがしていきます

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ドライバーは入れるタイミングを間違えるとカバーにキズを入れますから慎重に

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シルバーの文字でしたから裏面もシルバーですね3Mっぽい両面テープが入っています。これ、社外かなあ?

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新しいものは金文字ですから裏も金。

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貼る前にプライマーを軽く塗ります。今の時期は極端に温度が高いので、それほど心配いりませんが、接着物の温度が20℃を下回るようですと剥離の危険性があります。

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ペラペラの両面テープ

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出来上がり。

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まあ、このオーナメント、この部分を外すのが意外とホネだったりしますが・・・

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MPIでも販売可能です。MPIで買って頂いた方には電話での交換ガイダンス付きです(笑)

税別6800円

2019年8月11日 (日)

あー夏休み

すいません、今更の告知ですが、8月11日から15日まで夏休みをいただきます。
特になにをするわけではありませんが、休ませないといけない従業員もおりますし。
電話やメールでのお問い合わせはウエルカムです。

事故や突発的な故障など緊急の場合は電話でどうぞ。

04-2947-6551

夜間。早朝などはムリですよ。

 

画像が粗すぎてだれかわからん

2019年8月10日 (土)

凶器ではないもの

まあ、やはりと言うかなんと言いましょうか、今日、工場の応急用ガソリンがなくなったので
携行缶を持っていつも行っているセルフスタンドに入れに行きました

 

すると色々書かされました

免許証の番号から
住所氏名生年月日、支払い方法、給油の目的まで。

お店側もすべて僕の書いた部分の確認欄にチェックを入れる念の入れようです。
お店の方もかなり困惑している模様でした
あんな大事件のあった後ですから当然と言えば当然なのですが
一部の心無い人間や、間違った使用方法により、普通に利用する人が不自由を被るのは本当に迷惑な話です

工具や材料も味方を変えれば凶器になりえます。
自動車も高齢者が大きな事故を起こして、安全であるはずのものが凶器に変わったりしています。

気を付けようがありませんが、この世の中から犯罪や間違いがなくなってもらいたいものですね。

 

 

2019年8月 9日 (金)

ドロボーの防止部品にご用心

 その国ならでは文化なのかもしれないのですが、輸入車はこれでもか、と言わんばかりに盗難防止に力を注いでいるように思います。

ちょうどアップルのiPhoneなんかも、セキュリティに関しては実によくできています。

クルマも、輸入車はまずセキュリティから始まっているように思います。
そりゃ無理やり他人の財産を強奪するわけなので、そのドロボーから守らなければいけないのはわかりますが
いささかやりすぎなような?風に思うのは、僕が平和な日本という国に住んでいるからでしょうかね?

アメ車など盗難防止ありきみたいな感じで、ドアロックを解除しても運転席しかドアロックが解除されない(設定により全ドア解除できる場合が多いようですが)クルマがあるのは開錠したときに、助手席側からドロボーや暴漢が入って来るのを阻止する為、なんてウソともホントともとれるような事を聞いたことがあります。

アルファロメオも大体このようなアウターハンドルのカバーから始まり、オーディオのコード、自動車そのもののコードなど盗まれても使い物にならなくする物が結構あります。

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ところが実際にはこのカバーがかなり邪魔で脱着の際はいつも迷います

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ドアロックも常時在庫できるようになりましたのでご相談ください。

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取り付けなどにはこのようなプライヤーが一つあるとかなり楽できますよ。

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やっぱり盗難防止ってなければならないものなのでしょうかね?

2019年8月 8日 (木)

アツい商法

今日は暑かったですねー。MPIに来たことがある人はわかると思いますが、ほとんど涼しい場所がないので
この暑さがいかに大変かわかると思いますが、塗装室の乾燥機能を使わずしてこの温度まで上がってしまうのですから、今日は次元の違う暑さでしたね

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そんな時は頭がボーっとして思考が停止します。

そんな暑い最中になんとなくヤフオクでどこでも手に入りそうな物を買ったのですよ。
リベッターのナットのタマなのですが、なぜかヤフオクで買ってしまったのです。楽天やモノタロウでもありそうなのですがなにしろ思考停止でなんとなくポチっと。

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1280円くらいで即落して、送料1000円と高かったのですが、即落だしすぐ必要だからなんとなく買ってしまったのです

そしてらなんと ヤフオクで買ったのにアマゾンから送られてきました。
確かに落札後の長ーいメッセージの中にアマゾン倉庫から送られる場合もあると書いてありましたし、評価を見ると高い送料の上、アマゾンから送られてきたと憤慨する非常に悪い評価が散見できました。

でもなんとなく考えたら、正規のルートで仕入れをして、例えば1280円を2割引きいや、3割引きで手に入れたとしましょう
それを普通に販売したら384円の利益で、あとはエクスパックかなんかで送ってハイさようなら。仕入れを起こす分だけ、売れるまで原価を寝かすことになります。

それをアマゾンの画像かなんかをコピベしてヤフオクに載せて、後ろ指さされようがあらかじめ「1000円という送料もらいますからね」と表記して、アマゾンの正価で販売した方が、仕入れも荷造りも必要なく、パソコンを触るだけで2.5倍強の利益を得られる計算になります。
全く元手も何もなく、パソコンさえあれば稼げます。
ちなみにアマゾンで1280円の物をアフィリエイトで売れても24円くらいしか利益が出ません。
あ、アマゾンプライムの会員でないと送料がかかるから、わずかな原価はかかりますね。ヨドバシドットコムなら完全にタダですから、この商法がいけますね。楽天から直送してもせいぜい送料が600円ですから1000円の送料をもらっておけば、仕入れして販売するよりも儲かります。
まあ、プライドもクソもありませんが、道行く人に、僕はビンボーですから1000円くれませんか?と哀願するより何千倍も清々しいです。

これはよく考えた商法だと思って「非常に良い出品者」を選んでしまいました。え?みんな知っている?あら、そーですか。

その全く知らない、会ったこともない人に1000円を恵んで手に入れたナット玉を使ってジャガーのナンバープレートホルダーを直します

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フロントのナンバーホルダーのねじ穴はホルダーのプラ部分いむりやりねじ込んだ穴で、やがてボルト穴がダメになってしまいます。
そこで、1度穴を広げてナッターでナットを埋め込みます。

9mmのドリルで穴を拡大し

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1000円を奉納した尊いナット玉を入れます

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尊いナット玉をかしめていきます。

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5mmくらいかしめたところでできあがり。

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聖なるナットでナンバープレートは末永く取り付くことでしょう。

 

2019年8月 7日 (水)

ボルボS60 ABSの故障と車載工具

ああなんと月曜から痛々しいレッカーサービスで運ばれるボルボS60の登場です。

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ABS異常を訴えるメッセージがインフォメーションディスプレイに出て、しばらくはそのまま走ったのだけど
自動車の挙動がむちゃくちゃで、恐ろしいのでレッカーを呼んで、週をまたいで月曜に入庫したという顛末

診断機で見るとなるほど右前のABSセンサーのエラーコードが入っています。ここは部品を発注して試乗してみます

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かなり試乗しましたが、異常は現れず 見切りをつけてセンサーを交換してみます。

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ABS/ESPはハブについているコンダクタプレートが回転しているのを信号として、ABSセンサーが読み取り情報を送り、ABSセンサーはヨーレイトセンサーの傾き情報や4輪の回転差異、スピードの上下、スロットルの開度、ブレーキペダルを踏んでるか否かを判断して自動車が正しく前を向き、正常な状態で運転されているかを監視しています。

例えば、急いで細い路地から大きな国道に西部警察よろしく、飛び出してリアがドリフトしたら、ABS/ESPのランプピカピカ点滅し、運転者から一度運転を取り上げてクルマが強制的に前を向くよう勝手に各車輪のブレーキが作動して、その間は運転者がどんなにアクセルを踏んでも反応しない仕組みになっています。

しかし、今やABSのセンサーの回転信号からの情報は大変重要で自動車の速度をECUが共有したりで、ABS信号が途絶えるとクルマが混乱して困ってしまうことが多々あります。

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ボルボの場合はこんなところについているのですね

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これが何かしらの理由で情報を発信できなくなりレッカーの世話になってしまったようです。

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かなりサビも出ています。

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このABSセンサーはブレーキのバックプレートに隠れるようにしてあるので、少し長い目のトルクスソケットがあると取り外しに便利です。

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新しいセンサーを取り付けました

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再び診断機を接続してエラーコードを消して

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DTCが消えた事を確認して終了です。
とはいえ、ABSユニットそのものの不良が隠れていることも結構ありますので、しばらく乗ってもらって様子を見ます。
ああ、どうかこれで終わりますように

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ところで、今回古いABSセンサーがガジガジに固着して、外すのに結構手間がかかりましたが、このウオーターポンププライヤーで引っこ抜きました。このプライヤーはかなり長い付き合いでして、本当に重宝しています。

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元はと言えばトランスパランスの店長さんがむかーし乗っていた、同じスウェーデンのSAAB900の車載工具にあったものです。
もう17-8年くらい前だと思いますが、廃車の際にとっておいたものです。

今までちゃんと確認したことないのですが、これ、明らかにクニペックス製だと思っていたのですが、どうやら間違いないようですね。造りがそっくりです。

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どちらもMade in Germanyの文字があります。
国産車もそうでしたが、昔の車載工具って結構良いものがあったりしましたね。
特にバブルの頃のインフィニティとかFD3Sとか
まあ、車載工具の性能などプロ用工具からすれば到底使えるシロモノではないのですが、中にはこのような物もあるのですねえ

このオレンジの車載工具のおかげで、本家のクニペックスの「アリゲーター」の出番はほとんどなくなってしまったのでした。
車載だったことを思うと相当無理な任務に就かせますからねえ。

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どちらもW.-GERMANYと刻印があります。うえの車載工具は昭和63年のサーブ900に。僕のアリゲーターは僕が22歳(1989年)くらいの時に買ったもの。つまり統一するドイツになる前の商品なんですね
クニペックスが本社を置くヴッパーダールにはさらにのちに出会うスタンドックスが本社を置く場所なのです。

 

2019年8月 6日 (火)

レア部品ぞくぞく

本日も166用の部品がはるばる海を渡ってきました

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後期用のエアコンコンデンサーに付けるエアドライヤーフィルター。
前期用も入荷しています。エキスパンションバルブもあります。

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166のフロント足回り1台分。ゴミじゃありませんよゴミじゃ
ロアアーム左右、アッパーアーム左右、スタビリンク左右

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画像はありませんが、V6用のエンジンマウントもあります。

 

先日書きましたが、リアのエンブレムが無くなってしまったのですが、オーナメントのプレートだけ出ると言われ、中国製のインチキ品ではないかと試しに1つ導入したら、なんと本物のアルファのものでした。

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こんなの販売しているとは知らなかった。

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裏の糊も付いています。たぶんほかにも糊付けないと剥がれそうだけど

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この突起が本物の証だと思っています。

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定期的に入荷する予定です。

ちなみにV6用のマウントはこちらです

http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-9fef76.html

2019年8月 5日 (月)

あのミトが再び

先日、宇都宮までツアーしたミトが、なんと早くも帰って来てしまいました。

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すわ、何か整備ミスかとたまげましたが、駐車場で逆突されてしまったと。
おお、それは良いハナシ けがが無くてよかったです。

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MPIで一生懸命中古車を販売する理由の一つに、事故などで入庫する可能性を秘めている、というのがあります。
もちろんお付き合いのあるクルマ屋で修理するのもあるとは思いますが、僕が販売した自動車をほかの鈑金屋で、特に適当に直すところに出してほしくないのです

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グリルにも擦過傷があります

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ナンバーもステーもぐんにゃり曲がってます。

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ずいぶん焼けたエンブレムもキズが...

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バンパーを取り外すとプラスチック素材でできたコアサポートが出てきます。

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一通り分解して新しい部品を待ちます

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新品は当然、無塗装ですから塗装しないといけません

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塗装の前にはこのようなバンパー用のプライマーを塗装します。

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こちらも純正のラジエターグリル

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バンパーのサイドサポートも壊れていたので新調しましたが、ブラインドリベットで止めてあります。
ドリルで切り取り、残りはベルトサンダーで削りますが、どうしてもボディの一部を削ってしまうので、そんなときには亜鉛を塗ります。
ボディ色をタッチアップしても錆びてきます。普通の塗料は通気するのです

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欧州車を多く扱うお店ではリベッターが手放せません。僕も本当に古くからエアリベッターを使っていますが、昔は高かったのですが、今は一般的になりました。

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でもブラインドリベットの種類は手加減なしです。僕の工場でもぶっといのから細いのまで、オールアルミやフラワーリベットまで多種多様にそろえていますが

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でも今回、ミトのバンパーステーに使われていたリベットはありませんでした。
とても長いのです。

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ちょっと判り辛いですが、ステーに下駄があり、バンパーが入る分の逃げがあるのです。
それゆえかなり長いリベットが必要になるのです

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今回は遠くまで納車に行かず済みそうです。

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お客さまには本当に感謝であります。

2019年8月 4日 (日)

成約御礼 ジャガーXタイプ エグゼクティブ

先月の終わりに成約をいただきました。
今度はジャガーです。

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アルペンホワイトのボディ色。状態もかなり良いです。

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不幸にして2100CCのエンジンに1520Kgの車体重という完全に日本の税体系を無視したクルマ。

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しかし恐ろしくキレイなのはヒミツがあります。

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なんと距離が22560Km。これ、本物です。

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ダッシュボードのシボやウッドパネル

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ルーフライニングも恐ろしいまでにきれいというか使用感が無いです。

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もちろん運転席はそれなりに使用感がありますが、それでも相当キレイです。

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これだけ走行距離が若いと、足回りからのゴトゴトやカタカタ音もなく、また、オーディオの感じなどもまるで新車のようです。
でもイタフラのクルマだとこのようにはいかないかなあ、ウチのプジョーも21000kmだけど、ぼろいもんなー

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ヘッドライトにはリコールが出ているそうです。過去に一度リコールが出てヘッドライトとフュエルポンプにリコールが出ているのに、なんとさらに同じ部品が再リコールなのだそうです。

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アルファなんかあんなに燃料漏れが頻発するのにリコールにならないのになあ。

良いクルマが手に入りよかったデス。頑張ってメンテしていきまっしょい

2019年8月 3日 (土)

街でウワサのあのお店

いつの間にかできたウワサの高級食パンの店「乃が美」所沢店に行ってきました

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そもすると結構な人数が並びます。この時は並んでいなかったのですっと入ってそのまま買えました。
元はコンビニだったところでどこかその面影が見れます

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毎朝パン食の僕には非常に楽しみです。

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誰か知りませんが既にサインが飾ってあります。まだオープンしてからそれほど経っていなのに。

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1斤の方は既に完売、2斤分くらいの大きさの1本を買いました。
864円でした。自らを高級と言い切ってしまうくらいですから値段も堂々たるものです

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こちらで製造までしているようです。どこかで作って一括配送ではないのですね。好感が持てます。

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作りたてなのでしょうか?冷やしているようです。

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なんとなくジャムも扱いがあるようです。

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さて肝心の食レポですが、あまりにおいしいので撮影する前に全部食っちまいました。

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でも、僕は最初から焼いて食べました。

焼いていつものフィンボのいちごジャムをぬったくって食べました。

余談ですがこのジャムについては以前記事にしています。
http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-eee6.html

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ある日はイタリア産のママレードをぬったくって食べた日もありました。

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うーん、うまい。やはりうまい。ふわっふわでした。

2019年8月 2日 (金)

商品車 アルファロメオ166 

ちょっと手が空いたのでオーロラ166の商品化を進めます。

新品のライトを搭載するハナシは既報の通り

http://messiah208.cocolog-nifty.com/2/2019/07/post-cf7432.html

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ヘッドライトバルブのLED化は初めての経験です。 

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実車に取り付けてみます。

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やっぱり新品のライトレンズって透明度が全く違いますね。

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ロービームは内側のプロジェクターです、ハイビームの外側はハロゲンです。

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真昼間の点灯でこんな感じ。強烈に明るいです

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イメージはこんな感じ。本当のライトだと、常にレベライザーが機能するアダプティブヘッドライトなのですが、残念ながらこのライトはマニュアルのレベライザー仕様です。マニュアルのレベライザーとアダプティブライトだとレベライザーモーターの動きが早いので、たぶんマニュアルの物には向かないと思いまして、今回は配線していません。。

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6時頃に照射試験してみました。

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強烈に明るいです。ちゃんと左エルボーも出ています

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続いてエアコンのエラーの原因にもなっていた例の車内循環のレバーを交換します。

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そのままでは作業できませんので、ワイパーリンクを外します。
すると視界も作業空間も広がって簡単に作業できます。

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もはや芸術的に薄い部分を持つレバー。こんなところのカタチこだわらなければ良いのに。

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これでGo to workshop なんて寂しい事言わなくなるでしょう。

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 どんどん進むオーロラの166ですが、もちろん商品です。

この後は
車内のセンターコンソールなどの塗装。前後バンパーの交換。ドアロックとアウターハンドルの交換。ルーフサイドドリップモールの交換
フュエルポンプの交換。これをまとめて車体価格98万円を予定しております。

当たり前ですが1台しかありません。オーロラとか特殊なボディカラーは滅多にありませんので、売れたら後は手に入らないです。
強烈な個性、まずすれ違うことのない超趣味車ほしい方、お待ち申し上げております。

 

 

2019年8月 1日 (木)

あなた、それでもディーラーが好き?

今日はひどい一日でしたねえ。何がひどいって
僕は誹謗中傷は嫌いですが今日は我慢できませんでした

まず詐欺の電話ですよ。工場の200Vの契約が2種類選択できるようになったんですよ~  みたいな電話が昨日かかってきて
検針だけしたいので、お客様番号の記載のある請求書だけ何月の分でも良いので、手元にご用意しておいてください。

こんな電話があったのです。当初、ああ、節電ブレーカねと思い「いらねーですよ」的なオーラを全開で出していたのですが、
「節電ブレーカとかじゃなくて、契約方法ですから」と切り返され、ふーんと聞いてしまったのがよくなかった。

今日の午前に再度電話があって、お客様番号記載の請求書は用意できましたか?と運転中に電話があり
ありましたよ、と言うとじゃあ読んでください、と。
いや、今、運転中だから工場帰ったら見るよと断ったのですが、なにしろ忙しいのと暑さで、怪しいとは思わなかったのですが

1.異様に聞き取り辛い電話
2.よくよく聞いていると自分の会社名を言わない
3.現場の人間を行かせる前に先にお客様番号を聞きたがる
4.携帯電話からの着信。

なんか不自然だなあ、と思いネットで調べると、ありました
どうやら詐欺系の電話のようです。

08069532666

これ、詐欺の電話ですから皆さんご注意あれ。番号を教えなかったらかかってこなくなりました。
もっとまっとうな事をしようという気にならないのかなあ?

 

今日はこれで済まず

昨年末に販売したNV200のお客さんから電話がかかってきました

まずはこの記事をご覧ください。

http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/nv200-5084.html

http://messiah208.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/nv200.html

そのNV200にフォグランプを取り付けた記事ですが、お客さんがリコール修理の為にはがきの来た日産に、作業を依頼しに行ったそうです。

https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report4164.html

このリコールはヒューズボックス内のBCMを交換する作業だそうで、リコール作業後にフォグランプが点かないことに気が付いたユーザーが再度ディーラーを訪れて点灯しない旨を伝えたところ、良くない結線方法があり、やり直したので1万円とられたというのです。

僕は驚いて、そりゃ騙されてますよ。と言ったのですが本人はまあ、もういいけどねなんて感じで気にしていない様子。

収まらないのが「よくない結線方法」と指摘されたこちらの方です。ディーラーのヘボ整備士ごときに良くない配線呼ばわりされて黙っているわけにはいきません。
仕事は看板です。ディーラーのような安くて汚い看板とは違い、作業者のプライドがかかった看板です。
それを汚されたのは看過できません。

電話してどういうことか説明を求めました。

当初サービスフロントが出ましたが、ちんぷんかんぷんで、もう少し日本語わかるスタッフに代わりました。
しかしこの人も知識がないのか仕組みを知らないのかわかりませんで、3人目にして作業を指示したと思しきスタッフが出てきました。

なぜ、このような作業をしたのか経緯を聞くと、危ない配線だったのでお客さまには説明して外しておいたのですが、フォグランプが点かないということでお戻りになられたので、このような危ない配線ですとそのままにはできませんので、費用が掛かる事をお客様に理解の上作業しましたと。

ふーん、なるほど、効いていた内容と少々違うところはあるものの、素人さんから正しい説明を引き出すことは難しいから、金額を支払ったことはお互い合意の上、作業があったと判断して、問題はその危険な配線です

僕は「金額うんぬんはしょうがないとして、危険な配線とは何か説明してくれますか?」
先方は「ヒューズに裸でアルミだかが巻き付けてあって、それがヒューズの左右の足に入ってヒューズの意味をなさなくなっていましたので。

僕は「それが危険だと?」先方「そうです」
僕「そうですか、ではその危険な状況がどのように起こっていたか説明できますか?」 先方「はい、できます。」
僕「これから同じものを持って伺うのでその危険な状態を見せてください。」 先方一瞬戸惑うも「はい、では来てください。」

となり、行きましたよ、そこそこ近所の日産ディーラー。こちら怒り心頭でしたが、そこは温和に

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しばらく待たされた後、作業をした若いメカニックの上司と思しき僕の半分くらいの年齢の整備士と、さらにその子の上司と思しき整備士と、なんいも知らなそうなフロントだかの人3人。腕には燦然と輝く1級整備士の腕章。僕はボイスレコーダーをおきながら、話を聞きました。

作業を指示した子は、実作業をした若いメカニックから相談があったといいます。このような物が付いていたがどうするか?
これは外しておこうとなったそうです。
僕がなぜ、外そうと?聞くとこのような状態になっていたのでと
電極の部分を真ん中にずらしました。

その時の状況は撮影できないので、この画像で説明しますが、ウルトのヒューズから電源を取り出す商品はヒューズに直接はめ込むタイプです。少し入れるのにこつがいるのですが、慣れてしまえばヒューズの電流値を考えずに使えるのでまあまあ便利なものです。

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ヒューズを挿した状態。これを真ん中までずらして
この画像、本当はミニヒューズなのですが、最後の一つをディーラーで壊されてしまい大きい方のヒューズでやりますが、ミニヒューズだと電極部分が足と足の間に電極が嵌るのです。

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担当氏「このように」 僕「それじゃあ、端子が接触しないからそもそも電気が流れないから点灯しませんよ。」
担当氏「すいません、どのようについていたかは完全に確認できなかったのでご説明できません」

「そうですか?ではあなたが両方の電極に接触するように危険な状態を作ってみてください。」と僕
いろいろ挿し方を変えたりしても当然そうなりません。
僕「当然そうはなりませんよ、そのような商品として販売されたものですから」

担当氏 言葉を明らかに選びながら「このようなものをディーラーではそのまま使い基に戻すことはできませんので」
つまり、こんなインチキな部品を使ってこっちは仕事をしない、もっと簡単な方法でやるわと

僕「これはこのようにしてヒューズボックスに挿して使うんですよ。」

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正しい入れ方、使い方を見せて

「これのどこが危険かと? これ、作業したときの画像がありますので、このまま挿してあったはずですが、外したら基に戻せなくなってしまたのではないですか?確かに知らない間に誰かが外してうまく入れられず良くない状態になったとは言えない事もないですが、状況証拠としては、リコール前までは点灯していたフォグランプ、しかもユーザーの強い希望で取り付けしたLEDフォグが、そんなインチキな結線していたら点灯したり、しなくなったりするでしょう?先に抜いたが元に戻せなくなった。とみるのが自然ではないですか?」

話半分にいろいろ挿したり抜いたりする担当氏 

「僕は、触ったことないものを触ってわからない物を、危ない配線とか、いい加減な配線と言われるのが心外なのだと言いたいのです。」
と僕は言いました。
「ここに何A流れてその先の装置の消費電力がどれくらいなのか確認したのか?それでもなお危険と言えるのか?それをちゃんとユーザーに説明できない方に問題があるのでは?」とも言いました

すると、今まで黙って聞いていた、担当氏の上司と思しき人が
「すいません、こちらの認識不足でした。このような部品を見たことが無かったものですから、こうしてみるとしっかりBCMに入り安全であることは良くわかります。大変申し訳ありませんでした」と話し出しました。

彼の話でわだかまりは解けました。

僕らは信頼の上で作業をしている商売なので、軽々しく危険とか言われたくないのです。
また、電気をわからない人に限って危険だとか、不良なやり方などと真相をぼかしたような話をします。

正しく使っていれば端子がたとえ裸でも完全に密閉されたヒューズボックスの中でも安全です。

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電装修理の多い輸入車ディーラーのフロントの人は、さすが理解度もスキルも高いですが。まずはしっかり外したものをもとに戻せと。あと自分の経験値や知識でしか解決できないものや、分からない事をごまかさずによく考えてほしいです。思考を失った人間はサルです
ちなみに彼らはこれは見たことがあるそうです。

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エーモンの商品です。ウルトの物より安いので僕も使いますが、アンペア数をそろえる必要があります。
ウルトの物はヒューズに直接つけるので電流値に関係なく取り付けできます。

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それをちゃんと理解しない人が説明し、さらに何も知らないフロントに伝達ゲームをするもんだからどんどん間違いが広がっていくのです。
ディーラーの人がエレクトロタップを使い...なんて言っていましたが、よっぽどノイズを拾う下人なのは認識しないのかなあ?

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まあ、大きい組織は意思の伝達に時間もかかり内容が少し少しボケていく、アナログディレイのようです。

作業者とお客さんと相対するフロントがデジタルディレイのように全く変わることなく考えが伝われば心配ないのですけどね。

あー、長田くん、ウルトの商品は良くない部品だってよ(笑)

 

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